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賃貸の初期費用は交渉したら安くしてくれるの?

執筆者の写真: GRACE LOYAL ELEGANT ROOMGRACE LOYAL ELEGANT ROOM

こんにちは。


賃貸物件に入居する際、仲介会社に「初期費用」と呼ばれる契約金を支払いますよね。

一般的に「築年数が浅い」物件ほど、初期費用は高く、古い物件はそれほど初期費用は高くないものの、それでも初期費用総額が一桁になる物件は、あまりないのが現実。

賃貸の初期費用は意外に高額

山梨県に賃貸業界では、初期費用の平均は家賃4か月分と言われていますが、これに引越費用や新生活費用などを含めると、家賃6か月分前後の費用が発生してしまうので、お部屋を探されている方にとっては、できる限り費用を抑えたいと考えるのが普通。



賃貸の初期費用は金額的にも大きいことから、出来たら費用は抑えたいとつい、仲介会社に交渉をしたいと思う方もいるとは思いますが、ただ仲介会社に「契約をするのだから初期費用を安くしてほしい」と強気な態度をとっても、まず相手にされない場合が多いです。



初期費用を抑えることは現実的にはできます

あまり大きい声では言えないのですが、初期費用を抑えることは、やろうと思えばできます。ただし、交渉によって成功するものとできないものがあります。

その部分をしっかり踏まえたうえで、交渉をしてみた方がいいと思います。



◎交渉したら減額になりそうな費用

1)敷金・礼金

新築物件においては、敷金・礼金の両方、もしくは片方が設定されているケースがありますが、新築物件や築年数が5年未満の物件では、物件価値が非常に高いことから、交渉をしてもまず相手にされないと思ってください。


交渉をしたら成功するのは、おおむね築年数がある程度経過した物件のみ。

築年数が経過した物件は「成約してほしい」とオーナーさんが強く思っているので、交渉次第では敷金や礼金が無料となる場合もあります。ただし、繁忙期(1月~3月)は難しい場合があるので注意が必要です。


2)鍵交換・ムシ駆除

鍵交換及びムシ駆除については、基本的に初期費用の中に含まれていますが、この2つに関しては「オプション扱い」となっている所が多いです。


実はこの2つは、口頭で断れば初期費用の中に含まれませんので、もし必要ないと感じた場合には、担当者にお申し出ください。

※ただし、鍵交換及びムシ駆除を行わなかったことで、被害(前入居者が入室した/ゴキブリが発生した)が発生しても、仲介会社では責任を負うことができませんので、了解をした上で判断して下さい。


◎交渉しても五分五分の場合とは?

1)家賃

家賃に関しては、管理会社及びオーナーの考え次第で「サービスするかしないか?」明暗が分かれます。2000円減額+減額に応じたら即契約すると明言してくれると、成功する確率は高くなりますが、ただし5000円~10000円などといった無茶な要求は、殆どの物件では難しいと断られる場合が高くなります。(→無茶な要求をする方は審査で不利になります)


また減額が成功した場合、他のお部屋と比べて「家賃が安い」ことがあり得ますが、このことをうっかりお隣さんや関係者に話してしまうと、一気に話が大きくなってしまい、他の入居者様から家賃減額請求を起こされてしまう可能性がありますので、もし家賃減額に成功した場合は、絶対に第三者に話してはいけません。もし話してしまったことがばれてしまうと、更新時期に「家賃減額請求」をお願いされても、管理会社は拒否する可能性が高くなります。(最悪はオーナー様から契約解除を通告される可能性もあり得ます)



◎交渉しても絶対にダメな費用とは?

1)仲介手数料

仲介手数料は、不動産仲介会社が部屋を成約して頂いたことに対する「報酬」であり、実は法律でお客様から頂く金額も決められていることから「入居するから仲介手数料を無料にしてほしい」と交渉しても、それに応じる仲介会社はどこにもいません。


ただし、仲介会社によっては「手数料家賃0.5か月」の所もありますので、もし仲介手数料を少しでも成約したいと考えている方は、仲介手数料が安い仲介会社と賃貸借契約をされたほうがベスト。(ちなみに殆どの仲介会社の仲介手数料は家賃1か月+税金)


2)家賃保証料

近年では、大手管理会社に入居する際「家賃保証会社に保証料」を支払うことを必須とする所が非常に多くなってきました。


今までは入居する際「連帯保証人」をつけることが入居条件でしたが、近年では家庭の事情などにより「連帯保証人を付けられない」かたが増えてきていますので、連帯保証人に代わるものとして、家賃保証会社に保証料を支払うことにより、万が一家賃が滞納した場合でも、家賃保証会社が立て替えてくれるので、管理会社に迷惑をかけないで済みます。


ただし、家賃保証会社に支払う保証料には2つあり、入居時に「初回保証料」として物件や保証会社で異なりますが、家賃50~100%を支払い、また年1回更新料として1~2万円程度を支払わないといけませんが、これに対する減額交渉は一切受け付けていません。




高飛車的な要求は、審査で落とす可能性があります

賃貸の初期費用は、誰もができたら安くしてほしいと思っているはず。

仲介会社では、可能な限り対応はするものの、できるものとできないものがどうしてもありますので、これらを事前に把握したうえで、交渉されると「仲介会社の顔」をつぶさなくなりますので、交渉がしやすくなります。


また中には、交渉がうまくいかず「立腹」されてしまう方もいますが、あまりにも立腹してしまうと、この情報は全て管理担当の方にまで伝わってしまうので、今後家賃減額交渉をしたいと思っていても、断られる可能性もあり得ますので、交渉する際は相手の立場を尊重したうえで、行った方がベストです。



今日も最後までブログを読んでいただきまして、ありがとうございます。



#初期費用 #交渉



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