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2021年12月23日3 分

家賃滞納すると住宅ローンが組めないって本当?

ファミリー向け賃貸物件にご入居されている方の中には、お子さんが増えたり、またお子さんが大きくなってくると、現在入居されている部屋では「手狭」に感じてしまう可能性が出てくることから、「戸建て住宅やマンションを購入・検討」する方が多くなってきています。

近年、住宅ローンが超低金利であること、住宅ローン減税の恩恵が大きいことから、今までと比べると「戸建てやマンションに住替え」される方が多くなってきました。坪単価を抑えることができれば、場合によっては「現在の家賃よりも安くなる」ことから、早く自分の家が欲しい方にとっては、今はとてもチャンスであることには間違いありません。

住宅購入する場合、殆どの方が銀行から融資を行うと思いますが、ただ過去に家賃滞納をしてしまった方においては、住宅ローン申請をしても「審査に落ちてしまう」ことがあり得ます。

どうして住宅ローン審査に落ちてしまうのでしょうか?


目 次

1.家賃保証会社には大きく分けて3つある

2.信販系保証会社は、信用情報を確認できる

3.まとめ


1.家賃保証会社には大きく分けて3つある

家賃保証会社には、大きく分けて3つのグループに分かれています。

信用系及び信販系の保証会社においては、独自における信用情報機関と連携をとっているため、賃貸物件に入居されていた方が、過去5年間の間に「家賃滞納をしていた/繰り返していた」「強制退去処分を受けた」等があった場合においては、信用情報機関に信用情報が5年間掲載されてしまいます。

信用情報機関に掲載されてしまうことによって、仮に以前借りていた管理会社とは「全く違う」管理会社物件に入居しようと思っていても、管理会社が提携している保証会社が、信用系及び信販系保証会社を利用していた場合、信用情報を確認することができてしまうため、一発で滞納歴があることがわかってしまいます。

なお、信用系と信販系保証会社における信用情報は、相互では確認することができません。

2.信販系保証会社は、信用情報を確認できる

大手管理会社では、最近積極的に「信販系保証会社」を利用しています。

信販系保証会社では、「指定信用情報機関」や「日本信用情報機関」等から過去の履歴を取り寄せることができます。

家賃滞納を繰返している方は「他の部分においても滞納を繰返している」ことが予想されますが、これを調べることができるのは、信販系保証会社のみとなります。

当然ではありますが、住宅ローンを借りる際、融資を実行する金融機関では「審査」が行われ、過去に滞納歴がなかったか調査しますが、金融機関で調べることができる信用情報は、信販系保証会社を過去に利用していた方のみとなるため、信販系保証会社を利用していた方の中で、家賃滞納を過去5年間の間でしてしまった方は、住宅ローンを組むことができなくなってしまいます。

なお、金融機関では「信用系保証会社の信用情報」は確認することができないため、信用系保証会社を利用していた方が「過去に滞納をしていた」としても、金融機関では確認しようもないので、この部分において審査に落ちてしまうことはありません。

3.まとめ

ファミリー向け賃貸物件に入居されている方の中には、将来ご自身の家を持ちたいと考えている方は多く、住宅ローン減税+超低金利である今は、住み替えのチャンスと言っても過言ではありません。

信販系保証会社を利用していた場合においては、金融機関も信用情報を確認することができるため、家賃滞納(正式に言うと、管理会社からの再引落日に家賃引き落としができなかった場合)をしてしまうと、その履歴が残ってしまうことから、住宅購入することが厳しくなってしまいます。

どのような支払いでも言えることですが、期日までに支払いが難しい場合には、素直に相談した方が結果的には正解かもしれませんね。

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