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賃貸初期費用の総額はいくら?詳細を教えて!


賃貸物件に入居する際、必ず初期費用が発生します。

初期費用に関する詳細な内容について、賃貸物件生活になれていない方は、あまり理解されないまま契約されているのではないでしょうか?


そこで今日のブログは、賃貸初期費用の中に含まれている内容と、初期費用の総額についてお伝えしていきたいと思います。


 

目 次

1.賃貸の初期費用の平均は?

2.初期費用の内容について

3.違約金に注意

4.契約後はキャンセル不可

5.まとめ

 

1.賃貸の初期費用の平均は?

山梨県賃貸市場における初期費用の平均は家賃4か月分
山梨県賃貸市場における初期費用の平均は家賃4か月分

賃貸物件契約時に支払う初期費用の平均ですが、賃貸物件があるエリアや築年数によって、初期費用の設定が異なるので、一概に言うことは難しいのですが、山梨県の場合ではおおむね家賃4か月分が平均的。ただし、新築物件や築年数が浅い物件では「敷金」「礼金」が設定されているので、初期費用の総額は家賃5~6か月ぐらいは発生すると思われます。


初期費用に含まれているものは、次の通りとなります。

・敷金

・礼金

・仲介手数料

・前家賃

・家賃保証会社に支払う初回保証料

・カギ交換(オプション)

・室内消毒、除菌(オプション)

・家財保険




2.初期費用の内容について


敷 金

敷金とは、契約時に管理会社(オーナー)に預け入れる担保金みたいなもの。入居期間中にお客様が故意に破損や汚損させてしまった場合や、家賃滞納、夜逃げした場合には、敷金から相殺されます。入居期間中に、何もなければ退去時に返金されます。


礼 金

オーナーさんに支払う入居させてもらったことに対する「謝礼金」

昔は、賃貸物件数が今と比べると少なかったので、入居許可を出してもらったオーナーさんに、謝礼金を出すのが一般的だった慣習が、今でも残っています。

ただし、今では築年数が10年未満の物件に設定されていることが多く、築年数が経過している物件には、設定されてはいません。


仲介手数料

契約が成立したことによって得られる、仲介会社の報酬料。

仲介手数料は、法律によって上限が定められていて、最高でも家賃1か月+税金

ただ、本来の仲介手数料は「借主」と「貸主」が双方0.5か月分出すことになっていますが、借主の同意が得られば借主のみに「家賃1か月分」を請求できることになっているので、多くの管理会社では、借主に対して「家賃1か月分」の仲介手数料を請求しています。



前家賃

前家賃とは、契約した日(当月)と翌月分の家賃を先払いするもの。

当月分の家賃は、日割り家賃となりますので、契約日が月の初めだと、前家賃の金額が多くなりますが、月末にすると前家賃分を減らすことができるので、前家賃を抑えることができます。家賃発生日に関しては、基本的に「契約日」に設定されていることが多いので、もし前家賃を抑えたい方は、交渉することができる可能性があります。



家賃保証会社に支払う初回保証料 ※平均は家賃50~100%

近年では、契約時に管理会社が指定する「家賃保証会社」に加入することを求めていますので、契約時に家賃保証会社に「初回保証料」を支払わなければなりません。


初回保証料の金額は、物件もしくは管理会社によって差異があり、一般的には家賃50%~100%となっています。なお、家賃保証会社加入必須物件では、必ず保証会社を利用しなければならないことになっていますので、要注意です。


なお、家賃保証会社を利用する場合、年1回更新をする必要があり、更新料が設定されています。更新料はおおよそ1万円~2万円程度です。



カギ交換(オプション) 約2万円

カギ交換とは、入居前に玄関に設置されている「カギを交換」する場合に発生する費用のこと。カギ交換はオプション扱いになりますので、お客様が不要と感じた場合には、その旨をお伝えすれば、初期票から外してもらうことは可能です。


賃貸物件では、契約時にお部屋のカギをお渡し、退去時には入居時に渡したカギを、全て返還してもらうことになっていますが、ただカギ交換をしないと、前入居者様が「ご自身でカギを複製」していた場合には、そのカギで室内に入ることができるので、防犯上カギ交換をしないのは、リスクがあります。



室内消毒、除菌(オプション) 約2万円

専門業者さんに、入居前に害虫駆除(ゴキブリやダニなど)とドアノブなど手に触る部分をアルコール除菌を依頼したい場合のみに発生する費用。バルサンなどの市販の駆除剤でも対応することはできますが、ただゴキブリは「少しの隙間」があれば簡単に侵入してしまうので、専門業者さんに依頼したほうが、確実に駆除・予防することができるのでおすすめです。



家財保険

賃貸契約時に、家財保険には必ず加入していただく事になっています。

家財保険は、管理会社が指定した保険会社か、もしくはご入居者様が入られたい家財保険どちらでも構いません。(念のために契約時に管理会社に確認してください)


家財保険に加入して頂く理由は、もしご入居者様が「契約期間中」に火災などを発生させてしまった場合「原状回復義務」が発生することから、元の状態に戻さなくてはなりません。ただ火災などの大きな事故を発生させてしまった場合には、ものすごい費用が発生するので、これを自己資金で返済することは、難しい話。


ただ家財保険に加入することによって、オーナーさんに賠償をしなければならない時でも、保険で対応することが可能となります。ただし保証内容を充実させたい方は、特約を付けることをおススメします。



3.違約金に注意

フリーレント付き物件に入居する際には、違約金に注意
フリーレント付き物件に入居する際には、違約金に注意

よく「家賃が一定期間無料」となるフリーレントが設定されている物件があります。

フリーレントが設定されていると、その分は前家賃と相殺することができるので、初期費用を抑える効果ができることから、お客様や管理会社・仲介会社双方にメリットがあります。


ただ、特約などがなければ、理論的にはフリーレント終了後「解約」することもできることから、短期間で解約されてしまうと、管理会社や仲介会社にとっては大赤字になってしまいます。


そこで、フリーレントが設定されている物件においては、短期間で解約することを防ぐ目的で「短期解約違約金」を設定し、賃貸借契約の特約事項に記載しています。


違約金が設定されている物件の多くは

契約日から1年未満で退去した場合には、家賃1か月分の違約金を支払う

事になっていますが、ただし物件によっては2年縛りになっている所もあるので、フリーレントが設定されている物件に入居する際には、違約金に関する説明をしっかり受けておいたほうがいいのかもしれません。



4.契約後はキャンセル不可

賃貸借契約が成立した後では、キャンセルはできません。
賃貸借契約が成立した後では、キャンセルはできません。

賃貸契約で一番気を付けなければならないのは、キャンセルする場合です。

もし都合によってお部屋をキャンセルしなければならない場合、賃貸借契約が成立する前ならば「キャンセル扱い」することが可能となり、支払われた初期費用は全額返金されます。


しかし、賃貸借契約が成立した後では、たとえ契約した部屋で生活していないとしても、キャンセルすることはできず、どうしてもキャンセルしたい場合には、解約扱いで対応しなければなりません。


解約扱いになると、初期費用は敷金以外は返金されず、また契約書に「退去時に室内クリーニング費用を支払う」ことが明記されている場合には、たとえ未使用の部屋であったとしても、費用が発生してしまうので、キャンセルをどうしてもしなければならない場合には、契約が成立する前にして下さい。



5.まとめ


賃貸物件に入居する時には、初期費用を支払わなければなりませんが、出来ることならば初期費用を節約して、新生活に必要な家具や家電の購入資金に回したい所ですよね。


甲府市内で2LDK賃貸物件を探されている方は、当物件にご入居して頂く事によって、初期費用が相場の4分の1程度に抑えられているので、浮いたお金で新生活費用などに回すことが簡単にできます。


契約日を月末にしていただことで、初期費用が10万円以下になる場合が出てきますので、もし甲府市内でおしゃれな賃貸アパートに入居されたい方は、ぜひ当物件に入居してみてはいかがですか?

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