家賃保証会社を利用する理由について
近年、大手賃貸管理会社が入居時に「家賃保証会社必須」としている理由として、ライフスタイルの変化などにより、連帯保証人を付けられる人の割合が少なくなってきたことが挙げられます。
今までの賃貸の借り方では、入居時に連帯保証人を必ずつけることが条件となっていて、万が一ご入居者様が家賃滞納された場合、連帯保証人に請求するのが当たり前となっていましたが、近年では連帯保証人を付けられない方が増えてきたため、それに代わるものとして「家賃保証会社」が生まれました。
入居時に「初回保証料」を支払うことにより、連帯保証人の役割を担ってくれることができ、万が一家賃が遅れた場合には、家賃保証会社が一時的に家賃を立て替えてくれますので、今までみたいにに管理会社の担当者が、お部屋まで伺って集金業務などを行わなくて済む点においては、管理会社にもメリットがあると言えます。
家賃保証会社は必ず使わなければならないのか?
物件情報などに「家賃保証会社必須」と謳っている物件は、入居時に保証会社に加入しなければ入居審査を受けることすらできません。
大手管理会社では、ほぼ100%家賃保証会社を利用しているので、家賃保証会社に加入しないで入居することは、基本的にはできません。街の不動産屋さんが管理している物件の場合、保証会社を利用を利用していない所もありますが、ただこの場合は連帯保証人を見つけなければなりませんので、注意が必要です。
入居時、家賃保証会社を選ぶことができないの?また保証料は安くすることはできないの?
どのような家賃保証会社を使うかについては、お客様には選ぶことができません。
基本的には、管理会社が提携している家賃保証会社に入居審査を回すのが一般的です。
家賃保証会社による審査に関しては、基本的には数日で結果がわかりますが、ただ中には時間がかかるケースもあり(この場合は収入的に家賃を支払える能力があるかどうか、微妙な方の場合が多いです)長い場合で一週間ぐらいかかることもあります。
また万が一家賃保証会社の審査に通らなかった場合、管理会社などでは別の家賃保証会社を利用する場合もあります。
ただし、過去に家賃滞納履歴/強制退去の履歴がある方は、基本的に入居審査が通らない場合の方が強くなります。
また、家賃保証会社に支払う保証料ですが…
管理会社ごとで設定は異なるものの、一般的な家賃保証会社利用の場合では、契約時に支払う初回保証料は、家賃50~100%が一般的。(初回保証料の値引きは一切できません)
また年に1回更新料として1~2万円程度の費用が掛かります。これらはすべて掛け捨てですので、退去時に返金されることはありません。
家賃保証会社の利用について、入居期間中に家賃の滞納などがなければ、掛け捨て当然の保証料の支払いをすることがばかばかしいと思う方もいると思います。
ただ万が一「病気」「けが」等をしてしまい、仕事を休まざるを得なくなり、家賃の支払いが滞ってしまった場合であっても、家賃保証会社を利用していなければ、管理会社の担当者が督促にお部屋まで伺うことになりますので、嫌な気分にはなりませんよね。
家賃保証会社を利用することにより、ご入居者様・オーナーさん双方の信頼関係を構築することができますので、ご理解の程、よろしくお願い致します。
今日も最後までブログを読んでいただきまして、ありがとうございます。
#家賃保証会社
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