賃貸物件を探される時、大手賃貸検索サイトを活用される方は多いと思います。
同サイト内を検索していて「この物件いいな」と思っていても、数日後には「掲載されていない」ということはよくあることです。
気に入った物件が急に掲載されなくなった背景には、賃貸業界特有の理由があります。部屋探しをする際掲載終了になる理由を把握しておくと、部屋探しがやりやすくなります。
本投稿は「物件情報が掲載終了となるタイミング」について、お伝えさせてもらいます。
▼目 次
３．繁忙期は、すぐに部屋が埋まってしまう
【本記事でお伝えする結論】
"物件情報掲載終了について重要なポイント”
１．入居申込が入ると、掲載終了
不動産賃貸業界には「仮押さえ」という考え方は一切ありません。
物件情報が掲載終了となるタイミングはお客様が入居申込をされた時です。
入居申込された時点において、仲介会社では「物件情報を一旦掲載停止」し申込された方を「最優先で入居審査」を行います。入居審査で問題がなければ契約手続きに入ります。
入居申込が入ると仲介会社では募集停止の手続きを行います。ただ最新情報が更新されるまでにはタイムラグがどうしても発生してしまいます。冒頭でお伝えした「数日後に物件情報が終了している」のはタイムラグが原因です。
２．掲載終了になっても、申込することはできる？
仲介会社の担当者から「入居申込が入った」ことを告げられると諦めてしまいそうになります。
ただ厳密に言うと入居できる可能性は少ないのですが、完全にできない訳ではありません。
掲載終了となっても、物件を取り扱っている仲介会社に「キャンセル待ちの連絡」をすることによって、もし一番最初に入居申込された方が「入居審査に落ちた」「入居キャンセル」になると、キャンセル待ちされた方に部屋が回ってきます。
３．繁忙期は、すぐに部屋が埋まってしまう
不動産賃貸業界の繁忙期は、1月～3月と言われています。
この時期は「進学」「就職」「転勤」等が重なるため、多く方がお部屋探しをされます。
そのため「人気エリアにある」「築年数が浅い」「リノベーション物件」などは、場合によっては「タッチの差で入居申込ができない」ことも、珍しくはありません。
一般的に部屋探しする際、希望条件に合致した複数の部屋をピックアップし、最終的に1部屋と契約される方が多いと思います。ただ繁忙期中においては、悠長に部屋探ししていると人気物件ほど早期に部屋が埋まっていきます。
もし直感で「この部屋良いな」と思った時にはすぐに入居申込することをおススメします。
入居申込＝契約というイメージが強くなってしまいますが、賃貸業界では「賃貸借契約が成立」しない限りいつでもキャンセル対応は可能です。また初期費用を支払ったとしても契約前であれば全額返金されます。
４．どうしても仮押さえしたい場合には？
何度も申し上げましたが、賃貸業界では「仮押さえ」という考えそのものがありません。そのため入居したいのであれば「入居申込」するしかありません。
一般的な部屋探しは内見した上で入居申込される方が多いです。ただし裏ワザを使えば「事実上の仮押さえ」することは可能です。
事実上の仮押さえとは「仲介会社に先行申込したい」と申し出ることです。
先行申込とは内見する前に入居申込を完了させるやり方。
これをすることで物件情報を早期に止めることができるため、部屋を取られるリスクはなくなります。
ただし先行申込にもデメリットがあります。
先行申込ができるのは1件のみ
他の人が先行契約してしまうと、先行申込しても入居できない
ため注意が必要です。
５．まとめ
今回は「物件情報が掲載終了となるタイミング」について、お伝えさせてもらいました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認してみましょう。
賃貸掲載終了のタイミングを把握しておくと、部屋探しをするタイミングややり方がわかりやすくなるため、希望条件に合致した部屋に入居できる確率は高くなります。
また転勤などで住替えされる場合、管理会社が同じ物件に入居すると仲介手数料が無料もしくは半額になることがあります。詳細に関しては仲介会社にお問合せ下さい。
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