top of page

カップルが賃貸同棲を開始する際、注意すべき部分とは?


今までは別々の所で暮らしていた「カップル」の方が、同棲を開始しようと思った時、しっかりと計画性をもって部屋探しをしないと、入居後後悔してしまう恐れは十分にあり得る話です。


特に、結婚を視野に同棲開始する予定のカップルの方は、将来のこともある程度想定しながら部屋探しをしないと、下手すれば「住み替え」をしなくてはならないので注意が必要です。


 

目 次

 

1.築年数によって、家賃は大きく異なる

築年数によって、家賃は大きく異なる

お部屋探しをされる際、生活したいエリアも気になりますが、それと同じぐらい「築年数」も気になるところです。


一般的に、築年数が浅い物件は「入居希望者」が多いのですが、家賃は高めに設定されています。一方築年数が経過している物件は、家賃は抑えられていますが、物件によっては「設備が古いもの」を使用していることもあり、妥協できるかどうかが焦点となってきます。


築年数のメリット/デメリットをまとめると、次の通りとなります。


【築年数が浅い/新築物件のメリット】

・最新設備が充実している。

・インターネット無料化対応している。

・物件によっては家賃支払いがクレジット対応している。

・物件によっては、収納が充実(クローゼット、屋外物置)がある。


【築年数が浅い/新築物件のデメリット】

・家賃が割高傾向。転職や子育てなどによっては、家賃支払いがきつくなる可能性が…

・敷金や礼金が設定されているケースが多いため、初期費用が家賃5~6か月分前後になる

・インターネット無料物件では、利用者が多くなると「速度低下が起きやすく」なる

・人気エリアにある物件では、募集開始と同時に部屋が埋まる可能性がある。

・築浅物件といっても、生活音トラブルは起こり得る


【築年数が経過している物件のメリット】

・築浅物件より、家賃がリーズナブル

・敷金や礼金が無料となっている所もあるため、初期費用を抑えることが可能に

・交渉次第では、フリーレントをつけてもらえる


【築年数が経過している物件のデメリット】

・物件によっては、設備投資に消極的なため、設備が古いままとなっている

・設備不良が発生しても、対応してくれない物件もあり得る

・家賃が安い物件ほど、入居者/管理の質が極端に低下してしまう


築年数が浅い/古い物件双方とも、それぞれメリットやデメリットはありますが、もし家賃は抑えつつも、おしゃれな部屋で暮らしたい場合には、リノベーション物件がおススメ。


リノベーション物件とは、築年数が経過しているものの、室内設備や内装が一新されている部屋のこと。

室内空間が「古臭い」というようなことはなく、まるで新築物件で生活しているかのような雰囲気となり、さらに家賃も新築や築浅物件と比べると、抑え目であることから、住居費を抑えたい方にとっては、魅力的な部屋と言っても過言ではありません。


ただし、リノベーション物件といっても、物件によっては「クオリティー」に大きな差があるだけではなく、設備不良が万一発生した場合、対応が遅い物件もあり得るので、もしリノベーション物件を探す場合は、家賃が安すぎる部屋は、検討しないほうがベストです。



2.将来を見据えた部屋探しが必要

将来を見据えた部屋探しが必要

一般的に、これから同棲を開始する方は「結婚を意識」されている方が多いので、結婚後も「現在と同じ賃貸」に入居されると思いますが、もしお子さんが生まれて「家族が増えた」場合、間取り的に「広め」の部屋を選ばないと、場合によっては「部屋が手狭」になってしまい、住み替えを検討しなくてはならなくなります。


住替えとなると「退去費用」「引越費用」「新居における初期費用」が発生してしまうことから、損をしてしまう可能性が極めて高くなりますが、同棲をするタイミングで「間取りが広い部屋」を最初から選択することによって「部屋が手狭になることによる住み替え」を抑制することが可能となります。


個人的におススメなのが、間取りが2LDKのお部屋。

洋室が2部屋あることによって、お子さんが生まれるまでは、1部屋を寝室にして、もう一部屋を客間や物置、ケンカをした際「頭を冷やす場所」として使うことができ、お子さんが生まれて、大きくなった場合は、お子さんの部屋に充てることができるため、使い勝手がよくなります。



3.テレワークを見越した部屋探し

テレワークを見越した部屋探し

現在では、結婚後であったとしても「共働き」が当たり前となっていますし、さらに「コロナ禍」を契機に「テレワーク」に切り替わった方も、ある程度入ると思いますが、同棲するタイミングで、間取りが広い部屋を選択することによって、1部屋を「仕事部屋」にすることが可能となってきます。


LDKで仕事をするとなると、人によっては「見られたくはない」と感じる方もいるので、抵抗感が生まれやすくなりますが、1部屋を「完全な仕事部屋」にすることによって、見られているというようなことにはなりにくくなるので、安心して業務に打ち込めるのではないでしょうか?



4.インターネット環境

インターネット環境

今の時代、インターネットは当たり前のように利用していますが、お部屋を借りる場合においても、インターネット環境は充実していた方が、いいに決まっています。


賃貸業界においては、築年数が浅い物件を中心に「インターネット無料化」となっています。これは入居後「インターネット接続手続き」をしなくても、すぐにインターネットが利用でき、さらに毎月の使用料も発生しないことから、今の時代に一番合っていると言っても過言ではありません。


しかし、インターネット無料物件では「一つの回線を複数の部屋で共有」することから、多くの方がいる「夜の時間帯」を中心に、一斉に動画やオンラインゲームをされてしまうと、回線がパンクしてしまい、速度低下が発生することもあります。


学生向けアパートや単身者向けアパートであれば、インターネット無料化物件を選択されたほうがいいと思われますが、インターネット環境を充実させたい方は、インターネット無料物件は選択されないほうが、いいのかもしれません。



5.少しでもオトクに住みたいなら、閑散期がベスト

少しでもオトクに住みたいなら、閑散期がベスト

同棲をこれから開始する際、ベストな時期があるのをご存知でしょうか?

それは、閑散期に部屋探し~入居することです。


賃貸業界においては、繁忙期と閑散期がしっかりとあり、繁忙期は「毎年1月~3月」となっています。この時期は「新年度に向けて」多くの方が賃貸物件探しをしていることから、不動産賃貸業界にとっては「年1回の最大の繁忙期」となるため、入居交渉しても「難しい」と断れる可能性が高くなってしまいます。


一方、5月の大型連休明け~8月のお盆前までは、閑散期に入ります。

閑散期に入ると、お部屋探しをされる方が「極端に減少」してしまい、土休日はそこそこ問合せやお部屋案内はあるものの、平日に至っては「来店者数0人」も当たり前となってしまいます。


仲介会社にとって閑散期は「売り上げが減ってしまう」ため、1件でも多くの契約を取りたいと思っているため、入居交渉が入った際においても、可能な限り「受け入れてくれる」可能性が高いことから、同じ部屋に入居する場合があったとしても、繁忙期より閑散期の方が、オトク度的には大きな差異が発生します。


さらに、引越し業界においても、1月~3月は「繁忙期」となるため、曜日によっては「特別料金」となっていることがありますが、4月以降になると「通常料金」に切り替わるため、引越費用を抑えることが可能となります。


 

~ご安心ください~

閑散期にお部屋探しをする際、募集中の部屋は「繁忙期中に成約することができなかった売れ残り的な部屋」といったイメージが強くなってしまいますが、閑散期であっても「お客様の希望条件に合った部屋」は、必ずと言ってもいいほど「ある」ので、ご安心ください。


なお、新築物件や築年数5年以内の物件では、入居交渉しても「断られる」可能性が高いので、要注意です。

 

6.まとめ

いかがだったでしょうか?


同棲を開始すべく「部屋探し」をする際、広めの間取りの部屋を選択することによって、結婚~子育てをすることになったとしても、住替えする可能性が低くなることから、余分な費用を出すことが無くなりますので、仮に家賃が少しオーバーしたとしても、トータル的に考えれば、むしろオトクなると思われます。


なお、お部屋探しをする際、一番気を付けないといけないのが「家賃」

同棲~結婚後においては、共働きをする方が多いものの、ライフスタイルの変化(転職・妊娠など)によっては、収入減少してしまう可能性が高くなり、家賃予算が完全にオーバーの物件に入居してしまうと、家賃支払いがきつくなり、最終的には住替えを余儀なくされてしまいます。


管理会社の話では、新築/築浅物件に入居する方の「1割~2割弱」は、ライフスタイルの変化によって、家賃が安い部屋に住替えされるとのことですので、お部屋探しをする際には、家賃が手取り収入の3割以下になっていることが重要となり、3割近くになっていると、入居審査で引っかかってしまい、入居拒否になる可能性が出てくるので、要注意です。


 

おススメ記事

・入居審査で100%の確率で落ちる方の特徴とは?▶今すぐ記事を読む

・部屋探しをする際、連帯保証人は付けたほうがいい?▶今すぐ記事を読む  

・入居してすぐ退去は、契約上可能?▶今すぐ記事を読む

 

#カップル

#部屋探し

#賃貸借契約

bottom of page