リノベーション賃貸は、害虫が発生しやすいって本当?
更新日:5月22日
近年賃貸業界では、リノベーション賃貸に入居したいと考えている方が多くなってきています。
リノベーション賃貸とは、築年数が経過した物件の室内(内装や設備)を一新させた部屋のことを指します。
一般的な築年数が経過した部屋は設備/内装も変えていないケースの方が多いことから、どうしても古さが目立ってしまいます。
正直な話をしてしまうと、生活がしにくく、おしゃれな部屋とは到底言えません。
しかしリノベーションを施した部屋は、室内空間がまるで「新築」みたいに蘇っているので、古さを感じることはまずありません。
さらに新築物件とほぼ同等の部屋になっているのに、家賃がリーズナブルなので、ある意味においてはオトク感満載の部屋といっても、過言ではありません。
ただ、その一方で築年数が古いということは、その分害虫も出やすいのでは?
といった懸念をされる方もいるのも事実です。
ただ害虫は条件さえ揃えば「築年数関係なく発生してしまう」ものなので、築年数が古いからと言って害虫が出るといった考えは、ある意味考えすぎです。
本投稿はリノベーション賃貸は害虫が出やすいかどうかについて、お伝えいたします。
▼目 次
【本記事でお伝えする結論】
"賃貸害虫問題について重要なポイント”
1.入居前に害虫駆除を行ってもらう

株式会社オウチーノが調べた所によると、築年数が経過すればするほど「害虫発生率」は高くなるとのことです。(築5年以下の建物:年間1.43回発生→築21年以上4.98回)
そのため築年数が経過しているリノベーション賃貸で、害虫が発生しやすいと言われているのは決して間違いではありません。
▶株式会社オウチーノのリリースについては、こちらをご覧下さい。
築年数が経過している物件で害虫発生率が高くなってしまう背景には、害虫侵入口周辺に隙間が発生してしまっていることがあります。
害虫は少しの隙間があれば簡単に侵入してしまいます。主な侵入口は
玄関
排水溝、排水口
換気扇、通風口、エアコン
観葉植物、段ボール
があります。
室内に害虫がひとつでもあると、室内には100匹ぐらい入ると言われています。そのため害虫発生率を抑えるためには、築年数関係なく入居前にしっかりと害虫駆除対策を行うことが重要です。
入居前の害虫駆除に関しては、初期費用の中に含まれているもののオプション扱いとなります。費用としては2万円程度はかかってしまうため、決して安くはありません。
しかし害虫駆除を行うことで
専用薬剤を散布する
害虫がよく侵入しやすいキッチン排水溝などの隙間をしっかりと埋めてくれる
ことから数か月間ではあるものの害虫発生率を抑えてくれる効果が期待できます。
2.定期的にバルサンなどの駆除剤を活用する

「業者さんによる室内害虫駆除」の効果は、約3か月と言われています。
3か月以上経過すると薬剤の効果が薄れてくるので、そのころを見計らって害虫駆除対策をして頂けると効果的となります。
具体的には害虫が侵入しやすい玄関等に「置き型の駆除剤」を置いたり、最近ではワンプッシュで、室内ん隠れたゴキブリを駆除するものも発売されています。