賃貸物件を借りる際、できる限り初期費用の支払いは抑えたいところ。
ただ、初期費用は原則として値引きをすること自体が難しいので、仕方がなく支払っているのが現実ですが、もしお部屋探しをされている方が築年数をあまり気にしない方でしたら、初期費用を抑える唯一の方法があります。
それは、家賃が一定期間無料になる「フリーレント」物件に入居する事です。
フリーレントがつくことにより、初期費用の中に含まれている「前家賃」と相殺できることから、費用負担軽減ができる面においては、とてもオトクになる一方、違約金がついている場合が多いので、条件に合わない方はフリーレント付き物件には入居されないほうが良い場合もあります。
目 次
１．フリーレントのメリットとは？
２．フリーレントのデメリット
１）フリーレントは家賃のみ
２）敷金や礼金などは対象外
３）違約金設定
３．築年数が浅い物件には、フリーレントがついていない場合が多い
４．まとめ
１．フリーレントのメリットとは？
フリーレント付きの物件の最大のメリットとは、ズバリ一定期間の家賃が無料になること。
初期費用の中には「前家賃」と呼ばれる費用が必ず含まれていて、これは入居時に当月分と翌月分の家賃（共益費などの諸費用も含みます）を契約時に支払いますが、2か月分の家賃を一度に支払うことは、正直大変なこと。
ただこの部分の一部でも無料になれば、経済的な負担がその分減りますので、お客様にとってはメリットしかありません。
２．フリーレントのデメリット
１）フリーレントは家賃のみ
フリーレントは「家賃」のみ該当し、共益な駐車場代などの諸費用はフリーレントの対象外となっていますので、初期費用の前家賃分に含まれます。
２）敷金や礼金などは対象外
フリーレントはあくまでも「家賃」のみとなっていて、敷金や礼金、仲介手数料などといった諸費用は、フリーレント対象外となっています。
３）違約金設定
家賃が一定期間無料となる「フリーレント」は、お客様にとっては利点がある一方で、管理会社にとってはフリーレント期間中の家賃は入金されないので、デメリットでしかありません。何も特約を付けないままの状態で契約を行ってしまうと、短期間での退去も可能となってしまい、管理会社やオーナーにとっては大損をしてしまうことから、フリーレントがついている物件では、短期間で契約した場合には「違約金」を支払っていただく事を条件としている物件が殆ど。
山梨県の賃貸業界においては、フリーレント付き物件にご契約されたお客様限定で、契約日から1年未満での退去の場合、違約金として家賃1か月分を請求するところが殆どとなっていますので、例えば短期間で転勤をしてしまう方は、要注意となります。
３．築年数が浅い物件ではフリーレントがついていない場合が多い
新築物件や築年数が浅い物件の場合、入居希望者が多いことから、フリーレントがついていない場合が多いことから、初期費用はどうしても高くなってしまいます。
もし初期費用を抑えたい場合、築年数が経過している物件を探されたほうがベストですが、ただ築年数が経過している物件は、正直設備や内装が古い部屋の方が多いので、おしゃれな部屋に暮らしたい方にとっては、黄色信号となってしまいます。
そこでおススメなのが「リノベーション」物件
リノベーション物件とは、古くなった部屋の内装や設備を新しいものに交換をした部屋のことを指し、見た目的には新築物件と殆ど変わらない部屋ばかりとなり、家賃や初期費用も新築物件よりも安いので、築年数さえ気にしなければ、断然リノベーション賃貸は絶対にオトクとなります。
４．まとめ
フリーレントが付いた物件は、初期費用が抑えられる（前家賃分）ので、とってもオトクにはなりますが、短期間で退去しなければならない方にとっては、場合により違約金を支払わなけばならなくなりますので、注意が必要ではありますが、それでも家賃の一部が無料となる文においては、明らかにお客様にとってはメリットしか残りませんので、初期費用を少しでも抑えたい方は、フリーレントが付いた物件を探されることをおススメします。
今日も最後までブログを読んでいただきまして、ありがとうございます。
＃フリーレント ＃賃貸借契約 ＃違約金