賃貸物件に入居される際、入居審査は必ず行われます。
入居申込をされた日が「土日」の場合、管理会社が定休日の場合があるので、入居審査にかかる日数は、申込日がいつなのかによって若干の差異はあるものの、おおむね4~5日ぐらいで入居審査の可否がわかります。
入居審査可否に関しては、必ず申込をされた仲介会社から連絡が来ますが、ただ場合によっては4~5日たっても「連絡がこない」ことがあります。
では、入居審査可否連絡がこない場合、どのような状況が考えられるのでしょうか?
1.家賃保証会社の審議が難航している
現在では大手管理会社が管理している物件はもちろんのこと、街の不動産屋さんが管理している物件でも「契約時に家賃保証会社」に加入しなければならないことになってることから、家賃保証会社においても入居審査を行います。
家賃保証会社においては、主に申込をされた方が、家賃を支払る能力があるのかを確認します。一般的にお客様が希望される物件家賃が「手取り収入の3割以下」に抑えられている場合、基本的に入居審査をパスすることができますが、ただ支払い能力が微妙な方や「水商売」をされている方などは、審査が長期化することがあり、場合によっては「連帯保証人をつけることを条件」に入居審査を通すことがあります。
また、家賃保証会社ら入居申込に関する連絡が入りますが、電話に出られないと、審査機関がその分伸びてしまうので、家賃保証会社からの連絡は、必ず出るようにしてください(これは仲介会社から必ず伝えられます)
2.家賃保証会社の審査に落ち、再審査が行われた
家賃保証会社においては、お客様の信用情報を閲覧することが可能となりますが、ただ家賃保証会社の属性が「どこに該当」しているのかによって、閲覧できる情報が異なります。
独立系と呼ばれている保証会社においては、管理会社独自で運営(子会社の場合が多い)しているので、自社管理物件内における「過去の家賃滞納履歴」は確認することができますが、他社管理物件における家賃滞納に関する情報を確認することはできません。
一方、保証会社独自における協会に加入している保証会社(信用系)においては、信用情報を確認することができ、管理会社が別であったとしても、協会内に加入している保証会社を使っていた事実がわかれば、過去の家賃滞納歴や強制退去歴を確認することが可能となります。
また信販会社が運営している保証会社(信販系)では、過去に「クレジットカード滞納」「携帯電話料金滞納」などしてしまった場合、その情報が信用情報に掲載されてしまいます。
ここで注目なのは「信用系」と「信販系」の保証会社同士における「横の連携」などはないため、もし「信販系」の保証会社審査で落ちてしまった場合、仲介会社では「次の保証会社に再審査」を行い、この場合「信用系」の保証会社を使うことになります。再審査となった場合、数日はかかってしまうので、その分入居審査が遅れてしまいます。
3.管理会社(オーナー)審査が遅れている
家賃保証会社の審査が通った場合、次は管理会社(オーナー)における入居審査が行われます。
管理会社における入居審査は、お申込をされた方の「人間性」の部分を中心に確認させてもらう場合が多いのですが、ここで重要となるのが「お部屋見学時」におけるお客様の態度。
仲介会社の担当者は、常日頃から「物件紹介」をしているので「家賃交渉」を相談されることがありますが、ただ物件などによっては「お客様の意に沿うことができない」こともあり得ます。
その時「担当者に対して明らかに理不尽な言動」を繰り返してしまうと、その情報は管理会社の担当者に報告されてしまい、入居審査の材料となってしまいます。
賃貸物件に入居されると、法律上において「居住権」が認められることから、お部屋見学時において「社会常識を逸脱するクレームなどを言うような方」は、入居後トラブルを引き起こしかねないと判断してしまうので、入居審査は慎重にならざるを得なくなり、場合によっては入居を断られることもあり得ます。
また、家賃保証会社における入居審査にはパスできたとしても、管理会社における審査において、家賃支払い能力がないと認められた場合には、入居をお断りすることもあり得ます。
さらに、物件によっては「オーナーさん審査」が行われることがあります。
管理会社の担当者から「お客様に関する情報」「入居させてもいいか」等について連絡をすることになっていますが、オーナーさんと連絡がつかない場合、その分入居審査が遅れることが予想されます。
まとめ
入居審査は一般的に4~5日あれば、入居審査が完了していることが多いのですが、ただ中には入居審査が難航している場合もあるこもあり、仲介会社からの連絡がこないこともあり得ます。
もし4~5日たっても連絡がこない場合には、一度仲介会社に連絡されることをおススメします。
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