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1つの賃貸物件で複数の仲介会社から応募がある場合、どちらを選択したほうがいい?


1つの賃貸物件(お部屋)において、複数の仲介会社が募集をしていることは、賃貸業界ではよくあることですが、ただお部屋探しをされているお客様にとって見たら、どの仲介会社を選択すればいいのか、わかりにくいですよね?


特に1月~3月は、多くの賃貸物件で「募集を行っている」ことから、1つのお部屋に対して「複数の仲介会社」が同時募集していることがよくありますが、可能であるならば「少しでも条件が良い仲介会社」と契約したいものです。


そこで今日のブログは、1部屋で複数の仲介会社が「募集を開始」していた場合、どの仲介会社を選べばいいのか、コツについてお伝えさせていただきます。


 

目 次

 

1.賃貸アパートの募集方法

賃貸アパートの募集方法

これは、お部屋探しをされている方に関しては、特段関係はありませんが、賃貸物件を所有しているオーナーさんは、仲介会社に対して「媒介契約」を結んでいます

賃貸における媒介契約には「一般媒介契約」と「専任媒介契約」があり、一般媒介契約は、仲介会社が独自で入居条件(保証料や室内クリーニング費用など)を決めることができ、さらにその会社で使用している「賃貸借契約書」を使って契約作成をすることができます。


一方、大手管理会社に管理委託している物件では「専任媒介契約」を結んでいます。

これは自社仲介会社以外の仲介会社でも、契約を結ぶことはできますが、ただし契約書などは「自社仲介会社指定の契約書」において作成することになることから、媒介契約が「一般」「専任」かによって、内容が全く異なってきます。


一般的に、一般媒介契約となっている物件は「オーナーさんが自分で管理している自主管理物件」に多いのですが、ただ自主管理物件となっている物件は、全賃貸物件の内「約2割程度」となっているため、数的にはそれほど多くはありません。



2.複数の仲介会社が募集している時、どこを見る?

複数の仲介会社が募集している時、どこを見る?

1つの物件において、複数の仲介会社が募集している場合、どこを確認すれば「オトクになる」のかについてですが…


(1)保証料金

まずは、大手賃貸サイト内における「物件詳細ページ」内にある「保証会社」欄において、仲介会社によっては「初回保証料が違っている」可能性があります。募集している物件の約8割は、管理会社が管理している物件であり、自社仲介会社があることから、自社提携している保証会社をそのまま使うことがあるので、金額面において差異がないことの方が多いはずですが、一部の仲介会社においては「保証料が高い事」が予想されます。


(2)物件掲載写真

同じ物件であっても、掲載されている写真の数/撮影の位置が、全く異なっています。

特に、水回り部分(キッチン、洗面台、浴室)がしっかりと掲載されているか、また変に室内が広くないか(広角レンズを使用している可能性がある)さらには、室内ステージングをしている部屋の場合、ステージングがきつすぎないか(リフォームしていないことを隠している可能性があります)などを確認して下さい。


(3)24時間管理が無料かどうか?

これは管理会社によって対応が異なります。

大手管理会社物件では、自社で管理している物件では「24時間管理」をしています。ただし、管理会社によって「オプション扱い」になっている所もあります。これは他社仲介会社で募集をしていても、同じ条件となります。



3.交渉が通りやすいのは?

交渉が通りやすいのは?

お部屋探しをされている方の多くは、少しでも家賃や初期票を抑えたいと考えているので、入居交渉をされると思いますが、では交渉をした際「管理と仲介が一体の会社」か、仲介単独で行っている会社では、どちらが交渉が通りやすいのかというと、断然「管理と仲介が一体型」の仲介会社に軍配が上がります。


新築や築浅物件では対象外となってしまいますが、ある程度築年数が経過してくると、どうしても集客に苦戦してしまいます。さらに仲介と管理が一体型の会社では、自社管理物件の客付けを最優先にするため、交渉力の部分においては、圧倒的な差が出てしまいます。


無理のない範囲内(例えば、フリーレントを1か月つけてほしい)でしたら、仲介と管理が一体型の仲介会社で交渉すれば、すぐに対応してくれる(場合によっては、担当者が直接オーナーさんに連絡して、決済してもらえる)可能性が高くなります。



4.まとめ

同じ部屋を複数の仲介会社で募集していた場合において、例えばA社で入居申込・審査まで完了した後、急遽キャンセルして、取り扱いをしているB社で契約をするという行為は、どちらにしてもその情報は「管理会社」「オーナーさん」に伝わってしまうことから、信用力という部分において「マイナス」となってしまい、場合によってはオーナー審査で落とされる可能性もあります。


このようなことをしてしまうと、A社およびB社にとっても、非常にやりにくくなってしまうことから、もし少しでもオトクに入居したいのであれば、管理会社が管理している物件で、管理と仲介が一体型の仲介会社で、契約されることをおススメします。


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