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2021年11月17日4 分

賃貸と持ち家、どちらの方がメリットがいいの?

賃貸物件と持ち家を比較した時、どちらのほうがいいのかについては、正直考え方次第という部分が非常に大きくなります。

よく住宅販売メーカーの営業マンが

「毎月の家賃とほぼ同じぐらいで、戸建て住宅に住める」

といったことを、口にすることが多いのですが、これって「あくまでも毎月支払う住宅ローン返済」のことを意味していて、住居費全般(火災保険と固定資産税の月割り分)は含まれていないケースの方が多いんですよね。

では、賃貸と持ち家のそれぞれのメリットとデメリットとは、どのような所があるのでしょうか?

1.持ち家

メリット

・完全な持ち家となるため、生活音トラブルに巻き込まれることが、少なくなる

・住宅ローン完済後は、れっきとした資産になる。

・賃貸と比べて設備が使いやすくなってるので、生活がしやすくなる

デメリット

・住宅ローンが長期間続くこと。

・賃貸ではなかった火災保険料と固定資産税の支払いが発生し、住居費が高くなる恐れ。

・万一売却したいと思っていても、住宅ローンを完済できるかどうかは微妙。

・外壁塗装などの大規模修繕費用が、別途発生してしまう

・近所に嫌な人がいても、そう簡単には引越しできない

まとめ

持ち家のメリットは、賃貸みたいに「生活音に配慮」しながら生活しなくてもいい点。多々持ち家に住めると言っても、お隣さんからの生活音は「意外と聞こえてくる」ものの、賃貸みたいに「すぐ問題になる」ようなことにはなりません。

一方、デメリットとするとやはり「住居費が高額」になる可能性がある点。

特に、火災保険料に関しては「自然災害の増加」によって、今後も値上がりが予想されることから、補償内容を維持する方は「値上げは覚悟」しなければならず、もし保険料の負担が気になる方は「補償を見直す」ことによって、支払額を下げることはできますが、万が一の場合、しっかりとした金額が下りない可能性も出てくるので、その点は注意が必要です。

また、金融機関では「住宅ローン支払いに関する相談」は、随時受け付けていて、支払いが厳しい方には「支払期間の延長」等といった柔軟な対応はしてくれるものの、収入が極端に下がってしまうと、最悪売却をせざるを得なくなってしまいますが、ただ売却ができたとしても、住宅ローンを完済できるまでの金額になるかどうかは「微妙」と言わざるを得ないのが現実です。

2.賃貸

メリット

・収入に応じた物件に気軽に住める

・毎月の家賃=住居費が固定されていて、固定資産税や火災保険料の支払いがない

・基本的に設備が壊れた場合は、オーナーさん負担となるので、費用負担の心配はない

デメリット

・内装などを勝手に交換することができない。

・ペット可物件が少なく、あったとしても敷金が高いケースが多い

・保証会社加入物件が多くなってきているので、初期費用が高くなる

・更新料が設定している物件では、2年に1度更新料を支払わなければならなくなる。

まとめ

賃貸のメリットは、収入に応じた賃貸に気軽に住める点。

もし収入が減少してしまって、現在の部屋での生活がきつくなったとしても、簡単に住替えすることができる点は、賃貸ならでは。

逆に、賃貸は「設備の所有権がオーナーさん」にあるため、内装や設備を勝手に交換することができない点は、デメリットであることには間違いありません。さらに物件によって「インターネット環境」「電力アンペア」等が異なっているので、あらかじめその点を把握する必要があります。

3.持ち家と賃貸なら、どちらがいいの?

一般的に「一生賃貸物件に住む」方のデメリットとして、高齢になった場合「入居可能な物件が少なくなってしまう」点が挙げられます。

確かに賃貸物件を所有しているオーナーさんや管理会社としては、契約している部屋において「突然死」等が発生してしまうと、風評被害が起きてしまうので、お部屋を貸すことが難しくなってしまいそうですが、ただこれからの日本は、確実に「少子高齢化」となるため、賃貸物件を求めているお客様の年代層も、必然的に高くなってくることから、健康リスクがない高齢者の方に対しては、今後管理会社も「考え方を変えてくる」可能性が十二分にあります。

持ち家と賃貸どちらがいいのかは、正直正解はありません。

もし正解があるとしたら、とにかく「自分の家が欲しい」と考えている方は「持ち家」、大きな借金を抱えたくはないと考えている方は「賃貸」を選べばいいのではないでしょうか?

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