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2019年11月4日4 分
おはようございます。
甲府市大里町で「家族団らん型賃貸アパート」を経営しております、グレイスロイヤル・オーナーの長田 穣です。いつもブログを読んでいただきまして、ありがとうございます。
賃貸アパート・マンションの最大の宿命とは？
退去は絶対に避けられないことです。
転勤や戸建て住宅に住み替えるなどといった理由で、退去される方が圧倒的に多いのですが、ただ入居されている方が心配されているのが「退去時の費用」がどのくらい発生してしまうのか？
入居されるときに、退去時に発生してしまう費用などについては、仲介会社の担当者から説明を必ず受けているとは思いますが、正直言って契約時の説明を鮮明に覚えている方は少ないのが現実。
ただ、下記に記載されたことをしっかりと行っていれば、意外に退去費用を抑えることは簡単にできます。
現在では、公共交通機関や飲食店などでは「完全禁煙」となっているところが殆ど。
愛煙家の方にとっては、肩身の狭い時代になってしまいました。
外で気軽にタバコを吸えないからといって、お部屋の中で気兼ねなく一服したい方…。
その行為は控えてください！
というのも、長年室内でタバコを吸っていると、壁紙にたばこのにおいがついてしまい、ニオイを消すことはできなくなってしまいますので、退去時にニオイがついてしまった壁紙の交換費用を請求される可能性が高くなります。仮に長期入居（6年以上）されていたとしても、たばこのニオイについては経年劣化として判断することは難しくなります。
もし、タバコをどうしても吸いたい方は、キッチンの換気扇付近（もちろん換気扇を回すことが条件となります）や室外で吸われた方が、絶対的にお得となります。
賃貸物件には、クロスと呼ばれる壁紙が壁に貼ってありますよね？
実は、壁紙の耐用年数は入居してから6年間と決まっていて、6年以降の壁紙の価値は1円と国交省のガイドラインにも記載されているので、長期入居されている方にとっては、退去費用を格段に抑えることが出来ちゃいます。
ただし、先ほどの「タバコのニオイ」もそうですが、壁紙にいたずら書きをしてしまった場合、たとえ6年以降の壁紙の価値が1円であったとしても、退去時にいたずら書きをしてしまった個所の一面部分の費用を請求される可能性は高くなります。
これは、グレイスロイヤルで実際にあった例ですが、約10年間ご入居されていたお客様が退去されたとき、退去費用が約40万円発生してしまいました。
一見すると、管理会社やオーナーが故意に判定をしたのでは？と思われてしまいますが、実はご入居者様のお一人が、壁に穴を故意に開けてしまい（壁を殴った形跡があったとのこと）ました。壁に穴をあけてしまった個所が複数あり、また設備の一部も破損させていた状態で、引き渡していましたので、当然経年劣化による損傷であるとは当然いうことが出来ないほどの、悲惨な状態であったとのことです。
このようなケースはほとんどありませんが、例えばテレビや冷蔵庫を長年同じ場所に置くと、壁紙が汚れてしまいますが、これは「経年劣化」によるものですので、退去時に費用発生することはありません。ご安心ください。
日常生活を送る上で、どうしても、汚れは発生してしまいます。
よくありがちなのは、床にジュースなどといった飲料をこぼしてしまった場合…。
すぐに床をぞうきんなどで拭けば、床にシミなどはつきにくくなりますが、ただ床にシミなどが残ってしまい、シミをとることが難しくなると、経年劣化によるものと主張することは難しくなってきます。
いかがでしたか？
今回退去費用のことをブログで取り上げた背景には、先日ネットで「退去費用トラブルに発展するケースが増えてきている」記事を見つけたからです。
普通の生活を送っていた場合、退去費用が高額になってしまう恐れはほとんどありませんが、ただ一部のこころない管理会社では、退去時に高額な費用を請求することもあるとのことですが、当物件ではこのようなトラブルに発展したケースはありませんので、どうぞご安心ください。
今日も最後までブログを読んでいただきまして、ありがとうございます。
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