賃貸の騒音対策で重要なこととは?


不動産管理会社が管理している物件においては、毎日のようにご入居者様から、様々な相談を受け付けていますが、その中でも常に上位にランクインしている問題として、生活音問題があります。


賃貸物件は「ひとつの建物」の中に「複数の部屋が隣接」しているので、どのような物件であったとしても、生活音は聞こえてきます。この点に関しては、ご入居者様も「お互い様」という認識をもっているので、多少の生活音であれば、問題にしない方が大多数です。


しかし、音の問題は「人によって認識が異なる」ことから、どうしてもトラブルになりやすいデリケートな問題となってしまいます。そこで、賃貸にご入居される方は、ご自身でも「防音対策」をされると思いますが、防音対策を行う上で、最も重要なことについてご紹介したいと思います。


 

目 次

1.生活音トラブルが起こりやすい時間帯を認識する

2.特に重要なのが上下階のお部屋

3.遮音シートの効果は限定的

4.お部屋探しは生活音問題を知る上で、とても重要

5.まとめ

 

1.生活音トラブルが起こりやすい時間帯を認識する

生活音トラブルが起こりやすい時間帯を認識する

不動産管理会社に寄せられる「生活音被害相談」については、ある共通点があります。

それは、ある時間帯を境に発生した生活音ほど、多くのご入居者様にとっては「不快」に感じてしまいます。


ある時間帯とは、概ね夜9時~翌朝6時の時間帯に発生した「生活音」


この時間帯の特徴としては、早い方であれば「お休み」になられている方がいて、また多くの方は「日付が変わるぐらい」にお休みになられると思いますが、この時間帯に「生活音が発生」してしまうと、思っている以上に「音が響いて」しまい、下手すれば睡眠の妨げになってしまう可能性が出てきます。


お仕事の関係で、夜遅く帰宅される方がいますが、この方たちが「普通に食事をしたり、お風呂に入ること」自体は問題ではありません。ただいつも以上に音に配慮した行動を心がけないと、音に敏感な方は「うるさい」と感じてしまい、クレームに発展してしまう可能性が高くなります。


もちろんですが、深夜帯~明け方にかけて「掃除機」「洗濯機」の使用は厳禁です。



2.特に重要なのが上下階のお部屋

特に重要なのが上下階のお部屋

管理会社に寄せられる「生活音相談」で、よくある事例としては、実は左右のお部屋からの生活音ではなく、上下階から発生する生活音トラブルの方が、圧倒的に多いとのことです。


生活音には、2つの音が存在します。

1つは「空気伝播音」であり、これは「話し声」や「テレビの音」等の空気を振動させて伝わる音のことであり、これに関しては「音量を抑える」「テレビの位置を壁から少し離す」ことによって、音を軽減させることが可能となっています。


あと1つは「固定伝播音」で、「ドアの開閉」「足音」によって、壁や床などに振動が伝わってしまう音のことで、賃貸業界でよく問題になってしまう生活音は、固定伝播音のことを指します。


よく、「鉄筋コンクリート賃貸」は、防音性に優れていると言われていますが、ただ鉄筋コンクリートであっても、普通に足音(生活音)は発生してしまいますので、どの賃貸物件に入居したとしても、この問題はどうしても発生してしまいます。


実際Twitter上においても…

このような意見があることから、必ずしも鉄筋コンクリート賃貸が「防音性に優れている」とは言えません。さらに言うと、鉄筋コンクリート賃貸は、他の構造躯体の賃貸(木造/軽量鉄骨)と比べると「家賃が少し高くなっている」ので、家賃が高いわりには、防音性が期待できないのであれば、鉄筋コンクリート賃貸に住む意味合いが無くなってきますよね。


なお、上階における生活音対策として、有効的と言われているのが、防音スリッパを履く事です。通常のスリッパでもいいのですが、防音スリッパは「かかと部分が厚い」ことから、室内を歩いても「バタバタ」とした音が発生しにくくなるので、階下に響く生活音を軽減させることが可能となります。




3.遮音シートの効果は限定的

遮音シートの効果は限定的

左右のお部屋からの生活音対策として、「遮音シート」を貼られている方がいます。

確かに、一般的な賃貸物件の壁は、壁自体が薄いこともあるので、生活音に配慮しない方が隣にいると、音が響きやすくなってしまうことから、遮音シートを貼ることによって、遮音性能を高めることができます。


ただし、遮音シートはあくまでも「予防的なシート」みたいなもので、隣からの生活音を全て遮音すること自体は難しいのが現実。もし隣からの生活音が気になる方は、例えば「家具の位置を変える」ことによって、生活音が気にならなくなることもあり得ますので、まずは自分達ができることを行ってみて、様子をうかがってから、遮音シートを検討されたほうがいいのではと思います。



4.お部屋探しは生活音問題を知る上で、とても重要

お部屋探しは生活音問題を知る上で、とても重要

賃貸の生活音対策で最も重要なことは

お部屋探しの際に、しっかりと内見しているかどうか

この一点に尽きます。


実は、賃貸の生活音問題については、「発生しにくい物件」と「よく発生してしまう物件」との差異がとてつもなく大きくなっていることから、内見時においては、下記の点をよく確認されることをおススメします。


(1)共用部分やごみ置き場が汚い

共用部分やごみ置き場は、ご入居者様が「共用で使う」部分であることから、この部分が汚いということは、入居者の質が低下している恐れが十分にあり得ます。質が悪いということは、モラルを守れない人がいることを示唆しているので、もしごみ置き場が「汚すぎる」物件は、入居しないほうがいいのかもしれません。


(2)過去に騒音トラブルがあった

お部屋探しの際、担当者は「前入居者がどのような理由で退去したか」について、ある程度把握しています。そこで内見時において「前入居者はどのような理由で退去されたか」を質問してみることをおススメします。


実は、賃貸物件には「告知義務」があり、騒音トラブルなどで退去してしまった場合には、お客様から質問されれば、しっかりと回答しなければならないことになっているので、もし担当者から「騒音問題で退去した」と回答された場合には、恐らくではありますが、クレーマーがまだ入居している可能性が高いので、入居をするかどうかの判断材料となります。


(3)家賃が安い物件

家賃と入居者の質は、残念ではありますが「比例」していきます。

問題が発生する物件は、家賃が安い物件に多いことから、生活音トラブルに巻き込まれなくなければ、家賃が安い物件は回避し、もしどうしても都合によって、やちんを抑えなければならない場合には、担当者に相談して「質が良い物件を探してもらう」ようにお願いするのがベストです。



5.まとめ

近年施工された新築物件では、生活音問題に配慮した物件を提供しているので、昔の賃貸物件と比べると、ある程度の生活音は「抑えること」ができますが、ただ生活音が全く気にならないような物件は、残念ながらどの賃貸物件でも「あり得ない」問題です。


お部屋探しをする際に、生活音問題が気になる方は、ネット検索した部屋が「管理の質が良いかどうか」を、担当者に確認してみてはいかがですか?


担当者は常日頃から、物件紹介をしているので、お客様から紹介を受けた物件が「よい物件かどうか」を判断することができます。この「ひと手間」を行うかどうかによって、入居後後悔することが少なくなるので、お部屋探しをする際には、担当者の意見も聞いた上で、物件契約されることをおススメします。


 

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