おはようございます。
甲府市大里町で「家族団らん型賃貸アパート」を経営しております、グレイスロイヤル・オーナーの長田 穣です。いつもブログを見ていただきまして、ありがとうございます。
さて、いよいよ秋の繁忙期の時期を迎えました。
この時期は、春の繁忙期（１月～３月）と比べると、それほど多くはないものの「会社の定期異動」があり、また１年のうち結婚式を挙げるカップルがおおいのも秋が多いので、不動産仲介会社は、様々なキャンペーンを駆使して、お客様を最適な物件にご紹介をしています。
今の時代、殆どの方が「不動産賃貸物件検索ポータルサイト」を利用されると思います。
ポータルサイトを使えば「築年数」「エリア」「家賃」などといった希望条件を選択することにより、物件候補が集約することができるので、とても便利なものですが、その反面、物件候補の正確な情報（仲介会社が本当にススメて良い物件かどうか？）については、ポータルサイト上では、決して見ることができません。
「将来、戸建て住宅を購入したいので、節約のため、安い物件に住みたい」
「生活費に回すため、賃貸物件は安いところ！」
このような理由から、家賃が安い賃貸物件を探す方が、年々増えてきています。
山梨県の場合、同じ間取り（例えば２LDK)でも、エリアが違うと家賃が極端に違ってきて、例えば甲府市とお隣の笛吹市の場合、家賃の乖離が最大１万円ぐらいあります。
ただ、家賃が安い物件について、様々な賃貸物件を紹介・契約をしている仲介会社の担当者は、あまりお勧めはしていないのが現実。
「お客様が住みたい」と思っている物件について、あまり口出しはできないのが正直なところですが、様々な物件を見ている仲介会社の担当は、家賃が安い物件に住み続けることで、今後どのようなことが待っているのか、おおよそは推測できます。
家賃が安い物件をどうして仲介会社の担当者は勧めないのか？
①住民トラブルに巻き込まれやすい。
賃貸物件における「クレーム」で、最も多いのが「騒音」。
騒音の中で一番多いのが、生活をしていくうえで発生してしまう音（生活音）。
よくあるのが上階からの足音が、階下に響いてしまう場合があります。
正直言ってこの程度ならば、よくありがちなので「通知文」を各世帯に配布すればだいたいは収まります。しかし、家賃が安い物件になればなるほど「夜間に騒ぐ」「生活音の発生をあまり意識しない行動」をとる方が多くなりますので、どうしてもトラブルに巻き込まれやすくなります。
②故障が発生しても、すぐに対応してくれない。
築年数が経過すればするほど、どうしても故障する回数は増えてきます。
なかでも設備関連は致し方がないところですが、特に要注意なのが、管理会社に管理を委託していないオーナーさんが自分で物件管理をしている「自主管理」物件に入居している方。自主管理物件は、入居者さんから故障の連絡が入った場合、オーナーさんが全ての手配をするのですが、中には「まだ使える」と勝手に判断をして、交換ではなく「修理」をして、だましだまし使うケースもあります。
このようなケースは、管理会社に管理を委託している物件の一部でも実際にありますが、現在では比較的、すぐに対応してくれる物件の方が多くなってきているとのことです。
余談ですが、グレイスロイヤルの場合は、故障連絡が発生した際、すぐに交換をするようにしています。
③退去後のリフォームが甘い
家賃が安い物件の多くは、退去後のリフォームが甘くなります。
一般的には壁紙は５年周期で張替えをするのですが、家賃が安い物件は５年以上経過していたとしても「まだ使える」場合には、壁紙は張り替えないで、そのままの状態でお貸しする場合があり、また洗面台やキッチンなども、古いものをそのまま使う場合が多くなります。
できることなら、自分が住んでいる物件や家の周辺で、トラブルに巻き込まれたくはないと思う方は全員同じ思いだと思いますが、トラブルを未然に防ぐ手立てがないのが正直なところ。
ただ、管理会社の担当者からのヒアリングとしていく中で、賃貸物件における住民トラブル・設備トラブルが発生する確率が高くなるのでは、やはり家賃が安い物件に集中しています。
家賃はできたら安いのが一番だとは思いますが、それを選択したことで住民トラブルに巻き込まれたくはないですよね！
お部屋探しの際、参考にしていただければ幸いです。
今日も最後までブログを読んでいただきまして、ありがとうございます。
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