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賃貸築年数はこだわるべき?


お部屋探しをされている方において、家賃と同様に気になる部部分があると言えば、やはり築年数ではないでしょうか?


客観的に見ても、やはり「築年数が古い」物件より「新しい物件」の方が、誰もがいいと判断してしまいがちになりますが、ただ賃貸において「必ずしも築年数が新しい」物件が住みやすいと、断言することはできません。


どうしてこのようなことが言えるのは、下記をご覧下さい。


 

目 次

 

1.防犯面に関して

防犯面に関して

築年数が浅い物件の一部または、女性専用の賃貸物件においては、セキュリティーが万全としています。具体的には「オートロック機能」がついた玄関エントランス、またはホームセキュリティーが各部屋に設置されているので、これらをうまく活用することで、外部から入ってくる人を「遮断する」することが可能となるため、防犯抑止効果としては、期待することができます。


ただし、どんなに素晴らしい設備があったとしても、必ずと言っていいほど「盲点」=デメリットがあるもの。


オートロックがあったとしても、ロック解除した後「ドアが閉まる前」に侵入することができれば、簡単に室内に入ることができ、さらにホームセキュリティーがあったとしても、空き巣犯達は「狙いを定めた部屋に関しては構わず犯行に及ぶ」可能性があるので、抑止効果としては期待できるものの、完全に犯罪を未然に防ぐことは不可能です。


一方、築年数が経過した物件では「オートロック」「ホームセキュリティー」は設置されていないケースが多いため、防犯上とても不安に感じる方がいると思います。


ではこれら設備がない物件に入居する時、どのような部分に気をつければいいのかというと…

・家賃が安すぎる物件

・外観周り、共用部分が汚すぎる

・テレビ付きモニターホンが設置されていない

上記3点の内、どれか1つでも該当する物件は、入居しないほうがいいです。


これは、別のブログ「家賃にお金をかけるべき」でもご紹介していますが、家賃と住人の質は「比例」しているのが現状で、賃貸物件において「トラブルが多い物件」というのは、「家賃が安すぎる」「共用部分などが汚い」物件に集中しています。


さらにこれは今ではあまり多くはないのですが、最近では築年数が経過している物件でも「テレビ付きモニターホン」が設置されています。同設備があることによって、室内から訪問者を確認することができるため、もし不審者がいた場合には「玄関を開錠」しなければ、侵入することができませんので、防犯対策としては「ものすごく効果的」な設備と言えますが、これがない物件は「今の時代においては、あまりにも危険すぎる」ので、入居はされないほうが無難です。



2.インターネット環境について

インターネット環境について

今の時代、仕事はもちろんですがプライベートにおいても「インターネット」は、生活に欠かせないものとなっており、また昨今では「テレビ離れ」が若い世代ほど多くなっており、自宅に「テレビがない」人も、決して珍しい話ではないことから、賃貸物件においても、インターネット環境をより強化しようという動きが、多くなってきています。


築年数が浅い物件、また一部の築古物件においては、インターネットが無料化になっています。インターネットが無料で使えると「入居時における回線工事費用」「毎月の使用料」が無料となるため、生活費を浮かせたいと考えている方においては、メリットでしかありません。


これは別ブログ「インターネット無料物件って、本当にオトクなの?」 でもご紹介していますが、インターネット無料物件では「一つの回線を各部屋で共有」しているので、夜の時間帯において「動画などを一斉に見始めてしまう」と、場合によっては「通信速度に負荷が生じ、速度低下を招いてしまう」恐れがあります。


お客様の立場で考えると、通信速度が低下してしまうことは、ものすごく不快な気持ちにさせてしまうので、つい管理会社にクレーム連絡をしたくなってしまいますが、ただ通信速度の低下は「一時的」なものであり、また「速度低下は劣化ではない」ことから、管理会社が対応することは、まずありえません。


コロナ禍においては、テレワークに切り替わった方も多いと思います。

ただインターネット無料物件において、テレワークをされていた方において、オンライン会議中「ネット環境が不安定」になりがちになってしまい、上司から「通信環境を改善するように」とお願いされてしまい、やむなく「ポケットWi-Fi」を自費購入したという事例もあることから、インターネット環境をよりよくしたいのであれば、インターネット無料物件ではなく、好き場プロバイダと契約ができる「インターネット接続可」物件を選んだほうがいいと思います。



3.築年数と防音について

築年数と防音について

これは多くの方が「誤解」を受けていることですが、賃貸の防音性に関して

築年数が浅い物件や鉄筋コンクリート賃貸

は防音性が高いと言われていますが、これは都市伝説にすぎず、新築物件や鉄筋コンクリート賃貸であったとしても、他の物件同様に「生活音問題」は発生しています。


確かに近年施工された新築物件は、昔の物件と比べると「上下階における生活音対策」を強化しているので、階下に響く音を「軽減」させているものの、ただ音に関しては「人によって認識が異なる」ので、どのような物件においても「問題が発生」してしまいがちになります。


では、築年数が経過している物件に入居する場合、防音面について、どのような部分に気をつけるべきかというと、それは「入居前にクレームが多い物件なのか」どうかを確認することです。(詳細に関しては、こちらをご覧ください)


築年数が経過している物件でも、しっかりと物件管理が行き届いていれば、生活音問題が発生することは、殆どないと言っても過言ではありません。実際当物件は「1993年築」ではあるものの、生活音問題が発生することは、正直「年1回あるかないか」といった程度なので、ご安心ください。

 

なお、内見時や入居申込時において、物件クレームに関する質問をした際、その物件があまりにも「クレーム件数が多い」場合においては、告知義務の対象物件となっているはずで、告知義務ありの場合においては、仲介担当者はその旨を「伝えなければならない」ことになっています。


ただし、これら情報は、お客様が質問をしない限り、回答してくれませんので、もし直感で「この物件大丈夫かな?」と思った時には、質問してみたほうがいいかもしれません。

 

4.居住性について

居住性について

新築物件や築年数が浅い物件では、設備が故障することは「ない」と誰もが思いますが、ただ設備不良は「いつどこで発生」するか、予測することがとても困難。


さらに設備不良が「深夜帯や土休日」など、管理会社の営業時間外に発生することもあります。この時、管理会社がしっかりと対応してくれるかどうかが、非常に気になるところですが、大手管理会社物件に入居されている方において、24時間管理対応の場合、サポート料金を支払って入れば、コールセンターに連絡することで、緊急性が高い事案なものは、すぐに対応してくれます。


では、築年数が古い物件はどうかというと、こちらも「24時間管理」物件で、サポート料金を支払っていれば、対応することは可能です。


ただし、場合によっては「緊急対応しなければならないのに、対応することが難しい」ケースもあります。コロナ禍においては「ガス給湯器」が品薄になってしまい、さらに今年は例年と比べると「朝の冷え込みが厳しく」なったことから、ガス給湯器が故障してしまう事故が多くなっていますが、給湯器を交換したくても「在庫がない」場合があります。


しかし、物件によっては「ガス給湯器が品薄」であったとしても、交換対応してくれる所もあります。実は当物件でも、今月「ガス給湯器が経年劣化」によって故障してしまったのですが、ご入居者様から管理会社に相談をされた「当日」に、新しい給湯器を設置することができました。


当物件では、ガス供給会社と「連携を強化」しているので、優先的に対応してくれることから、お客様にご迷惑をかけることなく、その日の内に対応することができました。



5.まとめ

お部屋探しをされる際、築年数は気になってしまうものです。


ただ、築年数が浅い物件は「家賃や初期費用が高め」となっているため、予算的に厳しい方は「その時点で入居すること」はできなくなってしまいます。また生活費を節約させたい方も、同様のことが言えると思いますが、では賃貸で快適な生活を送りたい時、どのような部屋を入居すればいいのか…


リノベーションをされている部屋で、管理の質が良い物件

が一番ベスト。


築年数が経過していても、リノベーションが施されていれば、新築物件と同じような生活を送ることができ、また仲介担当者に「リノベーション物件の中で、物件管理がしっかりしている」部屋を紹介してもらえれば、入居後トラブルがあったとしても、しっかりと対応してくれるので、安心して暮らすことができます。


賃貸物件を探される時、どうしても「見た目」が気になってしまうものですが、ただあまりにも表面的な部分だけを見てしまうと、入居後後悔しまう可能性が高いので、要注意です。


 

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