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2021年8月2日3 分

入居時に支払う賃貸保証料が高すぎる!交渉すれば、何とかなるの?

賃貸物件の募集ページに「保証料」に関する記載を、最近よく目にする場合が多くなりましたが、他社物件を見てみると、保証料の金額が異なっていることがあります。

では、賃貸保証料は交渉をすれば「減額」することができるのでしょうか?


目 次

1.賃貸保証料とは何?

2.どうして賃貸保証料を支払うの?

3.賃貸保証料を減額することはできるの?

4.自分達で好きな保証会社を選べるの?

5.まとめ


1.賃貸保証料とは何?

賃貸保証料とは、入居時に家賃保証会社に支払う「保証料」のことを指します。

家賃保証会社が普及する前は、賃貸入居時に「連帯保証人」をつけることが必須でした。

連帯保証人は「法的な債権者の一員」となることから、万が一ご入居者様が「家賃滞納」等をした場合、連帯保証人に「未払い家賃」を支払っていただく事になるのですが、ただ連帯保証人に「支払い能力がない」(家賃数か月分溜まってしまうと、難しくなります)場合、法的手段を行い、債権回収をすることになるのですが、本当に支払い能力がなければ、オーナーさんや管理会社は「泣き寝入り」をすることになります。

一方、家賃保証会社に入居時に加入して頂く事によって、万が一ご入居者様が「家賃滞納」された場合、管理会社では家賃保証会社に対して「代位弁済請求」を行うことによって、未払い家賃を立て替えてくれますので、家賃滞納リスクはほぼなくなりました。

2.どうして賃貸保証料を支払うの?

契約時に「保証料」を支払うことによって、家賃保証会社が事実上の「連帯保証人」の役割を担ってくれます。

今までは、契約する前までに「連帯保証人」を付けなければ、入居する事ができませんでしたが、家庭の事情から連帯保証人をつけることができない方や、連帯保証人に納得してくれるまで時間がかかるケース、さらに連帯保証人を付けたものの「管理会社審査」において不可になるケースもあったので、契約するまで時間がかかる場合があり得たのですが、家賃保証会社に保証料を支払うことによって、連帯保証人の役割を担ってくれることから、入居審査がスピーディーに行うことが可能となりました。

3.賃貸保証料を減額することはできるの?

保証料の相場は、物件や管理会社によって異なりますが、概ね家賃50~100%となっている可能性が高いです。初回保証料は「初期費用」の中に含まれていることから、お部屋探しをされている方にとっては、頭が痛いところ。

では、もし入居申込をする段階で「保証料減額交渉」を行った場合、仲介会社ではOKを出してもらえる可能性が高いかというと、正直微妙な部分というのが、本音です。

厳密に言えば、初回保証料は30%~あるのですが、保証料金額が少ないと「家賃立替期間の補償期間が少なく」なるので、管理会社ではリスクが伴うと判断して「値引き交渉には応じてくれない」可能性が高くなります。ただ場合によっては値引きOKを出してくれる可能性があるので、ダメもとで一回ぐらいは言ってみるのもアリだと思われます。

4.自分達で好きな保証会社を選べるの?

家賃保証会社によって、初回保証料の金額が異なることから、お部屋探しをされている方は、少しでも安い保証会社を利用したい所ではありますが、保証会社を利用する場合は、仲介会社(管理会社)が指定している会社のみとなり、またどの保証会社を使うかに関しては、仲介会社が決めるので、お客様自身で好きな保証会社を選ぶことはできません。

5.まとめ

近年では大手管理会社ではもちろん、街の不動産屋さんが管理している物件においても、家賃保証会社必須としている所が増えてきましたので、入居時には保証料が発生する物件は、増加傾向となっています。

入居期間中に「家賃滞納」がない場合であっても、退去時保証料は返金されないことから、保証会社に入る意味はあるのかと、疑問に思う方もいるはずです。

ただ、保証会社を利用する場合、原則的に連帯保証人は不要となるので、連帯保証人を探す手間が省ける分においては、メリットといえるはずです。

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