賃貸保証人不要のメリット・デメリットについて。
最近の賃貸物件では、契約時に「保証人不要」を謳う所が多くなってきました。
保証人不要ということは、つまり連帯保証人が要らなくなることから、お部屋探しの時、とても便利になる反面、当然ながらデメリットも発生してしまいます。
今日のブログは、保証人不要物件のメリット及びデメリットについて、考えてみたいと思います。
目 次
1.保証人不要物件が増加した背景
2.保証人不要のメリット
3.保証人不要のデメリット
4.まとめ
1.保証人不要物件が増加した背景

不動産賃貸業界的には、家賃滞納をものすごく警戒しています。
家賃滞納となってしまうと、当然ながらオーナーさんに支払う家賃が遅れてしまうばかりではなく、回収業務をしなければならないため、管理会社にとっては、可能な限り抑えたいところ。
そのため、家賃滞納が発生した場合には「速やかに回収」しなければならない事から、一昔前までは「連帯保証人」を必ずつけなければ、入居することができませんでした。
連帯保証人は、基本的に契約者様の「ご両親」「叔父叔母などの親戚」の方にお願いするのが一般的ですが、ただ近年においては「ライフスタイルの変化」などによって、連帯保証人をお願いすることが難しくなったり、またご両親が高齢の場合「連帯保証人の役割を担うことができない」恐れが出てくるので、場合によっては、管理会社がお断りすることもありました。
さらに連帯保証人をつけていたとしても、管理会社が「回収業務」をすることはNGとなっていることから、もし本当に回収する場合には、法的手続きをしないといけなく、またその費用はオーナーさん持ちとなってしまうことから、連帯保証人をつけていたとしても、支払い能力がなければ、泣き寝入りをしなければなりませんでした。
しかし、家賃保証会社が普及したことによって、保証会社が事実上の連帯保証人の役割を担ってくれるので「保証人不要物件」は次第に増加傾向となってきています。
2.保証人不要のメリット
