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リノベーションでおしゃれな壁に。温かみを感じる自然素材の漆喰壁。


おしゃれなカフェやレストランに行くと、壁が漆喰を使用している所がありますよね。

漆喰が塗ってあると、壁全体から「温かみ」や「温もり」を感じられるので、慌ただしい生活から「解放」されるような、そんな一面を持っているような感じがしてきます。


ただ賃貸物件においては、コストの関係上「漆喰を用いている」ことはまずありません。


甲府市大里町にあるグレイスロイヤルにおいては、築年数が経過していることもあるので、2018年以降「空き部屋を順次リノベーション」を行っていますが、上級グレードのお部屋のみとはなってしまいますが、自然素材の漆喰をLDK・和室・洋室に施工しています。


リノベーションでおしゃれな壁に。温かみを感じる自然素材の漆喰壁。

漆喰を施工することによって、室内空間がとても明るく「清潔感」あふれる部屋に生まれ変わり、この魅力は「新築物件」では決して味わうことができません。

ただそれ以上に、漆喰を施工することによって、実はご入居されるお客様にとっても、メリットが多くなるのでとってもオトクになります。


本投稿では、漆喰を用いることによるメリット、入居者様の声などについて、お伝えしていきたいと思います。

 

▼目 次

1.漆喰施工によって、ここまで変わる

2.漆喰のメリット

  ①調湿効果

  ②消臭効果・吸音効果

  ③保冷保温効果

  ④シックハウス対策

  ⑤帯電効果

3.入居者の声

4.まとめ

 

1.漆喰施工によって、ここまで変わる

2つの部屋は「同一の部屋(LDK)」で、向かって左側は「リノベーション前」、右側は「リノベーション後」となっていますが、同じ部屋であるのに、室内印象は180度変わっていることが、よくお分かりになるかと思います。


床材を白系のものに交換していることも室内印象が良くなったと言えますが、それ以上に漆喰を壁に施工することによって、自然光などを反射させる性質(明光性)があることから、日中の時間帯であれば、電気をつけなくても、十分室内が空かるので、電気代を抑える効果が期待できます。

(当物件のLDKは全室南側にありますので、日中の時間帯は電気をつけなくても大丈夫なぐらい室内は明るいです)


完全手作業だからこそ、味わいあるムラが発生します

漆喰は、完全手作業(手塗り)となってしまうため、どうしても所々に「ムラ」が発生してしまいます。これは「手塗りだからこそ発生してしまう味わい」であるため、ナチュラルテイストに興味がある方であれば、このムラまでも魅力に感じてしまうはずです。

 

▶当物件のリノベーション、ビフォーアフターに関しては、過去記事をご覧下さい。

【過去記事】リノベーションでここまで変わる!グレイスロイヤルビフォーアフター

 


2.漆喰のメリット

調湿効果によって、夏の多湿/冬の乾燥対策をしてくれます

①調湿効果

1年間の内、最も暮らしにくい季節があるとすれば、夏と冬ですよね?


夏場は、梅雨明け後~9月末ぐらいまでは、連日猛暑日が続くエリアも多く、また冬に関しては、暖房器具を使用する機会が多くなるため、室内が乾燥状態になりがちになり、風邪やインフルエンザ発症原因にもなってしまいます。


夏場エアコンを使いたくなる理由は「室内の気温」以上に「室内の湿度がものすごく高くなっている」ことから、体感温度が高くなってしまっているためです。


漆喰を施工することによって調湿効果(漆喰が湿度を吸湿してくれる)が期待できることから、エアコン設定温度を「低く」しなくても、快適に過ごすことができます。つまり、夏場のエアコン電気代を抑えられる効果があるので、家計を助けてくれることになります。


一方、冬の場合は、暖房器具使用のため「室内が乾燥状態」になりやすくなりますが、漆喰が適度に室内に放湿してくれることから、乾燥予防対策をしてくれます。(ただし乾燥状態を完全に防ぐことはできませんので、加湿器などをうまく利用されることをおススメします)


②消臭効果・吸音効果

漆喰を顕微鏡で見てみると、小さな穴が無数に空いています。

このことを「多孔質構造」といいますが、多孔質構造になっている漆喰には、消臭効果や吸音効果が期待できます。


【消臭効果】

多孔質構造がある漆喰には、消臭効果が期待できると言われています。

漆喰の消臭効果の実験については、他社住宅メーカーによって証明されています。


どのような家庭においても、その家独特の「生活臭」は、どうしても発生してしまうものです。消臭効果が期待できる漆喰が施工されてあることによって、タイムリーに消臭をし続けてくれる点は、急な来客が来たとしても、安心してお招きすることができます。


【吸音効果】

賃貸物件は、ひとつの建物の中に「複数の部屋」が上下階/左右に隣接しているので、どうしても「日常生活から生まれる生活音」は、室外に漏れてしまいます。ただこれは賃貸物件に限った話ではなく、戸建て住宅においても、意外にお隣からの生活音は「聞こえてしまう」もの。


ただ、音による人の認識は「千差万別」であるため、どうしてもトラブルになりがちになります。


漆喰が持つ「多孔質構造」は、吸音効果が期待でき、窓を閉め切って話をすると、室内に声がこもるような感じがしてきます。これは室内の声が「漆喰によって反射」されたものと推測できることから、通常の賃貸と比べると、吸音性は期待できると思います。


③保冷保温効果

保冷保温効果

漆喰は「小さな結晶の塊」でできています。

この原理は、豪雪地帯でよく作られる「雪のかまくら」と同じ。

かまくらの中に入ると、意外なほど温かいのですが、これは「雪も結晶の塊」であることから、中で起こした熱を反射してくれるので、遠赤外線効果が期待できるとのこと。


漆喰を施工することによって、冷暖房が漆喰に当たり反射することによって、遠赤外線効果により、保温保冷効果が期待できることから、少ない冷暖房でも、快適に過ごすことができます。