賃貸アパートに入居したいと思う時、お部屋の階数は気になりますか?
客観的な考えとしては、やはり1回より2階以上の方が「何かとつけてメリット」が多いと感じますが、ただ1階を選択するのが、必ずしも「貧乏くじ」的にはなりません。
1階と2階、それぞれのメリット&デメリットを紹介させてもらいますので、お部屋探しの際には、参考にして頂けると嬉しいです。
目 次
1.1階の部屋

【メリット】
1)移動距離の短縮
地方都市において賃貸アパートを借りる場合、車は必須となるため「隣接している駐車場に車を停めて」お部屋まで移動されますが、1階は中小からお部屋までの距離が「短い」ので、特にこれから子育てをされる方や、現在子育て中の方にとっては、移動距離が少なくなるので、とてもラク。
2)2階と比べると若干家賃が安い
賃貸アパートは基本的に「どのお部屋であっても広さは同じ」なのに、1階と2階以上では、家賃の部分において若干の差異が発生しています。1階はやはり低層階ということもあるので、家賃が若干では安く設定されています。
ただ若干であったとしても、積み重ねれば大きな金額となりますので、長期入居すればオトク感を感じやすくなるはずです。
3)生活音を気にしない生活ができる
賃貸アパートにおけるクレーム問題として、よく取り上げられるのが「上下階の騒音」
特に上階から階下に「足音などの生活音」が響くという理由で、クレームになるケースは築年数関係なく発生してしまうものですが、基本的な考え方として、1階のお部屋においては上階に生活音が響くということは「稀なこと」であるため、小さなお子さんがいるご家庭においては、生活音対策として、あえて1階を選ぶ行為は「賢い選択」です。
ただし、両隣が隣接している場合においては、足音であったとしても「響いてしまう可能性があるので、その点は注意が必要です。
(特にテレビを置くときには、壁から少し離すだけでも、効果的と言われています)
4)夏場は2階より涼しいカモ?
部屋の階層が高くなれば、その分部屋に入ってくる日差しも、違ってきます。
梅雨明け~9月末ごろまでは、連日猛暑の日が続くので、エアコンをかけなければ「生活すること自体が難しく」なってしまいます。上階になればなるほど「暑さがきつくなってしまいます」が、1階の部屋ならば、上階と比べると暑さが多少軽減されます。
【デメリット】
1)防犯面
1階のお部屋は、上階と比べると「ベランダからの侵入」がしやすくなるので、防犯面において、心配する方もいますが、ただ空き巣犯達は「事前に侵入する部屋を確認」してから、犯行に及ぶことが多いため、ターゲットにされないような生活を送ることが必須です。
例えば、「ドアや窓の施錠をせず」にごみ出しをしたり、室外干しをした場合において、取り込む時間帯が「常に同じ時間帯」の場合などは、空き巣犯的には「ターゲットとなる部屋がいつ不在なのか」を把握しやすくなるため「短時間でも鍵の施錠をする」「夏場の就寝時は、網戸はしない」など、ちょっとしたことでも、十分防犯対策につながります。
2)ムシが気になるかも?
これは夏場に限定される話ですが、地上から一番近い部屋ということもあるので、場合によってではありますが、ムシが気になってしまう可能性もあります。またこれはどの部屋(戸建ても同じですが)にも言えることですが、ゴキブリは1階でも2階のお部屋であっても、条件さえ揃え場、室内に侵入してきます。
ただし、市販の駆除剤をしっかりと活用することで、ゴキブリが頻繁に出てしまうといったようなことにはなりませんので、ご安心ください。
2.2階の部屋

【メリット】
1)眺望がいい
2階のお部屋のメリットと言えば、やはり眺望という部分においては、1階よりも格段の差がある点。アパートの場合では、眺望の比較があまりできにくいかもしれませんが、これがマンションの場合では、明らかな差が出てくるので、少しでも未払がいい部屋で生活したいと考えている方は、2階以上のお部屋を選択したほうがいいのかもしれません。
2)風通しが良い
2階以上のお部屋では、窓を網戸にするだけで「心地よい風が入ってくる」ので、特に4月~10月頃までは、南北の部屋の窓を開けることによって、室内換気を簡単に行うことができます。風通しが良いということは、春~秋ぐらいまでに発生しやすい「湿気対策」においては、有効的と言えます。
3)1階と比べると、若干防犯面に優れている
2階以上の上階になってくると、空き巣犯達は「何らかの手段」を使わなければ、上階に上がることができないという部分においては、若干という側面はあるものの「防犯面においては優れている」と言えます。
【デメリット】
1)夏場は暑くなる
上階になれば、日差しが強くなってしまうため、特に夏場においては「よしず」や「カーテン」等を使わないと、日差しが容赦なく室内に入ってくるため、室内が暑くなってしまいます。
2)生活音を配慮した生活
上階の部屋を選択した場合において、気を付けなければならないのは、足音などの生活音に対して、しっかりと配慮した生活を心がけないと、その音が柱などに伝わってしまい、階下の部屋に響いてしまい、トラブルになってしまいます。
お客様ができる対応策としては…
お部屋にいる時には、スリッパを履く
掃除機や洗濯機の使用は、日中の時間帯のみ
深夜帯に入浴する場合には、シャワー音に配慮する
ちょっとしたことでも、十分生活音を軽減することは可能です。
近年施工された新築物件では、上下階における生活音対策をしっかりしているので、昔の賃貸物件と比べると「生活音を軽減している」のですが、ただ新築物件であっても「全ての生活音をなくす」ことはできませんので、その点は注意が必要です。
3)家賃が高い
1階の部屋と比べると、2階以上のお部屋は「家賃が高め」となっています。
ただビックリするぐらい高くはなっていないので、予算的にOKならば、2階を選択するのもアリだと思います。
ただし「内階段がある」賃貸アパートの場合においては、例えば宅急便などが届くと、上下階の移動が大変になり、さらに物件によっては「階段の勾配がきつくなっている」ので、妊娠中の方や荷物が沢山あると、移動が大変かもしれません。
3.まとめ

賃貸探しをする時、1階もしくは上階「どちらにするか?」
正直迷ってしまいますが、どちらにもメリット・デメリットがありますので、お部屋見学をした時、住みやすさなどを総合的に判断した上で、決められた方が無難かもしれません。
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