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2020年9月28日5 分

実はメリットだらけ。賃貸の和室部屋は生活音対策もできちゃいます。

こんにちは。

近年施工されたファミリー向け新築物件には、和室部屋はほぼないと言っても過言ではないほど、全く見かけなくなりましたよね。

築年数が古い物件でも最近では和室→洋室に間取り変更しています

賃貸に和室部屋が存在しなくなった理由として

①退去時に表替え費用が発生する

②掃除がしにくい(ダニなどが発生してそう)

③実家に和室がそもそもないので、和室がなくても平気

④和室が部屋にあるだけで、不動産ポータルサイト上で不利になる

このような理由が挙げられますが、実は賃貸に和室部屋が一つでもあることにより、お客様にとってメリットが沢山あるのですが、お客様が認識している和室のイメージは、どれもがデメリットばかり。

そこで、今日のブログは「和室」部屋があることでお客様がどのようなメリットがあるのかについてお話ししたいと思います。

①生活音対策

賃貸物件におけるクレームで、最も多いのは、ダントツで生活音が原因によるもの。

特にファミリー物件においては、お子様がお部屋を走り回ってしまうことにより、階下のお部屋に生活音が響いてしまい、クレームとなってしまう場合が殆どです。

近年、新築物件(2階以上)においても、生活音対策として床材を「クッションフロア」と呼ばれる吸音タイプの床材を導入するほど、生活音ができる限り響かないよう対応はしているものの、ただどのような対策をしても「生活音がなくなる」ことはありません。

また、一部の物件を除き、リノベーションをした物件も含め、生活音が最も出やすいフローリングの部分に関しては、あまり対応をしていない物件が多いので、生活音が出ないように気を付けているものの、音に関しては人それぞれ認識の違いがあるので、クレームに発展しやすくなります。

和室部屋が一つでもあれば、畳そのものが吸音効果が期待できるので、フローリングと比べて効果ははるかにいいことから、生活音対策として和室部屋は一部屋でもあれば、対人関係で苦労することはあまりないと思われます。

②ベビーベッドの代用

賃貸で子育てをする際、ベビーベッドを購入して、リビングなどに設置されている方は多いと思われますが、ただ限られた賃貸の部屋で、ベビーベッドを置いてしまうと、正直室内が狭くなりがちになってしまいますよね。

そこで、ぜひ活用して頂きたいのが、畳をベビーベッドの代用としてお使いいただく事。

畳の上に敷布団などを敷いていただく事により、簡単にベビーベッドの代用としてお使いいただく事ができます。ベビーベッドは便利な反面、柵をしっかりロックしておかないと、場合によっては、赤ちゃんがベビーベッドから転落してしまう恐れがあります。

一方、畳の上ならば転落するようなことはまずありませんし、畳にはクッション性があるので、お子さんが転んでしまっても、フローリングと比べるとケガをしてしまうことは少ないと思います。

③客間として活用

お友達やご両親などがお部屋に遊びに来て、泊られることもあると思いますが、その際和室を客間としてお使いいただけることができます。

和室部屋には「押入」が必ずあるので、お布団を準備しておけば、いつでも客間としてお使いいただけることができますし、また近年はストレスを抱え込む方が非常に多くなっていますが、気分転換をしたい時、和室部屋でごろ寝をすることが簡単にできますので、普段の生活でも和室部屋はとても重宝します。

また押入はクローゼットと同じぐらい収納力があり、特にお布団やお子さんのおもちゃなどを収納する際、クローゼットでは場所をとってしまい、有効活用することができにくくなるものの、押入は容量が大きすぎるので、かさばる荷物も簡単に収納することができます。


甲府市大里町にあるグレイスロイヤルでは、来月10日に1部屋リノベーション部屋を募集いたしますが、当物件は1993年に建てられた賃貸アパートということもあり、和室部屋が標準装備されていますが、若い世代にも受け入れやすい、おしゃれな和室部屋に生まれ変わっています。

当物件の和室部屋(他室転用)

当物件の和室部屋の畳は、おしゃれでモダンな琉球畳という「縁」がない畳を採用しています。

琉球畳を採用することにより「部屋が大きく見える」「通常の畳と比べでダニの発生が少ない」「市松模様を楽しめる」等といったメリットがありますが、ただそれ以上に和室部屋を含む居住スペース(LDK・洋室)の壁には、自然素材の漆喰を施工しているので、室内空気を清浄に保つことができ、また今年は新型コロナウイルスが世界的に流行していますが、ウイルスや細菌の増殖を抑制する効果が期待できるので、室内環境を少しでも良くしたいと考えている方にとっては、最適な部屋と言ってもいいほど過言ではありません。

これから季節は冬に向かっていきますが、冬の季節は暖房を使用することから、室内が乾燥しがちになり、乾燥状態が続くと、インフルエンザウイルスにとっては活動がしやすくなります。ただ漆喰には室内の湿度を調整する効果があり、暖房を使用していたとしても、漆喰壁から適度な湿気を放湿してくれるので、乾燥対策をしてくれます。

加湿器などを使用する場合、メンテナンスなどが必要となりますが、漆喰は半永久的に効果が続くので、メンテナンスやランニングコストは一切かかりません。

和室と聞くと、どうしてもマイナス的なイメージが先行してしまいますが、当物件の和室部屋は、おしゃれでモダンな空間を味わえる和室部屋となっていますので、若い世代の方でも受け入れやすいと思います。

今日も最後までブログを読んでいただきまして、ありがとうございます。

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