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2022年5月7日4 分
最終更新: 2022年11月11日
賃貸物件で発生するクレームは、騒音問題の他にも、設備不良も結構多くあります。
数的にはそこまで多くはないのですが、何かしらの原因によって「排水管が詰まってしまい」生活に支障をきたしてしまうことも、十分にあり得ます。
もし借りている賃貸物件において、排水管が詰まってしまった場合、最悪大事故になってしまう可能性があるのですが、もしこのような事故が発生した時、気になるのは「誰が修繕費用を支払うのか」ではないでしょうか？
そこで、今日のブログは「万が一排水管が詰まった」場合、費用負担は誰になってしまうのかについて、お伝えさせていただきます。
▼目 次
１．排水管が詰まってしまう原因とは？
２．日頃からぜひ実践してもらいたいこととは？
３．通常使用で配管が詰まってしまった場合は？
４．一発で借主責任となってしまう場合とは？
５．まとめ
日常生活において、水道は必ず使用するので、どうしても使用した水は「外に排出」しなければ生活すること自体ができなくなってしまいます。
キッチン／洗面脱衣所（洗面台／洗濯機置き場）トイレ／浴室には、それぞれ配水管が備え付けられています。
きれいに使用していたとしても、「油汚れ」「髪の毛」「糸くずや繊維」「洗剤の溶け残り」などが、配管にくっついてしまい、それが蓄積されてしまうと、まるで「血栓」のように通り道が狭くなってしまい、最終的には排水ができなくなってしまいます。
ただこれらに関しては、ご入居者様が「日常生活上」において、定期的にメンテナンスをして頂く事によって、つまりの原因を抑えてくれる可能性があります。
気を付けて生活していたとしても、つまりの原因となってしまう「油汚れ」「髪の毛や繊維」等を流してしまう恐れは、十分にあり得る話。
ただ定期的にメンテナンスをすることによって、少量の髪の毛や繊維、油が配管内に詰まっていたとしても、配管専用の洗浄剤を使用することによって、汚れを分解してくれます。
当物件の工事担当業者さんも、配管詰まりを防ぐためには「定期的な配管掃除が効果的」で、市販の洗浄剤でも十分効果は期待できると言っていることから、定期的な配管掃除は必須ですね。
通常使用の範囲内において、配管が詰まってしまった（下水に何らかの問題があった）場合においては、オーナーさん負担で対応することになるので、ご入居者様負担はありません。
（ただし、配管のつまりがわかった段階で、すぐに管理会社やオーナーさんに連絡しないと、場合によっては「善管注意義務違反」に問われてしまう可能性があるので、もし異変に気がづいた時には、すぐに連絡して下さい）
経年劣化が原因と思われる「排水管の詰まり」に関しては、オーナーさん負担になる可能性が高いのですが、ただしご入居者様が「故意」「過失」によって発生させてしまった配管詰まり等に関しては、全額ご入居者様負担となってしまいます。
よくある事例としては、キッチン排水溝に「使用済み油をダイレクトに流してしまった」「トイレットペーパーの芯を間違って流してしまった」場合は、明らかに「ご入居者様が行った行為」によって、つまりが発生したものと推測できることから、修繕費用は全額ご入居者様負担となってしまいます。
ただし、場合によっては「お客様が加入している家財保険」の補償対象となる可能性がありますので、詳細に関しては一度加入先の保険会社に、確認されることをおススメします。
賃貸物件で発生してしまう「排水管の詰まり」に関して、基本的には「それほど多くは発生しない」ものではありますが、ご入居者様において、日頃から市販の配管洗浄剤などを使った配管掃除や、排水口にたまったゴミなどをきれいに撮ってもらうことによって、つまりの原因を抑制することができるので、ご面倒ではありますが、日頃からきれいに使用して頂けると、とても助かります。
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