仲介手数料を値切る人は、入居を断れる可能性が高い
更新日:2022年10月14日
お部屋探しをされる際、一般的には物件を取り扱っている仲介会社に、物件見学や相談などを行い、契約したいと思った時は、紹介してくれた仲介会社で契約手続きを行うことになりますが、その際多くの方が不満に感じているのが、仲介手数料の支払いが借主側になっている点。
仲介会社によって違いはあるものの、一般的には「仲介手数料=家賃1か月分」に設定してあることから、人によっては「仲介手数料を値引きしてほしい」と、交渉する方もいます。
ただ、あまりにもしつこく交渉をしてしまうと、場合によっては仲介会社から「契約することができない」と断られることがありますが、どうして相手側から断ってくるのでしょうか?
本投稿は、仲介手数料をしつこく値切る交渉をしてしまうと、契約することが難しくなる理由について、お伝えいたします。
▼目 次
1.仲介手数料=家賃1か月になっている理由

仲介会社が募集している物件が気に入り、契約が成立すると、仲介会社は「仲介手数料をもらえる権利」が発生します。
仲介手数料は、法律によってしっかりと請求できる金額が定められてて、最大でも「家賃1か月分」となっています。仲介手数料の支払いに関しては、原則論として…
借主もしくは貸主のどちらかが支払う
借主と貸主が双方で折半する
となっていますが、実際に貸主側が仲介手数料を支払うケースはごく稀で、大抵は借主側が負担していることが多く、また手数料の金額も上限いっぱいの家賃1か月分+税金なっています。
どうして必然的に借主側が、仲介手数料を負担することになっているのかというと、実はカラクリがあり、入居申込書などに「仲介手数料は借主負担とすることに同意する」等といった書面にサインもしくは口頭で承諾した時点で、法的には「仲介手数料は借主の方で負担してもいい」ということになってしまい、またこれは昔から慣習となっていることから、多くの仲介会社においては踏襲しているのが現状です。
2.交渉しすぎると断れるのはどうして?
