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フルリノベーション賃貸とは?


不動産賃貸業界においては、近年賃貸アパートの空室率が悪化の傾向となっていることから、競争力が低下しやすい「築年数が20年以上経過した物件」を、フルリノベーションする部屋が多くなってきています。


フルリノベーションとは、スケルトン状態にまでに室内を一度整理した状態から作りあげるリノベーションのことを意味していますが、ではフルリノベーションされた部屋の魅力とはいったいどのようなものなのか?また、フルリノベーション賃貸におけるデメリットの部分について、お伝えしてきたいと思います。


 

目 次

 

1.フルリノベーションのメリット

フルリノベーションのメリット

フルリノベーション物件のメリットといえば、やはり一度室内をスケルトン状態にしているので、思い切ったリノベーション部屋ができる点です。


例えば、築年数が経過している物件で、ファミリータイプ物件の中には、リビング空間がないDK(ダイニングとキッチン)という間取りがあります。これは、キッチンとダイニング空間が、完全に一つの部屋となっているため、手狭になってしまいますが、フルリノベーション物件では、間取り変更(ここでは、DKの境にある壁を撤去することです)までも行うので、室内が使いやすくなっている点においては、メリットと言えます。


また、設備関連も「原則としては交換」しているので、今までと比べると、使いやすさの面では明らかによくなっていて、新築物件と比べると家賃の面では、抑えられていることから、新築物件に住みたいけれど「予算的に厳しい」と感じている方には、メリット大と言えます。



2.グレイスロイヤルでも、一部はフルリノベーション対応

甲府市大里町にあるグレイスロイヤルでは、築年数が経過していることもあり、2018年以降、空き部屋を順次リノベーションを行っていますが、一部の設備に関しては「フルリノベーション対応」しています。


当物件のリノベーション部屋においては、キッチンは全て「おしゃれナチュラルキッチン」を採用していますが、こちらのキッチンは「今まで使用していたキッチンをリメイク」したものであることから、一度キッチンをスケルトン状態にして、キッチン扉とキッチンパネルを新調し、また換気扇フードは再塗装を施しています。


メーカー品では決して味わうことができない「温もりと温かみ」を、いつまでも味わうことができるナチュラルキッチンは、特に女性のお客様からは「高い評価」を頂いております。



3.フルリノベーション物件のデメリットとは?

フルリノベーション物件は、室内が新築並みに蘇っているので、生活がとてもしやすくなっている点は、メリットであると言えますが、当然ながらフルリノベーション物件においても、デメリットも存在します。


①耐震性

基本的に、リノベーション物件は「築20年以上経過」している場合が多いことから、耐震性がどうしても気になってしまいます。


ひとつの判断基準として、リノベーション物件が建築された年が「1981年」以降であれば「新耐震基準」で建築されているので、耐震性をそれほどまでに気にされることはありません。新耐震基準とは、「震度6強~7の大地震が発生しても、倒壊は免れる」と言われいます。外壁塗装などメンテナンスさえしっかりしていれば、安心できるはずです。


②家賃が高くなっている

フルリノベーション物件は、一度全ての設備や内装、間取りまでも変更していることから、コストが高くなってしまいますので、通常のリフォーム物件と比べると「家賃が割高」傾向になりがちです。


③室内の機能性

築年数が20年以上経過している物件では、室内の機能性(断熱、湿気、防音)が低下していることが、リクシル住宅研究所の調べで判明していますが、フルリノベーション物件の部屋において、室内の機能性の部分において「改善されていない」所もあり得ます。

契約する前には、その点は確認しておかないと、入居後後悔してしまう可能性が高くなります。



4.まとめ

フルリノベーション物件は、築年数の古さによって発生してしまう「古臭さや室内設備の使いにくさ」を解消し、しかも新築より家賃が安くなっているので、オトクな物件であることは間違いありません。


しかし、その一方で一部フルリノベーション物件では、室内の内装を「おしゃれなアクセントクロスを乱用」しているところもあり、あまりにもカラフルな色を室内に使っていると、最初はおしゃれに見えて部屋が、次第に「飽きて」きて、最終的には重たい部屋になってしまう可能性があります。


また、築年数が経過しているということは、設備不良も発生してしまいがちになりますが、その際管理会社がしっかりと対応してくれるかについても、契約前には確認しておいたほうがいいと思われます。




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