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家賃を支払い続けることはもったいないことなのか?


こんにちは。


山梨県を含む地方都市で、現在賃貸物件に入居されている方の中には、将来的に「戸建て住宅」を購入したいと考えている方は多いのではないでしょうか?


現在は住宅ローンが低金利+住宅ローン減税といった恩恵があるので、戸建てに住みたいと考えている方にとっては、「家賃」を毎月支払い続けることは「ムダ」に感じてしまうのではないでしょうか?


しかし、トータル的にみると賃貸の方が実はオトクであることをあまりご存知でない方が多いのが現実。


戸建て住宅を購入する場合、まず発生するのが諸費用。

契約時の印紙税や、登録免許税・登記費用、住宅ローンの借り入れ費用などがあり、これらは住宅ローンには含まれず、現金で支払います。一般的には注文住宅の場合、土地と建物総額の10~12%前後が諸費用の目安であると言われていますので、この時点で数百万円を用意しなければなりません。


戸建て住宅の支払いに関してですが、毎月の住宅ローン返済のほかにも「固定資産税」「火災(地震保険)」の支払いもしなければなりません。


固定資産税と火災(地震)保険は、年払いか月払い(固定資産税4回に分けて支払い)を選ぶことができますが、これら2つを仮に月払いにした場合、家の規模などにもよりますが、毎月数万円は余分に支払うことになります。


一方賃貸物件の場合は、固定資産税や火災(地震)保険は、全て物件の所有者であるオーナーが支払うので、この点については明らかに賃貸の方がオトクになります。



また戸建て住宅の場合は、設備などが壊れた場合や外壁の塗り替えなどといった修繕を自分達で行わないといけないので、毎月修繕費を多少なりともためておく必要が出てきますが、賃貸の場合(経年劣化が原因)は、基本的にオーナーが負担をしますので、毎月の支払額(家賃)は一定をキープすることができます。



戸建て住宅で一番のデメリットは、収入が極端に下がった場合、ローンそのものが支払えなくなってしまうこと。

一部の県を除き、現在非常事態宣言は解除になっているものの、全国に非常事態宣言が発令されていた時は、多くの企業で「時短営業」「営業自粛」等を強いられた影響で、売上(収入)が大幅に減少し、その結果住宅ローンを支払えない方が、非常に多くなってきています。


国も新型コロナウイルスの影響で、住宅ローンを支払いが難しい方をできる限り救済すべく、「支払期間の延長」「ボーナス返済の見直し」などを金融機関に要請をしていますが、万が一にも新型コロナウイルスの影響が長引けば、最悪「任意売却」をしてローンを一括で返済(ローン残債が残る可能性もある)するか、自己破産をしなければならなくなります。


一方、賃貸ならば家賃の支払い場難しい場合は「住み替え」することが容易にできることから、家賃の支払いのために預貯金を切り崩すといったことを防いでくれます。



賃貸に入居されている方が、戸建て住宅に住むことに関して、決して異を唱えようとは思ってはいません。


ただ、現実的には毎月の家賃と同程度で戸建てに住むことは難しいのではと、個人的には思います。というのも、住宅販売メーカーが言う「毎月の家賃並み」というのは、住宅ローン返済のみを言っていて、固定資産税などといったほかの住居費に関しては、含まれていないのでは?


もし、毎月の住宅ローン+固定資産税・保険料・修繕積立費の月割り=毎月の家賃並みだったら、推測ではありますが、住宅ローン返済で困るといったことは多くはないはず。


戸建て住宅に住み替えをする際には、最悪なことも含めてしっかりとシミュレーションをしておいた方がいいのかもしれませんね。



今日も最後までブログを読んでいただきまして、ありがとうございます。



#戸建て住宅 #賃貸 #家賃





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