賃貸物件探しをする場合、最終的に2~3つぐらいの物件に絞り込みをしてから、1つの物件を決めると思いますが、ただ複数の物件を比較してしまうと、なかなか決断することは難しいですよね。
そこで「一度検討させてほしい」と仲介会社に伝えて、数日後結論を出そうと仲介会社に連絡したところ「検討していた部屋が契約になってしまった」経験は、おそらくだれにでもあるはず。
お部屋探しをされていたお客様にとっては「残念」な結果になってしまいましたが、どうして賃貸物件においては「待ってもらう」ことが難しいのでしょうか?
目 次
1.賃貸業界においては、早い者勝ちがルール
2.仮押さえしたければ、入居申込しかない
3.絶対入居したい場合は、先行契約する
4.まとめ
1.賃貸業界においては、早い者勝ちがルール
![賃貸業界においては、入居申込をされた方が最優先となります。](https://static.wixstatic.com/media/cfcce6_1c230c398ebf44cdb75913e3f8582d37~mv2.jpg/v1/fill/w_147,h_118,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/cfcce6_1c230c398ebf44cdb75913e3f8582d37~mv2.jpg)
賃貸探しをされている方にとって、お部屋を一つに絞ることに対して「時間がかかる」方もいるとは思いますが、ただ賃貸業界においては「お部屋をキープ」することはできず、早くお部屋を申込・契約をされた方が、その部屋に住むことができます。
お部屋申込をされた方全員「入居審査」を行いますので、入居審査に残念ながら落ちてしまった場合は、再募集となります。
ただ基本的に入居審査に落ちる方や、入居審査は通ったがその後お部屋をキャンセルされる方は、あまりいないことから、基本的には入居申込が入った時点で、お部屋は埋まったものと認識されたほうがいいのかもしれません。
入居申込が入ったことは承知の上で、どうしてもその部屋に入居したいと考えている方は「キャンセル待ち」が可能となりますので、キャンセル待ちをご希望の方はその旨を仲介会社の担当者にお伝えください。
なお、入居申込を待ってもらうことは可能ですが、ただ仲介会社では「お部屋をキープ」することはできないので、他のお客様がお部屋申込をしたいと言われた場合は、そちらの方を最優先でご紹介します。
2.仮押さえしたければ、入居申込しかない
![賃貸の仮押さえをしたければ、入居申込をするしかありません。](https://static.wixstatic.com/media/11062b_9e86eb5dab0a459db198c8f158af8917~mv2.jpeg/v1/fill/w_147,h_98,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/11062b_9e86eb5dab0a459db198c8f158af8917~mv2.jpeg)
仮押さえは原則としてできませんが、ただ賃貸借契約を結ぶ前だったら「キャンセルしても初期費用は全額返金」されることから、もし気に入った物件があった時には「すぐに入居申込」を行うべき。
入居申込が入ると、その時点で募集は一旦停止しますので、申込をされた方が最優先となります。賃貸借契約を結ぶ前なら、キャンセル扱いは可能です。
ただ仮押さえ手的な感じで入居申込をされると、正直仲介会社やオーナーさんに迷惑をかけるばかりではなく「仮押さえをしたお部屋に住みたい」と考えている方もいると思われますので、可能な限りキャンセルは控えていただくとありがたいです。
3.絶対入居したい場合は、先行契約する
![絶対に入居したいと思った時は先行契約をする](https://static.wixstatic.com/media/273ef37c314b46bb9220b77cfd5769c9.jpg/v1/fill/w_147,h_98,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/273ef37c314b46bb9220b77cfd5769c9.jpg)
工事中の新築物件やリノベーション物件では、内見することができませんが、お部屋完成後すぐに満室になってしまう恐れがあるので、もしすぐにでも契約したいと考えている方は「先行契約」されることをおススメします。
先行契約とは、通常の「内見→契約」という流れではなく、内見をカットしてすぐ契約手続きに入る契約方法です。先行契約の注意点としては、お部屋見学をせずに契約するので、もし契約後お部屋を見た時に「想像していた部屋とは違う」からといって、契約をキャンセルすることはできません。
もしキャンセルする場合には「解約」扱いになり、初期費用の殆どは返金されないばかりではなく、短期解約違約金が設定されている場合には、違約金支払いをしなければならなくなりますので、その点は注意が必要です。
4.まとめ
賃貸業界においては「早い者勝ち」で部屋が埋まっていくので、もし賃貸系ポータルサイトなどで物件を見て、直感で住みたいと思った時は、メール連絡ではなく、直接物件を取り扱っている仲介会社に連絡したほうが、タイムラグなどがあまりないので、入居申込ができるかどうか、すぐにわかります。
賃貸借契約書にサインをするまでは、いつでもキャンセルできるので、もし物件を見て「理想通りの部屋ではない」場合には、キャンセルされることをおススメしますが、ただ仮押さえ的な感じでキャンセルするのだけは、やめてください。
今日も最後までブログを読んでいただきまして、ありがとうございます。
#賃貸
#賃貸借契約
#仮押さえ