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戸建て住宅が本当にお得なのか?

執筆者の写真: mosada-hina-1122mosada-hina-1122

こんにちは!

甲府市大里町で「家族団らん型賃貸アパート」を経営しております、グレイスロイヤル・オーナーの長田 穣です。いつもブログを読んでいただきまして、ありがとうございます。


昨今の山梨県の賃貸市場は、「住宅ローン減税」「金利優遇」の2つの背景が後押しをして、今まで戸建て住宅に住み替えすることに躊躇していたお客様が、次々に戸建て住宅に住み替えをしているのが現状です。


確かに今の優遇制度は、消費税が10%に値上げしたとはいえ、戸建て住宅に住み替えを検討しようとする方にとっては、メリットの部分でも大きいので、家賃を払い続けることに嫌気を感じてしまうことも、わからないわけではありません。



これはいつも思うことですが…

どの住宅メーカーのHPをみても「月々の家賃並みの金額で、新築戸建て住宅に住める」とうたってありますが、住宅全般にかかる費用として考えた場合、月々の家賃並みで新築戸建て住宅に住めるというのは、残念ながら正解ではありません。



賃貸アパートに今までご入居されていた方が、戸建て住宅に住み替えをした場合、自宅にかかる「固定資産税」「都市計画税」「火災(地震)保険」は、住宅購入者が支払わないといけなくなりますので、注意が必要です。


例えば、今まで家賃10万円のアパートにご入居されていた方が、戸建て住宅に住み替えをして月々の住宅ローン返済+固定資産税・火災(地震)保険(月割り)の合計金額が10万円以下ならば、住宅メーカーが主張する「月々の家賃並みで戸建て住宅に住める」結果になりますが、ただ毎月の住宅にかかる費用(ローン+固定資産税・保険の月割り)が、今まで住んでいたアパートの家賃より上回ってしまった場合、事実上持ち出し金額が増える(出費が増える)ことになりますので、住宅メーカーが主張する意見とは異なる結果となってしまいます。



また、仮に今まで住んでいた家賃と毎月住宅にかかる費用が、ほぼ同じもしくは住宅費用が下回っていたとしても、火災保険料は今後ますます値上がりしていきますので、注意が必要ですし、年数が経過してくると、建物の外壁なども壊れやすくなり、修繕をしなければなりませんので、その費用も捻出しなければなりませんよね!



一方で賃貸アパートの場合…

建物にかかる「固定資産税」「都市計画税」「火災(地震保険)」は、物件を所有しているオーナーが支払いますし、設備が故障した場合でも、経年劣化の場合でしたらオーナーの方で修理・交換をするので、住宅費が一定といったメリットがあります。



戸建て住宅、賃貸アパート。どちらにもメリット・デメリットがありますが、ただ戸建て住宅に住むことで月々の家賃並みの生活ができるといった、住宅メーカー説明に関しては注意をしたほうがよさそうであると、個人的には思います。


今日も最後までブログを読んでいただきまして、ありがとうございます。


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