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アパート上階がうるさい!どのように対処したらいいの?


賃貸アパートのクレーム件数で、最も多いのが「足音」等の生活音が源と思われる騒音。

生活音は、ある意味において生活をしていく以上発生してしまうので、一見すると致し方がないことではありますが、ただ許容範囲を超えた生活音を「我慢」をしていたのでは、ストレスが溜まってしまい、最終的には人間関係が悪くなるばかり。


もし上階から発生してしまう生活音がうるさい場合、どのように対処したらいいのでしょうか?

 

目 次

1.管理会社にすぐに相談

2.自分で勝手に解決してはダメ

3.吸音グッズを置いてみる

4.どのような構造賃貸でも起こりえる

5.まとめ

 

1.管理会社にすぐに相談


上階・お隣、もしくは外部からの騒音が気になる/気になって熟睡することができない場合は、すぐに管理会社に連絡・相談をして下さい。


管理会社では、日頃から騒音トラブルに関して、様々な対応をしていることから、解決に向けてのノウハウを蓄積しています。


具体的な流れとしては…

1)全入居者様に通知文を配布(個人などが特定されない形で通知します)

2)1)でも効果がなかった場合「騒音を出しているであろう方」に管理会社の担当者が連絡し、生活音に対して配慮してほしいとお願いをします。


 

通常ならばここまでの段階で、ほとんど解決しますが、ただ中には騒音が軽減されていない場合もあるようです。ここまできて解決が難しい場合、最終的に「お客様同士による話し合い」をすることになります。ただここまでになってくると、人間関係が悪くなる可能性があり、最悪どちらかが退去してしまう可能性が出てくるので、管理会社としてもできたら丸く収めたいというのが本音です。



また騒音問題に関してですが、午後9時ぐらいまでに発生してしまう「生活音」(足音、洗濯機の音)に関しては、許容範囲として騒音としてあまり捉えない(ただし限度はもちろんあります)場合が多いのですが、ただこのような音が深夜帯に発生してしまうと、殆どの方はお休みになっているので、少しの音でも大きく響いてしまう恐れがあることから、注意が必要です。




2.自分で勝手に解決してはダメ




ごく一部のお客様が行ってしまうのですが「騒音が気になる」からといって、管理会社の相談もなく、一方的に騒音を出しているであろうお客様の部屋に行って、注意をする行為は絶対にしてはいけません。


なぜダメなのかというと…

感情論が先行して、解決するどころか険悪な関係になってしまうからです。



これは管理会社から聞いた実際にあった事例ですが…

①2階建ての賃貸アパートの1階のお部屋にご入居されていたお客様は、生活音に敏感な方で、ある時2階にご入居されていたお客様が深夜帯に騒音を出してしまい、そのことを管理会社に相談なしに、直接クレームを言いに行ったところ「大喧嘩」になってしまい「何とかしてくれ」と泣きながら相談されたとのことです。

 

深夜帯に騒音を出してしまったお客様にも非がありますが、直接クレームを言いに行った1階のお客様の行動にも問題があります。騒音が発生した場合は必ず管理会社に相談が原則です。

 



②上階からの生活音が気になるから何とか注意をしてほしいと、管理会社に相談し「何時ごろまで騒音は続いていますか?」と聞いたところ「午後9時ごろまで」と回答したとのことです。許容できない生活音ならば話は別ですが、通常の生活音の場合、午後9時ごろまでに発生してしまう生活音は「許容範囲」となる以上、この様な連絡を何度もしてくる場合、逆にその方の人間性を疑ってしまう(隠れクレーマー)恐れがありますので、注意が必要です。

 

階下のお部屋にご入居しているお客様は、生活音の影響を受けやすくなります。

ただ午後9時ごろまでは、ある程度の生活音に関しては「致し方がない」=許容範囲ですので、この部分までも許さないというと、階下のお部屋には今後お客様をご紹介することができなくなります。ただ限度を超えた騒音は別ので、もしこのような生活音に悩まされているお客様は、管理会社にご相談ください。




3.吸音グッズを置いてみる


生活音をなくすことは、絶対にできませんがただ、生活音を軽減させることは可能です。

騒音問題でよくあるのは、上階からの生活音が階下のお部屋に響いてしまう場合が殆どですので、この現象を抑えるための効果的な吸音グッズとしては…


1)床にクッション性があるカーペット・ジョイントマットを置く

2)吸音効果が期待できるスリッパを購入し、常時スリッパをはく

3)畳には吸音効果が期待→お子さんがいるご家庭では和室部屋がある賃貸に入居する

4)吸音効果が期待できる「クッションフロア」が施工されている賃貸に入居する


このようなことでも生活音は軽減されますので、もし生活音トラブルに巻き込まれたくはない方は、出来る範囲内で実践してみてはいかがですか?



4.どのような構造賃貸でも起こりえる



よく「鉄筋コンクリート」で造られた賃貸アパートは「生活音が気にならない」といった都市伝説がいまだに流行っていますが、これはウソ。


管理会社からの報告によると、分譲マンション級の場合コンクリートの幅が大きいことから、生活音はそれほど気にならないとのことですが、ただ賃貸用の鉄筋コンクリートアパートの場合、同もコンクリートの幅が狭いことから、生活音トラブルはほかの構造賃貸アパートと同じぐらいに発生しているとのこと。


つまりモラルを守らなければ、どのようなアパートでも騒音問題は発生するということ。


もし生活音トラブルに巻き込まれたくはないと考えている方は、お部屋探しの段階で「クレーム件数が少ない物件」に入居するべき。クレーム件数が少ない物件は、管理が徹底されている物件なので、騒音トラブルに巻き込まれる可能性が低くなります。





5.まとめ


戸建て住宅を購入された方の多くは「賃貸での生活音がイヤ」と感じていたと思われますが、戸建て住宅に住替えたとしても、山間部にお住まいでない限り、お隣さんとの距離はそれほど離れていないので、生活音は当然聞こえてきます。


つまりどのような所で生活をしたとしても、生活音が解決できるような賃貸は、あり得ません。


お部屋探しをされる時、防音性を気にされる方は多いと思われますが、鉄筋コンクリート=防音性が期待できるといった構図はない以上、もし生活音が気になってしまう方は、最上階角部屋に入居するか、管理が徹底されている賃貸に住むか、どちらかしかなさそうです。




今日も最後までブログを読んでいただきまして、ありがとうございます。



#生活音 #防音 #騒音 

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