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2022年5月16日5 分

借金があると、入居審査に不利になる?

賃貸物件に入居される際、必ず入居審査が行われます。

近年では、契約時に「仲介会社が指定する保証会社」に加入することが必須となっているため、「家賃保証会社及び管理会社」の両方の審査が行われ、双方の審査に合格しないと、契約手続きを行うことができません。

一部の保証会社においては「信用情報機関」と連携しているため、お客様の信用情報は確認することができてしまいまが、ここで問題なのは「カードローン」などを現在利用されている場合、その情報までも信用情報機関で確認することができてしまえば、入居審査に不利になってしまいますよね?

もしカードローンを利用していた場合、入居審査場において、不利になってしまうのでしょうか?


目 次

1.借金があっても、入居審査上不利にならない

2.保証会社・管理会社が一番嫌うのは、滞納

3.入居審査でみられるポイントとは?

4.まとめ


1.借金があっても、入居審査上不利にならない

結論から先に申し上げますと、借金があったからと言って、そのことで「入居審査に不利」になることはありません。

借金があると、確かに「毎月の家賃支払いが難しくなる」というイメージが強くなってしまいますが、万が一借金がある場合、生活に支障が出ない範囲内で、お部屋探しをされていることから、身の丈に合わないような部屋に入居することは、基本的に考えられないですよね。

保証会社及び管理会社において、一番嫌うのは「滞納」であり、入居審査時において「滞納歴」が発覚すると、仮に家賃支払い能力がある方であっても、入居のハードルが一気に高くなってしまいます。

2.保証会社・管理会社が一番嫌うのは、滞納

保証会社及び管理会社が一番嫌うのが、過去5年間に「滞納歴」が確認された方です。

どうして過去に「滞納歴」がある方を、そこまで嫌うのかというと、一度「滞納癖」がついてしまうと、「本当は滞納分を返済しなければならない」ことは理解しつつも、滞納しても悪気を感じない方が多いため、場合によっては「滞納額が大きくなってしまう」=「回収することができなくなってしまう」ことも、十分に考えられます。

また滞納癖がついてしまうと、モラル低下も懸念されることから、安心して部屋を貸すことが難しいと判断してしまうため、過去に滞納歴がある方に関しては、滞納の状態などによって異なるものの、少なくとも審査が厳しい目の保証会社は、滞納が確認された時点で「入居拒否」判定をしてしまいます。

ただし、仲介会社においては、保証会社審査に落ちたとしても、提携している別の保証会社に「再審査」をかけ、そちらでは入居審査に問題なしと判断され、管理会社に審査を回します。

原則として、保証会社審査に落ちてしまう方の大半は「滞納歴が発覚した」方であり、審査に落ちることは、あまりないことから、仮に仲介会社が「再審査」をかけてそちらでは、入居審査で問題なしと判定されても、「1回目の審査で落ちた」ことも含めて、管理会社に報告されてしまうため、入居のハードルが高くなってしまいます。

3.入居審査でみられるポイントとは?

賃貸入居審査において、担当者が確認したいポイントとは、いったいどのようなものなのかについて、まとめました。

(1)家賃支払い能力があるのか?

保証会社・管理会社では、ご入居されるお客様が「家賃支払い能力」がある方なのかを、非常に重要視します。このため、ご契約者様の勤務先及び勤続年数、年収などから「家賃支払い能力があるのか」銅貨を独自基準で判定しています。

一般的に「家賃が手取り月収の3割以下」に抑えられていれば、家賃支払い能力があると判定されます。また、家賃支払い能力がぎりぎりの場合であっても、共働きをされている方(例えば奥さんなど)がいる場合では、収入を合算することによって、家賃支払い能力があると判断することがあります。

ただし、保証会社によっては「連帯保証人を付けること」を条件として、入居審査を通すこともあります。(保証会社利用物件で、連帯保証人を付けること自体がレアケース)

(2)無職・休職中の場合

現在都合によって「無職」「休職中」の場合、賃貸を借りたいと思っていても、入居のハードルはものすごく高くなってしまいます。

しかし「すでに内定をもらっている」「ある程度の貯蓄がある」場合においては、入居審査も通りやすくなりますが、その一方で「求職活動を行っていない」「収入が低い」場合には、家賃支払い能力がないと判断され、入居審査は厳しくなってしまいます。

(詳細は、こちらのブログをご覧下さい▶▶今すぐ記事を読む )

(3)身だしなみや入居動機

賃貸借契約が成立してしまうと、お客様には「借家権」という権利が与えられます。

この権利は、貸主=オーナーさんから不当な契約解除にならないように、契約解除するには「一定のルール」=正当事由が設定されていることから、契約が成立してしまうと、仮に契約違反行為をしていたとしても、正当事由が認められなければ、退去させることができません。

そのため、入居審査時においては「入居される方の身だしなみ」「入居動機」をものすごく確認します。

例えば、内見時において「仲介担当者に恫喝めいた発言」「モラルを逸脱した服装や髪形」「入居動機があまりにも曖昧しすぎている」などを確認してしまうと、そのことを管理会社担当者に報告しますので、家賃支払い能力があったとしても、場合によっては、入居拒否判定を下してしまう可能性が高くなってしまいます。

4.まとめ

いかがだったでしょうか?

仮に借金があったとしても、そのこと自体で「入居審査に不利」になることは少ないので、まずはご安心ください。ただし「過去に滞納を何度もしてしまった」場合において、保証会社が信用情報を確認することができれば、履歴がばっちりと残っている可能性が高くなるので、入居審査に厳しめの保証会社では、入居拒否判定を下してしまいます。

また家賃支払い能力があったとしても、社会通念を逸脱するような「言動や服装」をしていると、「入居後トラブルを起こす可能性が高い」と判断してしまい、家賃支払い能力があったとしても、入居拒否判定となってしまうので、要注意です。


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