賃貸物件を探されている方の多くは、不動産賃貸サイト等を活用して物件検索されていると思います。
原則的に、掲載されてある部屋に関しては、募集を開始していることを意味していますので、サイト内から物件予約を行えば、取り扱いをしている仲介会社の担当者から連絡が届きます。
しかし、一部の物件では「見学対応することができない」こともあり得ますが、どうして募集しているのに、物件見学することができないのでしょうか?
目 次
1.新築物件の場合、完成前から募集開始

新築物件に入居したいと考えている方は、結構多いと思いますが、実は新築物件においては「建物が完成する前」から募集開始をしています。新築物件の需要に関しては、どのエリアであっても一定数いることから、場合によっては「建物完成前に部屋が埋まってしまう」ことも、珍しい話ではありません。
そのため、新築物件に入居希望される方は、建物が完成する前に「契約」する方が殆どなので、多くの方は「お部屋見学せずに建物完成後、ご入居」されます。
なお、管理会社によっては「近隣に新築物件と同じような部屋が空いていた」場合、そちらの部屋を見せてくれるかもしれません。
新築物件に入居する場合、建物完成前には「満室」になっていることも、珍しい事ではありませんので、多くの方は「先行契約」という方法で、先に契約を完了させて、建物完成後に入居される方が、圧倒的に多いのですが、ただし先行契約は「契約完了後、キャンセルすることは一切出来ず、さらに賃貸借契約はクーリングオフの適用外」となっているため、契約をする際には、キャンセルができないことを承知した上で、契約しなければなりません。
2.現在居住中の為

大多数の賃貸借契約書においては、退去する場合は「退去日から1か月前まで」に、管理会社に連絡することになっています。
退去連絡を確認した日から「1か月後」には、退去しなければなりませんが、実は賃貸業界では「退去連絡が届いた時点」で、次のお部屋募集を行います。募集されている物件が「人気エリア」「築浅」など、お部屋探しをされている方にとって「条件が良い物件」は、すぐに反響が出てきます。
居住中のお部屋見学をする場合には、現在契約されているお客様の「了解」を得る必要があるものの、まず断られるのが大多数なので、見学ができることは「まずない」と思ってもらった方が自然かもしれません。
3.リフォーム・リノベーション工事中の為

退去連絡を頂いた場合、管理会社では「次のお部屋募集」をすぐに行いますが、ただ実際にご入居が可能となるのは、退去されてから数週間~1か月先になる可能性が高くなります。
どうして退去後すぐに「見学や入居」ができないのかというと、退去された部屋が「すぐに貸し出せるかどうか」に関しては、退去後でなければ「確認・判断」することができないからです。
壁紙などが劣化(経年劣化や自然損耗)し、交換が必要となれば、すぐに職人さんにお願いして張替えを行ってもらわなければなりませんが、ただし1月~3月は多くの方が「入退去」されることもあるので、すぐの対応は難しくなってしまうため、お部屋見学がしっかりとできるまでは、時間がどうしても掛かってしまいます。
ただし、お客様が「工事中でもいいのでお部屋を見たい」とお申し出あり、管理会社がオーナーさんに連絡して、OKが出れば見学することは可能となります。
また、退去された部屋を「リノベーション」を行う場合は、室内の内装はもちろんのこと、設備交換も行わなければならないので、工事内容によって工期が異なるものの、最低でも1か月ぐらいはかかってしまうので、その点は注意が必要です。
4.まとめ

いかがでしたか?
賃貸物件において「募集中」と賃貸サイトに掲載されてあっても、実際に内見ができるのは「即入居可」とある物件のみとなります。さらに1月~3月までは、多くの方がお部屋探しをされていることもあるので、タッチの差で入居ができないといったことが、あり得ます。
ですので、現在入居中のお部屋に「退去後すぐに住みたい」場合や、リノベーション工事完了後に住みたいと「絶対に住みたい」と強く思っている方は、仲介会社の担当者に「先行申込をしたい」とお伝えして頂ければ、入居申し込み完了後「お部屋の募集を一旦停止」することができるため、事実上仮押さえをすることができます。
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