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賃貸生活音(騒音)問題は、被害者側が泣き寝入りをしなければならないの?


賃貸物件における生活音/騒音トラブルは、クレーム件数の中でもダントツの第1位。


賃貸物件は、ひとつの建物の中に、複数のお部屋が隣接している以上、そこで住居されている方の生活音は、どうしても「階下」「両隣」に響いてしまうもので、これは「鉄筋コンクリート賃貸」であっても、近年施工された新築物件であっても「生活音は響いてしまう」もので、管理会社の話によると、鉄筋コンクリート賃貸でも、普通に生活音トラブルは発生しているとのことです。



生活音問題が発生してしまう原因


生活音(騒音)問題が発生してしまう原因としては「モラルの低下」「モンスタークレーマー」が挙げられます。


まずモラルの低下についてですが、賃貸物件は「多くの方がご入居されている」ことから、生活音には気を付けて生活することが求められています。これは賃貸入居時に「仲介会社の担当者」から説明を受けられているはずですが、モラルが守れない方(ご家族)は、室内を走り回ってしまったり、深夜帯に複数の人と「宅飲み」して大騒ぎをしてしまうことがあります。


モンスタークレーマーとは、「ほんの些細な行為」でもクレームとして捉えてしまう方のことを指し、例えば「夜8時ぐらいに隣室から話し声がしてきた」「換気扇付近でタバコを吸っていた」だけで、管理会社にクレーム報告される方がいます。



被害者側が泣き寝入りをしなければならないのか?


ここで問題となるのが、騒音被害にあった被害者側は「泣き寝入り」をしなければならないのかについてです。


モラルの低下によって発生した騒音問題に関しては、管理会社では被害を受けられた方に対して「騒音が発生した日時や時間」「どのような騒音なのか」をヒアリングもしくは録音してほしいとお願いすることがあります。


これは騒音を出しているであろう「加害者側」に、証拠を提示したうえで「注意」するために行われることがありますが、管理会社では被害に合われている方が「泣き寝入りしないように」騒音を出している方に対して、しっかりと注意をし続けますので、ご安心ください。


(万が一、騒音問題が長期化した場合には、騒音を出しているであろう方に対して「賃貸借契約」を破棄することも検討することがあります)


一方「モンスタークレーマー」は、生活音に対して「拒否反応が強すぎてしまう」方が多く、ちょっとした音でも「大騒ぎしてしまう」ことがよくあります。モンスタークレーマーのお客様から「騒音相談」を受けた場合、管理会社では、騒音を出しているであろう方に「状況を確認」することがありますが、そこで「社会通念上、問題ない」と判断した場合には、モンスタークレーマーのお客様に「問題行動はない」と報告して、終了となります。



騒音問題に巻き込まれないようにするためには?


①家賃が安すぎる物件には絶対に入居しない

騒音トラブルが多く発生している物件の特徴としては、家賃が安すぎる物件や、共用廊下やごみ置き場が汚い物件で、よく発生しています。


家賃が安すぎる物件では「それ相応」の方が入居している可能性が高いので、もし都合上家賃を抑えなければならない場合には、仲介が社の担当者と一緒に、お部屋探しをして下さい。仲介会社の担当者は、その点はしっかりと把握しています。


②最低限の生活音対策は行う

冒頭でもお伝えした通り、どのような賃貸物件に入居しても「生活音問題」は発生してしまいますが、ただ「最低限の生活音対策」をしているだけでも、騒音トラブルを回避することができます。


すぐにでもできる生活音対策としては…

・室内にいる時は「スリッパ」を履く

・お子さんがいる場合、吸音効果が期待できるジョイントマットなどを敷く

・深夜帯~早朝の時間帯は、洗濯機や掃除機の使用は控える

・深夜帯~早朝の時間帯は、入浴する際、シャワー音や排水音に気を付ける


③部屋探しの時、吸音効果が期待できる部屋に入居する

部屋探しの段階で、足音などの吸音効果が期待できる部屋に、入居するのもひとつの方法です。

具体的には、床材がクッションフロアが施工されていると、通常のフローリングと比べて生活音が軽減が期待できますし、また今では数がそれほど多くはありませんが、和室部屋がある賃貸アパートに入居するのも、ひとつの方法です。


畳にはクッション性能があることから、足音などの生活音を軽減する効果が期待できます。ただ和室部屋がある賃貸に入居する場合、畳は日焼けがしやすいことから、退去時に「表替え代」を支払わなければならないので、注意が必要です。たとえ丁寧に使っていたとしても、表替え代は発生してしまいます。



騒音問題で悩みがあった場合、すぐに連絡を!


入居者様同士における騒音問題が発生した時、問題をすぐに解決しなければ、長期化する恐れがあり、どちらかが泣き寝入りをしなければならなくなります。管理会社では、このような状況は避けたいと考えていますので、もし入居後に生活音で悩みがある方は、すぐに管理会社に相談して下さい。



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