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ブラックリストに掲載されていると、入居審査に不利なの?


過去にクレジットカードを滞納してしまって、所謂ブラックリストに掲載されてしまった人が、賃貸物件を借りる際、入居に不利になるのでは?と心配になってしまいますよね。


ブラックリストに掲載されたことがあった場合、賃貸契約ができるのかというと、正直な所管理会社の判断によるところの方が大きいというのが、正直な所。


では、ブラックリストに掲載されてしまった方は、入居審査に不利になるのでしょうか?



1.そもそもブラックリストとは?

ブラックリストと呼ばれているものは、実は存在してはいません。

正確にいうと、個人信用情報機関に事故報告が登録された状態のことを、通称ブラックリストと呼んでいます。


個人信用情報機関に登録されてしまう期間は、5年~10年なので、期間さえ過ぎれば事故報告は消去されるので、審査が通りにくくなることはないと思われます。



2.ブラックリストに掲載されていると、どうなるの?

近年の賃貸業界においては、入居時に「家賃保証会社」に加入することを必須としている物件が多くなったことから、仲介会社では入居申込を頂いた時点で、家賃保証会社に書類を回して、入居審査依頼をかけます。


ブラックリストの方が引っかかってしまうのは、家賃保証会社における審査で、全てがわかります。


家賃保証会社では、信用情報を共有しているので、もしお客様が現在「事故報告に掲載」されている場合、その時点で入居審査は終わり、入居不可となってしまいます。


個人情報の関係もあり、家賃保証会社における入居審査結果は「可否」のみしか教えてくれないので、もし入居審査で落ちてしまった場合、仲介会社では提携している別の家賃保証会社に審査を回して、再審査を行います。


家賃保証会社における1回目の審査で「落ちてしまう」ことはよくあることなので、別の家賃保証会社に審査を回すことは不思議ではありませんが、ただ次の入居審査でも落とされてしまうと、仲介会社では「入居拒否」の判定を下すしかありません。




1回目は落ちて、2回目の審査で入居許可を出した場合、管理会社における審査となるわけですが、ただ管理会社においては入居審査で落ちた理由はどこにあるのか?を注意深く推察しています。


家賃保証会社は大きく分けて3つに大別ができます。

①管理会社の関連会社が運営している家賃保証会社

②保証協会などの協会に加入している家賃保証会社

③信販系の家賃保証会社


①に関しては、管理物件において過去に滞納歴や強制退去歴があった場合のみ、信用情報に記載されます。


②は協会内に加入している家賃保証会社が、信用情報を共有できることが可能になるので、1回でも家賃滞納を繰り返していたり、強制退去歴があったりしていると、協会に所属している家賃保証会社を利用している管理会社物件には、入居することができなくなります。


③は信販系の会社が運営しているので、過去にクレジットカード滞納歴などがあると、信用情報に引っかかってしまいます。



②及び③のどちらかの審査に落ちてしまい、再審査で入居許可が下りた場合、管理会社担当者は「この人を入居させてもいいのか?」と慎重にならざるを得ません


というのは、入居申込の時に「勤務先」「年収」等を記載して提出しますが、仲介会社においては、お客様が記載した年収が入居審査に通るかどうかは、ある程度は把握することは可能ですので、その審査に落ちてしまった場合「何かがある」としか考えられません


この時、入居を許可すべきかどうか判断が難しくなりますが、その時は仲介担当者に「お客様の人柄」がどのような感じだったのかを確認します。


・受け応えがしっかりできているか?

・無理難題は言っていないか?

・最低限の常識を持っているのか?


もし仲介担当者が、お客様とのヒアリングの中で「何かが引っかかる」と感じた場合には、管理担当者に報告するので、そこで総合的に判断して、入居許可を出すかどうかを決めます。



3.まとめ

賃貸の入居審査で、一回入居審査に落ちてしまうと、管理担当者は本当に入居させてもいいのかどうか?悩む場合が多いです。


管理会社では、たとえ家賃保証会社が滞納家賃を立て替えてくれるとは言っても、家賃入金遅れに関しては、非常にシビアに考えているからです。もし入金が遅れることがわかっていれば、初めから入居許可を出すことはまずなかったと思いますし、またもし家賃滞納が連続で3か月以上続くと、法的手段に移行し「強制退去」に向けた手続きをするとなると、正直その対応にも追われてしまうので、それらをできるだけ回避するためにも、入居審査は常に慎重に行っています。


家賃保証会社の利用は今後も増えていくと思いますので、家賃滞納は様々な部分においてリスクが高いと言えます。


もし家賃支払いが難しくなりそうな場合には、早めに管理会社の担当者に相談して下さい。



#家賃滞納 #ブラックリスト


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