こんにちは。
賃貸物件の部屋の壁紙というと、どの物件も白色を使用していますが、どうして白色を使っていると思いますか?

賃貸物件で壁紙を白を採用している最大の理由は
ズバリ、コストカット!
ここだけの話ですが、どの商売もそうですが、仕入れのコストはできるだけ少なくしたいもの。賃貸業界で白色を使用する最大の理由は、量販品で絶対に製造メーカーが廃盤にしないものを室内で採用することで、補修・退去の際に行う壁紙張替え時、時間をかけずにすぐに対応することができ、早期にお部屋募集が開始できる点で、各管理会社(特に新築物件)では、殆どと言ってもいいほど、量販品クロスを採用しています。
ただ、賃貸でよく使用されている量販品クロスは、正直言って「おしゃれ」とは全く無縁。
新築物件ならば、まだ設備が新しいので「映える部屋」となりますが、築年数が経過した物件に量販品クロスを導入すると、壁紙自体は新しくなって清潔感はあるものの、正直古さを解消させるような部屋とはなっていません。

賃貸業界においても、近年お部屋の一部の壁を、おしゃれな壁紙(アクセントクロス=1000番台クロス)を導入するところが増えてきています。
量販品クロスと1000番台クロスの見分け方は、カラフルな色を使用しているかどうか?

室内の一角だけでもおしゃれな壁紙を使用していると、室内がおしゃれになりますが、ただおしゃれな部屋と言っても、人によって色の好みが異なる以上、お部屋を貸す側が一方的に色を決め付けた場合、受け入れる方もいれば、受け入れることが難しい方も出てきますよね?
近年では、ホームセンターやネットショッピングなどで、原状回復が可能な「剥がせる壁紙」がたくさんありますので、ご自身で好きな壁紙を室内に貼ることはできますが、数年後いざ壁紙をはがそうと思ったら、もともとの壁紙まで剥がしてしまい、失敗してしまった事例がある以上、値段が安い剥がせる壁紙は使用しないほうが得策かもしれません。
(記事はこちら▶記事を読む)
甲府市大里町にあるグレイスロイヤルでは、現在1部屋リノベーション中ですが、壁の色はあえて白にしています。
白と言っても壁紙ではなく、お部屋の一部(天井・トイレ・洗面脱衣所)を除き、自然素材の漆喰を施工しています。


当物件は築年数が古いということもあり、空き部屋を順次リノベーションを行っていますが、一部の部屋を除き、壁は天井を除き白の漆喰を塗っています。
漆喰は手作業で塗らなければならないので、壁全体が温かみを感じられ、とても居心地がいい空間になりますが、通常/1000番台クロスでは決して味わうことができません。
また漆喰は自然光を反射させる性質があるので、壁紙の部屋と比べて室内がとても明るくなるのが特徴。同じ白の部屋でも、漆喰を使用した部屋は通常の部屋と比べて2倍ぐらいは室内が明るくなりますので、日中は電気をつけなくても十分明るいです。
当物件が白の漆喰を使っているのは、キッチンの魅力をより引き立たせるため。

現在リノベーション中のS205号室のキッチンも、このようなおしゃれなナチュラルテイストキッチンに生まれ変わりますが、こちらのキッチン扉は「無垢材」をしようしているので、時間の経過と共に変色(飴色)になりますが、経年変化を楽しめるナチュラルテイストキッチンの魅力を引き立たせるためには、やはり周りを明るくすることがとても重要。
そういう点において、漆喰は室内を明るくしてくれるので、とっても便利。
いかがでしょうか?
室内の壁が白と聞くと、ありきたりな賃貸の色と思われてしまいますが、現在リノベーション中のS205号室の壁は、室内空間をより華やかにしてくれる自然素材の漆喰を導入しているので、決して飽きないと思います。
お部屋探しの参考になれば、幸いです。
今日も最後までブログを読んでいただきまして、ありがとうございます。
コメント