賃貸物件に入居する際、設備や支払う家賃等「目に見える部分」が、どうしても気になってしまうものですが、ただ賃貸探しをする時に、ぜひ確認してもらいたい部分があります。
それは、お客様が入居したいと考えている物件で、消防点検をしているかどうか?
賃貸物件においては、消防法の規定によって「年2回消防点検」をおこなわなければならず、その内の1回は、所轄の消防署に「消防点検報告書」を提出しなければならないことになっています。
どうして消防点検を行わなければならないのか?
賃貸物件の各部屋には「火災感知器」が設置されています。
万が一、室内において「火災が発生」した時、探知機が設置されていることによって、室内から火災などが発生していることを、周囲に知らせることができ、逃げ遅れを防ぐことが期待できますが、感知器は機械ものであることから、現時点において正常に作動しているかどうかを、確認する必要性が出てきます。
感知機が電池式の場合、交換目安は10年
室内に設置されている感知機には、2つの種類があり、受信盤が設置されている物件においては、感知器は電気式となっているので、交換の必要性がないのですが、一方で受信盤がない物件では、感知器は「電池タイプ」となるので、概ね設置してから10年前後で「電池が切れてくる」ことから、感知器そのものを交換しなければなりません。
消防点検を実施しているのは5割程度
消防点検が義務付けられている施設では、ちゃんとに点検をしているのかというと、そういうことではないみたいです。
つまり、賃貸物件においても「しっかり点検を行っている物件」と「点検を行っていない物件」があることから、賃貸物件を借りられるお客様の立場としてみたら、シッカリと点検をしている物件に入居したいものですよね。
グレイスロイヤルでは、年2回消防点検を行っています
甲府市大里町にあるグレイスロイヤルでは、消防法の規定に遵守し、年2回消防点検を業者委託する形で、しっかりと点検を行っています。当物件では受信盤が設置されているので、点検時には「受信盤本体に異常」がないか確認した上で、各部屋に取り付けられている感知器が正常に作動するか、専用器具を使って確認しています。
なお、当物件においては1棟分のみ「電池式の感知器」を各部屋に設置していますが、先日管理会社より「設置から10年が経過」していることから、新しいタイプのものに交換したいと相談を受けましたので、今年中には全世帯に設置されている感知器を、交換する予定で現在対応しています。
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