賃貸物件に契約した際、仲介会社から「部屋のカギ」を渡されます。
部屋のカギは、原則として退去した際には、支給されたカギ全てを返却することになっています。
もし無くしてしまった場合には、弁償という形となってしまい、要注意となりますが、ただもし入居期間中に「カギを紛失してしまい、それが夜間帯」であったら、管理会社も営業していないので、どこに相談すればいいのか、パニックになってしまいます。
そこで、賃貸物件を所有しているオーナーさんに連絡すれば、合鍵を持っていそうだから、すぐに対応してくれるのではと、ふと考える方もいるとは思いますが、ではもしこのような事態が発生した場合、オーナーさんは対応してくれるのでしょうか?また合鍵を持っているのでしょうか?
1.管理物件の場合、オーナーさんはカギを持っていない
管理会社に管理してもらっている物件に関しては、管理上で発生した全ての相談を受け付けている関係で、お部屋のマスターキーは管理会社で持っている場合が殆どで、オーナーさんが持っていることは、まずありません。
また自主管理物件以外では、基本的にオーナーさんが対応することはありません。
2.24時間管理物件の場合は、すぐにコールセンターに連絡
大手管理会社では「24時間管理」をしているので、管理会社の営業時間外において、カギを紛失してしまった場合は、コールセンターに連絡してもらえれば、担当者がすぐに現場に駆けつけて、開錠作業をしてくれます。費用に関しては管理会社によって異なりますので、コールセンターに連絡の際に、お問合せ下さい。
なお、支給されたカギを無くした場合で、完全に紛失してしまった場合、犯罪などに使われる可能性が高くなるので、管理会社の営業時間帯に、すぐに連絡して「カギ交換」を行ってください。なおこの場合のカギ交換費用は、入居者様負担となる可能性が高くなります。
3.入居の際には、カギ交換は必須です
賃貸物件に入居する際、仲介会社に初期費用を支払いますが、初期費用の中には「オプション扱い」があり、カギ交換はオプション扱いとなります。
カギ交換を行わない場合、前入居者様が使用されていたカギを、そのまま使うことになりますが、ただ前入居者様が「ご自身で合鍵を作製」して、カギ交換がされていなければ、一発で室内に侵入することができるので、防犯的にはあまりよろしくはありません。
仲介会社でも「無理に交換してほしい」とは言わないものの、可能であるならば「入居前にはカギ交換」をした方がおススメであることは、間違いありません。
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