新型コロナウイルスの新規株(オミクロン)が、全国的にものすごいスピードで拡大し、新規感染者数が「過去最高を更新」した都道府県が、日に日に多くなってきています。
このような状況下の中でも、新生活を迎える準備をしなければならない方は、お部屋探しをしなければなりません。コロナウイルスが蔓延している中において、お部屋探しをする方にとっては、現地見学よりオンラインにしたほうがいいのではといった考えが浮かんできてしまいますが、コロナ禍のお部屋探しにおいて、注意しなければならない部分とは、どのような所なのかについて、お伝えさせてもらいます。
目 次
1.コロナ禍であっても、可能な限り現地見学がおススメ
コロナウイルスに感染しないためには、所謂「三密」=密閉/密集/密接を避け、不織布マスクの着用と、定期的な手洗いが有効的と言われています。
賃貸のお部屋探しにおいて、近年では「オンライン内見」を可能としている仲介会社が多くなってきました。オンライン内見を可能としたことによって、三密回避がより可能となったことから、感染対策としては有効的と言えるものの、ただ自分の住み家を決める際においては、可能な限り「現地見学」をされることをおススメしています。
オンライン内見は、お部屋の雰囲気をただ確認したいと考える時には、とても有効的であると言えますが、ただ本命のお部屋を見学する際において、オンライン形式を選んでしまと、室内の奥行を体感することが非常に難しくなってしまいます。
当然ではありますが、オンライン内見においても、仲介担当者は「奥行きに関する説明」をわかりやすくしてくれるはずですが、奥行きに関しては「視覚」で確認されたほうが「よりわかりやすい」ので、入居後後悔することも少ないはずです。
2.オンライン内見のデメリット
オンライン内見は、現地に行かなくても「お部屋の様子」を確認できる部分においては、メリットと言えますが、先程も述べさせてもらった通り「室内の奥行」を体感することが、非常に難しい点においては、デメリットと言えます。
現在では、物件見学はもちろんですが「重要事項説明」「賃貸借契約」「カギ渡し」に至るまで、オンラインによる手続きが可能となったため、時間的に店舗まで行くのが大変な方は、オンライン上において手続きが可能となるため、一見するととてもラクに見えますが…
ただし、賃貸借契約が成立した後においては、たとえお客様が「正当な理由」があったとしても、賃貸借契約のキャンセルは「一切受け付けることができない」ことになっていますので、仮に「オンライン上において物件見学」をして、いざ入居した時に「雰囲気が違っていた」からキャンセルしたいと申し出ても、一切キャンセルすることができません。
3.インターネット無料化について
賃貸のお部屋探しにおいて、インターネット無料物件を選択すべきかどうかを、悩む方は一定数いるのではないでしょうか?
NHK放送文化研究所の調べによると、若年層~40代を中心に、テレビ視聴より動画視聴している人が多くなったとのことで、動画視聴が長いと「お部屋探しにおいて、インターネット無料物件」を選択される方が多くなると思われますが、ただ所謂ヘビーユーザー的な方で「インターネット環境を最優先」にしたい方においては、インターネット無料物件では、一つの回線を複数の部屋で共有しているので、時間帯によっては「動画スピードが一時的に遅くなる」可能性が高くなります。
インターネット無料物件において、動画スピードが遅くなったとしても、このことについては「経年劣化」ではないので、管理会社/オーナーさんにクレームを言っても「一切対応」することはできません。
帰宅後常に動画を見ている方や、テレワーク中心の生活をされている方においては、プロバイダが確定的なインターネット無料物件を選択するより、好きなプロバイダ契約ができる「インターネット対応物件」を選択されたほうが、入居後後悔することは少なくなると思われます。
4.重要事項説明などは、オンラインが便利
一方、契約の際に必ず説明を受ける「重要事項説明」等の手続きに関しては、オンラインの方がとても楽です。重要事項説明に関しては、宅地建物取引士の資格を有する担当者でないと、対応することができなく、さらに今までは直接店舗に赴いて「話を聞かなくてはならない」ことから、時間と手間がとてもかかってしまっていました。
重要事項説明は、契約を締結する前の「最終確認」であることから、もし契約内容が納得できなければ、敬役をキャンセルすることも可能ですし、また契約内容に疑義があった場合で、確認することを忘れたまま契約書にサインをしてしまうと、後日疑義の部分を訂正してほしいとお願いされても、対応することはできません。
5.まとめ
コロナ禍における部屋探しは、とても大変です。
ただ、お部屋を紹介する仲介担当者は、お部屋見学時においては「換気をした状態」で、物件説明をされるはずであり、さらに仲介担当者によっては「入室時にアルコール消毒を行う」ところもあるので、最低限の感染対策はしてくれるはずです。
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