新型コロナウイルスの変異種が、全国各地で猛威を振るっている影響もあり、お休みの日は、できる限り自宅で過ごす方も多いと思います。
ただ自宅にいる時間が長いと、どうしても飽きてしまったり、ストレスを感じやすくなってしまいますよね。
おうち時間が長くなってしまったとしても、居心地がいい空間があれば、逆におうち時間が楽しくなるはず。
甲府市大里町にあるグレイスロイヤルは、築年数が経過していることもあり、愛室を順次ナチュラルテイストに特化したリノベーションを展開していますが、上級グレードの部屋には、自然素材の漆喰を施工しています。
漆喰を施工することによって、今までには経験したことのない非日常的な暮らしができる点において、漆喰を施工されているお客様から、高い評価を頂いております。
そこで今日のブログは「漆喰の魅力」について、お伝えしていきたいと思います。
目 次
1.漆喰とは何?
2.どこに漆喰を施工しているの?
3.各部屋の漆喰効果とは?
4.まとめ
1.漆喰とは何?
漆喰とは、消石灰(水酸化カルシウム)を主たる固化材としている、塗り壁材のこと。
漆喰は、昔から使用されていた建築材料のひとつであり、城壁などに採用されています。
漆喰のメリットに関しては後述させてもらうので、ここでは割愛させてもらいますが、漆喰のメリットはどこかというと、やはり「劣化しにくい」「手塗り」の2点をあげたいですね。
多くの賃貸物件や戸建て住宅などにおいては、壁紙を採用しています。
壁紙は、施工がとても簡単で単価も安いことから、簡単に張替えすることができますが、ただその一方で、5年以上経過してくると、劣化しやすいことから、賃貸物件においては5年以上経過した壁紙に関しては、退去時に壁紙交換が必要となります。
ただ、漆喰の場合は壁紙と比べると「劣化がしにくい」(=城壁を見てもらえれば一目瞭然ですよね)ので、長期入居されても古臭さを感じることは一切なく、また漆喰は完全手作業で塗られているので、壁全体から「温かみ」を感じられ、ところどころに「ムラ」はあるものの、そのムラであっても「味わい」に感じられる点は、漆喰が持つ魅力のひとつであると考えます。
2.どこに漆喰を施工しているの?
漆喰が施工されている個所は、天井を除くLDK・和室・洋室及び玄関エントランスの一部です。
漆喰施工を決意した時、当初は天井にも漆喰を塗る予定でした。
しかし、工事担当業者さんから「天井に塗ると、もし漆喰のかけらなどが落ちてきた場合、クレームにつながる恐れがある」から塗らないほうがいいとアドバイスを受けましたので、天井に関しては、通常の壁紙を採用しています。
3.各部屋の漆喰効果とは?
①LDK
LDKの壁に漆喰を施工することによるメリットとは…?
●調湿効果:
当物件においてはLDKにエアコンを設置していますが、LDKは南側にある関係で、夏場は日当たりが強烈になってしまい、エアコンなしの生活は不可能となってしまいます。
夏にエアコンを使いたくなってしまう原因の一つに、室内が多湿傾向となってしまい、体感温度が高くなってしまうので、エアコンを使わざるを得ない状態になってしまいますが、漆喰を施工することによって、室内の余分な湿度を吸湿してくれることから、エアコンの設定温度を低くしなくても、快適に過ごすことができます。
●消臭効果:
漆喰は強アルカリ性の性質を持っていることから、消臭効果が期待できます。
当物件は壁付キッチンとなっているので、調理中のニオイがLDK全体に広がってしまうことはあまりないと思いますが、ただニオイはどうしても残ってしまうものであり、換気があまりされていなければ、翌朝まで残ってしまう恐れはあります。
しかし、漆喰が施工されてあることによって、消臭効果が期待できますので、ニオイが翌朝まで残るようなことはありません。
②洋室
●調湿効果:
当物件がある甲府市においても、近年「地球温暖化」の影響から、夜の気温が25度を下回らない「熱帯夜」になる日が年々増えてきていますので、お休みになられる時「エアコン」を使用しなければ、寝付けることが難しいばかりではなく、ランニングコストもかかってしまうので、家計的には厳しくなってしまいます。
しかし、漆喰を施工することによって、調湿効果が期待できることから、エアコンの設定温度を低くしなくても、快適にお休みいただけることができ、エアコンの風が苦手な方は、扇風機などでも寝苦しさを感じるようなことにはならないので、熟睡することが可能となります。
③和室
●防カビ:
当物件は築年数が古いということもあるので、和室部屋が標準装備となっています。
ただ普通の畳を敷いてしまうと、退去時に表替え費用が発生してしまうこともあり、またデザイン的にも堅苦しいイメージが強すぎることから、当物件では和モダン空間が魅力的な琉球畳を採用しています。
通常の畳は、イグサを使用していることもあるので、ダニが発生しやすくなります。
ダニはカビを餌にしていることから、室内においてカビ対策をしなければ、ダニも増えてしまうことになります。
カビは湿度70%以上で発生すると言われていますが、室内に漆喰が施工されていることによって、カビが生育しにくい環境となることから、防カビ面においても優れた部屋といっても過言ではなく、またカビが生育しにくいということは、ダニの発生も抑制できることから、小さなお子さんがいるご家庭にとっても、安心して暮らすことができます。
~ブレイク~
住宅建材や家具などには、有害物質である「ホルムアルデヒド」が使用されている場合があり、シックハウス症候群を引き起こしてしまうことにもなりますが、漆喰を施工することによって、ホルムアルデヒドを吸着・再放出させないことから、健康的な暮らしをしたい方にとっては、魅力的な部屋と言えそうですね。
④玄関エントランス
●消臭効果
玄関エントランスは「靴箱が近くにあること」「換気がしにくい」こともあるので、どうしても生活臭が発生しやすくなります。生活臭は家族の方には「慣れている」こともあって、第三者から指摘を受けなければ、生活臭が発生していることがわからない場合が多いです。
当物件においては、玄関エントランス一部に漆喰を施工していることによって、玄関から発生する生活臭を、漆喰が対応してくれるので、ニオイ対策を無意識のうちにしてくれます。
●調湿効果
当物件の部屋は、原則として玄関エントランスの隣に「洗面脱衣所」があります。
洗面脱衣所の隣には「浴室」があることから、脱衣所内は湿気が溜まっている可能性が高く、また脱衣所内には換気扇や窓などはないのが一般的なので、湿気対策がしにくいエリア。
しかし、玄関エントランス一部に漆喰が施工されていることによって、脱衣所内にある湿気を漆喰が吸湿してくれることから、カビ対策としても有効的になります。
4.まとめ
一般的な賃貸物件においては、室内における生活上の悩みに対しては、ご自身で対応いしなければ解決することはできません。しかし、当物件の漆喰を使ったリノベーション部屋ならば、なかなか解決することができない「調湿」「消臭」に対して、漆喰がしっかりと対応してくれることから、快適に生活できるだけではなく、ホルムアルデヒド対策もしてくれることから、まるで自然の中で生活しているような雰囲気となりますね。
今日も最後までブログを読んでいただきまして、ありがとうございます。
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