部屋探しする場合、賃貸検索サイトを利用して希望条件に合致する部屋を複数件選び、内見するのが一般的です。
賃貸業界ではつい数年前まではアナログ的な考え方を持っていたため
希望条件検索…賃貸検索サイトを利用
内見予約…同サイト内にリンクしている仲介会社に直接連絡
入居申込…紹介した仲介会社に直接出向き手続きする
のが一般的でした。
ただ上記は非常に時間を取られてしまうことから、部屋が決まるまである程度の時間がかかってしまいます。
2020年に発生した新型コロナウイルスの出現により、部屋探しにおいてイノベーションが起こり、オンライン内見を可能にする仲介会社が多くなりました。
オンライン内見のメリットは
現地に行かなくても内見が可能となるため、時間と手間がかからない
特に遠方に居住されている方にとってはメリットが大きい
点です。またイタンジ株式会社のリリースによると、若い世代を中心に「部屋探しから入居申込」に至るまでネットを利用したいと考えている方が約7割います。このため今後賃貸業界はネットを活用が主流になっていくと思います。
ただどんなに技術が進歩しても物件内見だけはオンラインではなく現地見学を選択されたほうが入居後後悔することが少なくなりますが、多くの方はこの事実をあまり知らないのが実情です。
本投稿は賃貸内見だけは現地見学がいい理由についてお伝えいたします。
▼目 次
【本記事でお伝えする結論】
1.賃貸内見だけは、現地見学がいい理由とは?
物件内見だけは現地見学の方がいい理由として、以下の3つが挙げられます。
イメージがしにくい
周辺環境の良し悪しは、人によって違う
入居審査が難しくなる
それではそれぞれの理由についてみていきましょう。
1)イメージがしにくい
オンライン内見の最大のデメリットは
室内の雰囲気
室内の奥行や明るさ
をイメージすることが難しく、これらの情報は仲介担当者の主観が大きいことから、部屋探しされている方のイメージにリンクしているかは未知数です。(奥行きは一番確認しづらくなります)
また2階を希望される方の場合、物件によって勾配が多少異なります。特に「内階段(メゾメットタイプ)」の場合勾配が少しきつくなっています。階段が苦手な方/子育て中の方は入居後後悔してしまう可能性があります。
2)周辺環境の良し悪しは、人によって違う
現地見学の場合、物件に来るまで直接周辺状況を確認することができるため、利便性がいい環境なのか一目瞭然となります。
しかしオンライン内見では仲介担当者の主観のみで判断しなければなりません。仲介担当者の主観と部屋探しされている方のイメージが合致しない場合、入居したことを後悔することになります。
3)入居審査が難しくなる
賃貸物件に入居する際、入居審査が必ず行われます。その理由として…
家賃支払い能力があるか
過去に滞納歴があったか
入居申込書に記載された会社に在籍しているか
を確認するためですが、実は同居人を含む内見者の人柄も入居審査の対象となります。
現地見学/オンライン内見とも特段服装などに気を付けることはありませんが…
社会モラルを逸脱した言動/服装だった
入居動機が曖昧
オンライン内見の場合、顔を隠して参加している
と、仲介担当者は人柄に問題があると判断し、その情報を管理会社/貸主に報告します。家賃支払い能力があっても上記に該当する場合入居を断れる可能性があります。
2.まとめ
今回は賃貸内見だけは現地見学がいい理由についてお伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認してみましょう。
オンライン内見は現地物件に直接行かなくてもいいため、部屋探しがとてもラクになります。ただその一方で「目視」ができないため、室内の奥行/2階の場合は階段勾配/周辺環境を確認することができず、場合によっては後悔してしまう可能性があります。
賃貸借契約が成立してしまうと、キャンセルは一切できません。部屋探しで後悔しないためには可能な限り現地見学されることをお勧めします。
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