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2021年8月31日5 分

賃貸で防音性に優れた部屋は、正直ないといったほうがいいのかもしれません。

最終更新: 2021年9月1日

賃貸物件で生活するにあたり、多くの方が懸念されることといえば、室内の防音性。

賃貸物件は、ひとつの建物の中に「複数の部屋」が隣接していることから、どうしてもお隣からの生活音が聞こえてくるもので、また音に関する認識は、人それぞれ異なることから、どうしても生活音トラブルは、発生してしまうもの。

賃貸物件に住むときには、やはり「防音性が優れた」物件に住みたいと、誰もが思うところですが、では実際の現場において、防音性に優れた賃貸アパートはあるのでしょうか?


目 次

1.鉄筋コンクリート賃貸は、防音性に優れていると聞くが…

2.防音マットは効果的か?

3.部屋探しにおいて大切なこととは?

4.まとめ


1.鉄筋コンクリート賃貸は、防音性に優れていると聞くが…

よく「鉄筋コンクリート賃貸」は、防音性に優れていると言われています。

どうしてなのかというと、コンクリートを流し込んで造られていることから、隙間ができにくい=防音性が高いからと言われています。

実際、新築・鉄筋コンクリート賃貸が「募集を開始」されると、あっという間に満室になってしまうのは、多くの方が鉄筋コンクリート=防音性に優れているといった認識を持たれている方だと、推察できます。

しかし、管理会社担当者の話では

鉄筋コンクリート賃貸であっても、他の構造賃貸物件同様、生活音トラブルは普通に発生しているとのこと。

鉄筋コンクリート賃貸を建設・管理している某大手管理会社物件に入居されている方の意見(全ての方の総意ではないと思われますが…)としては、生活音トラブルが普通に発生している=他の構造賃貸と同様のトラブルが発生しています。

一部を取り上げてみると…

●新築賃貸マンションに入居しました。鉄筋コンクリートで遮音性が高いとのことで決めましたが、階下から、斜め下の階下から子供の走る音が聞こえてきます。

●某県の✖✖マンションに4年間住んでいます。

4階に住んでいますが、5階の家族の騒音に耐え切れずあと2週間で退去することにしています。最初は多少の騒音は我慢できるという自信がありました。

音に敏感な方に不向きだと鹿児島の方も書いていますが、敏感でない私ですが我慢できませんでした。✖✖の構造自体が騒音を増大するのです。

どんな騒音がするかと言えば、天井まで1m以上離れているのですが、頭のすぐ上で子どものヒーンという鳴き声や床を思いっきり踏みつけるドーンというごう音、これが異常に増幅します。最初の1年はよかったのですが、後の3年間は悲惨でした。下の階のことを微塵も配慮できない家族だったのです。

そのうち転居するだろうと頑張りましたが、いまだに転勤しないので、こちらが転居することにしました。

これは推測になってしまうのですが、おそらく「騒音を出しているであろう」方は、鉄筋コンクリートだから、「多少の生活音は許容範囲だろうといった認識を持たれているのでは」と思います。誤った認識から、この様な問題が発生していると思われますが、ただ騒音トラブルが原因で、どちらかが退去しなければならないことは、正直とても悲しいことです。

2.防音マットは効果的か?

ホームセンターなどに行くと、壁に直接貼れる(原状回復可能な)防音マットが販売されています。

生活音を少しでも抑えたいと考えている方には、予防的な対策としては、有効的になると思われます。ただし防音マットと言っても、100%防音できることではなく、また費用面や室内のデザイン性のことを考えた上で、設置するかどうかを決めないと、室内空間がダサくなってしまうので、その点は注意が必要です。

3.部屋探しにおいて大切なこととは?

防音性が期待できると言われている「鉄筋コンクリート」賃貸であっても、通常の賃貸アパートと同様に「生活音トラブル」が発生していると聞くと、どの賃貸に住めばいいのか、正直わからなくなってしまいますよね?

賃貸業界的には、「生活音が全く聞こえてこない物件は、あり得ない」のが常識となっているものの、生活音トラブルがほとんど発生していない物件は、実はあり得る話。

生活音トラブルが発生しにくい物件の特徴とは、ズバリ「入居者の質が高い」物件。

具体的に言いますと…

①家賃が安い物件は避ける

家賃が安いということは「それ相応なり」の人が入居している/これから入居する可能性が高くなり、トラブルを引き起こしてしまう可能性は高くなります。

②ごみ置き場や共用廊下が汚い物件は避ける

ごみ置き場や共用廊下などが「汚れている」「汚い」場合、入居者の質が悪いことが予想されます。実際、入居マナーが守られていない物件においては、トラブルも発生していることから、入居希望条件に合致していたとしても、ごみ置き場などが汚い場合には、必ず担当者に「クレームが多い物件かどうか」を確認したほうがいいと思われます。

③仲介担当者に確認をとる

不動産仲介会社の担当者は、常日頃から物件案内を行っていますので、お客様が選んだ物件が「アタリ物件」なのかどうかは、すぐに判断することができます。

入居者トラブルが頻繁に発生している物件では、入居前に「告知」することが多いのですが、グレーな場合は告知しないこともあるかもしれません。

賃貸サイト上では、この様な情報はまず掲載されないことから、もし少しでも快適な生活を送りたいと考えている方は、仲介会社担当者に「クレームが多い物件なのかどうか」確認されることをおススメします。

4.まとめ

賃貸物件において、生活音に悩まされてしまうと、ストレスが溜まってしまい、感情が爆発してしまいますよね?

生活音トラブルが発生した時には、絶対に「当事者同士による話し合い」はせず、対応を管理会社に任せるのが、一番よいやり方です。

当事者同士の話し合いをしてしまうと、感情が先行してしまい、解決するどころかかえって悪化してしまい、最悪はどちらかが退去してしまうことをあり得ます。

騒音トラブルが多い物件かどうかについては、現場担当者が一番よく把握しているので、もし気になる方は、見学時に確認されることをおススメします。

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