賃貸敷金ゼロ物件の場合における退去費用について


近年においては、賃貸物件の供給数が飽和状態になっているため、競争力が低下しやすい築年数が20年以上経過している物件においては、入居促進を促すために「敷金・礼金を無料」にしているケースがあります。


敷金・礼金が設定していないことによって、契約時に支払う「初期費用」を浮かせることができるため、お部屋探しをされている方にとっては、メリット大と言えるものの、ただネット上においては「敷金・礼金が設定していない物件は怪しいのでは?」といった情報が流れているのも事実。


因みに当物件においても、法人契約以外であれば「敷金・礼金が無料」となっていますが、果たして本当に敷金と礼金が設定していない物件は「怪しい」のか?また気になる退去費用に関しても、お伝えしていきたいと思います。


 

目 次

1.敷金・礼金無料物件が多くなっている背景

2.よく言われている噂は本当?

3.逆に敷金・礼金が設定されている物件こそ時代遅れ

4.まとめ

 

1.敷金・礼金無料物件が多くなっている背景

敷金礼金なし物件が多い理由としては、入居促進を促すためです

1)入居促進の意味合いが強い

賃貸物件の供給数は、明らかに飽和状態であり、特に地方都市においてはそれが顕著となっています。

一般的な見解としては、誰もが「古いより新しいものを好む」ことから、必然的に賃貸物件においても「築年数が浅い物件に住みたい」と考える方は多くなります。


逆に、築年数が経過している物件は「設備的に古くなっていること」から、家賃を節約したい方が入居してくる傾向となっていますが、築年数が浅い物件と比べると「どうしても入居率は悪く」なってしまうので、管理会社や仲介会社では「門戸を広げる」目的として、初期費用の中に含まれている「敷金と礼金」を無料にして「借りやすい部屋」づくりをしているのが現状です。


2)敷金と家賃保証会社

賃貸物件における敷金の役割とは、入居期間中に「夜逃げ」「家賃滞納」した場合における担保金みたいなもの。

敷金は、夜逃げや家賃滞納などをしなければ「退去時に返還」されるもので、また万が一夜逃げや家賃滞納をした場合で、保証会社を利用していると、保証会社が補償してくれる(ただし上限アリ)ことから、敷金を設定する意味合いは薄れているのが現状です。


3)礼金はもはや時代遅れの象徴

そもそも礼金は、賃貸物件の供給数が圧倒的に少なかった昔、入居許可を出してくれたオーナーさんに対する「謝礼金」みたいな慣習が今でも残っているもので、今では明らかに物件過剰状態となっていることを踏まえると、礼金そのものはもはや時代遅れの慣習と言っても過言ではありません。



2.よく言われている噂は本当?

敷金礼金なし物件で家賃に上乗せしていたとしても、その嘘はバレてしまいます

1)家賃に上乗せされているかどうか?

近年では、賃貸空室率悪化は深刻化になっているため、良識ある賃貸物件では、敷金・礼金なし物件において、家賃分を上乗せして募集しているようなことは、あまりないと言っても過言ではありません。

もし気になる方は、賃貸サイト上において比較されると、よくわかります。


2)初期費用が高くなっているかどうか?

良識ある賃貸物件では、退去時に発生する「室内クリーニング費用」は、お部屋の広さによって金額が決まっていますので、仮に敷金礼金が設定されていなくても、料金に変動があることは考えにくいです。


なお、敷金が設定している場合においては「室内クリーニング費用」を引いた額が退去後に返金されます。最近のご入居者様は「室内をきれいに使用して頂いている傾向が強い」ため、退去費用が事実上「室内クリーニング」のみという方も多くなってきています。


3)敷金・礼金無料物件は、人気がない物件に多いのでは?

敷金・礼金が無料となっている物件は、お客様からの人気があまりないから、無料にしているのではといった意見も、たまにあります。

そもそも「敷金」は、担保金みたいなものであり、原則としては退去時に返金されるもの、礼金はオーナーさんに支払われる謝礼金ではありますが、原則的に築年数が浅い物件ぐらいにしか、礼金をつけることは難しくなってきているため、お客様からの支持や人気が薄いからという理由だけで、無料設定していることではありません。



3.逆に敷金・礼金が設定されている物件こそ時代遅れ

そもそも敷金や礼金は、昔からの慣習を今の時代にも引き継いでいるものであることから、時代遅れの象徴と言っても過言ではありません。


管理会社担当者の話によると、近年では「お客様過失における破損や汚損が殆どない」ことから、退去費用が高額になる恐れはなくなったことから、敷金を預け入れる必要性が薄くなってきています。(なおペット可物件は除く)


さらに礼金は、時代遅れの象徴的な慣習で、退去時には返金されないお金であることを踏まえると、礼金なし物件に入居した方が「オトク」であることは間違いありません。



4.まとめ

敷金や礼金が無料な物件は、家賃や初期費用の中に「上乗せされている」というイメージが強くなっていますが、良心的な賃貸物件では、そのようなことはしていない=逆に入居促進の方を強くしているので、あまり深く考えないほうがいいのかもしれません。


もし家賃に敷金や礼金分の一部が上乗せされていた場合、築年数が同程度で家賃帯が近い物件と比較すると、ウソかどうかはすぐにわかりますので、もしに気なる場合は確認されることをおススメします。



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