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賃貸で使いやすいキッチンと言えば、壁付けor対面キッチンどっち?


ファミリー向け賃貸物件を探されている方において、キッチンの形状がどれになっているかで、使い勝手が全く違ってきます。


一般的に、築年数が浅い物件では「対面キッチン」が最初から施工されているのに対して、築年数が古い物件では、リノベーションなどを行わない限りは、壁付けキッチンが設置されています。


世間的には、壁付けキッチンよりも対面キッチンの方が「使いやすい」という意見が多いのですが、ただ賃貸物件に限って言えば、必ずしも対面キッチンが使いやすいとは断定することはできません。


壁付けor対面とも、双方メリット・デメリットもありますので、それらをよく確認した上で物件判断しないと、入居後に後悔してしまう可能性が高くなります。


 

目 次

1.壁付け・対面キッチンのメリット

2.壁付け・対面キッチンのデメリット

3.壁付けならば、代替策はある

4.まとめ

 

1.壁付け・対面キッチンのメリット

壁付け・対面キッチンのメリット

(1)壁付けキッチン

壁付けキッチンのメリットと言えば、LDKを最大限活用できる部分です。

キッチン本体が「壁に接している」ことによって、お部屋に占めるキッチンの割合を「少なくさせる」ことができるため、LDKを最大限活用させたい方においては、理想的なキッチンと言えます。


また、キッチンが壁に接していることもあるので、料理に集中したい方においては、余計な視界が入ってこないという点においては、メリットであることには間違いありません。


さらに壁付けキッチンは、ダイニングとキッチン空間との移動が「とてもラク」になるため、行き来が面倒という方は、壁付けキッチンの方が良いと思われます。


(2)対面キッチン

対面キッチンのメリットは、ズバリ「リビング空間と対面している」ことから、料理をしながらリビング内の様子を「一目瞭然」で確認ができる点。


特に小さなお子さんがいるご家庭の場合、お子さんをリビング内に置くことによって、料理をしながら様子を伺うことができます。壁付けキッチンの場合では「振り向かないと」確認することができないので、この部分においては、圧倒的に有利になることは間違いありません。



2.壁付け・対面キッチンのデメリット

壁付け・対面キッチンのデメリット

(1)壁付けキッチン

壁付けキッチンのデメリットとしては、リビング内の様子を確認したい時「毎回振り向く」ことが求められる点。これに関しては「不可抗力的」な部分が大きいため、これをデメリットとして挙げるのは、少し乱暴かもしれませんが、ただ対面キッチンでは「この手間が一切ない」ので、デメリットの部分に入ってしまいます。


また壁付けキッチンは「LDK全体から丸見え」となってしまうため、お友達などが部屋に遊びに来る時には、予め片づけておかないと、キッチンが醜い状態になってしまいます。


(2)対面キッチン

対面キッチンのデメリットは、キッチンを対面に設置することによって「約4帖」のスペースを必然的に確保しなければならないことから、LDKを最大限活用することができない所です。


例えば、対面キッチンが設置されている12帖LDKがあった場合、キッチンだけで4帖使っていることから、実質的に使用することができる「ダイニングとリビング空間」は、キッチン分を除いた約8帖となります。8帖ぐらいのスペースがあれば、お部屋が手狭になるようなことにはなりにくくなりますが、ただしLDKが10帖以下の場合は、確実に部屋が手狭になることが予想されるので、お部屋探しの際には注意が必要です。


また、対面キッチンが設置されていると、換気扇を使用したとしても、調理中のニオイがダイニングやリビング空間に「広がりやすく」なるため、人によってではありますが「不快な思い」をされる方もいるはずです。


これに関しては、換気を強化(窓を開けて換気する)するしか、解決策はありません。



3.壁付けならば、代替策はある

壁付けならば、代替策はある

ここまで、壁付け/対面キッチンのメリットとデメリットをそれぞれ挙げてみましたが、上記を比較した場合、大抵の方は「対面キッチンの方がメリット感があるのでは」といった考えが多くなります。


ただ、壁付けキッチンのデメリットに関しては、代替を行うことによって「ある程度解決」することができる点は、おそらく多くの方がご存知ではありません。


壁付けキッチンの最大のデメリットは…

対面の状態で料理ができない

という部分が非常に大きいですよね。そこで賃貸で壁付けキッチンがある部屋に入居予定の方は、キッチンカウンターをご用意して頂くだけで、壁付けキッチンの最大のデメリットをある程度解消することができます。



IKEAのキッチンカウンターを設置したところ、すぐに部屋が埋まりました。

当物件は、1993年築の2LDK賃貸ということもあるので、対面ではなく壁付けキッチンとなっています。古いキッチンということもあり、正直使い勝手は「お世辞にも良い」とは言えませんので、リノベーションを機に「キッチンリメイク」を行い、さらに使い勝手を格段によくするために、キッチンカウンターを標準装備しています。


上の写真は、当物件でたまたまリフォーム工事を行うことになった際、試験的にIKEAのキッチンカウンターを導入してみようと思い、設置して募集を開始したところ、わずか数日で見学申込が入り、そのままご契約となりました。


こちらのキッチンカウンターは、調理スペースとしての活用ができるだけではなく、カウンターとしての機能も充実していることから、お客様次第にはなりますが、ダイニングテーブルの代用としても活用することができるので、利便性がとても高いです。


また、これは築年数関係なく言えることですが、賃貸に設置されているキッチンの調理スペースは、正直「誰もが広い」と言えるようなものではありませんので、広い調理スペースが希望される方は、対面キッチンが設置されている物件であっても、満足して頂けるようなものとは言えないはずです。


一方、後付けにはなってしまいますが、キッチンカウンターを設置することによって、対面としての使い方ができ、なおかつ充実した調理スペースとなるので、料理好きな方にとっては魅力的なキッチンになっていると確信しています。



4.まとめ

ファミリー向け賃貸物件を探されている方において、キッチン空間は非常に重要視するべき部分。


一見すると対面キッチンが設置されていると、利便性が高いと思われますが、ただ賃貸に限定してみると、ある程度の広さが確保していないと、ダイニングやリビング空間に影響が出てしまいます。


しかし、壁付けキッチンの場合ならば「キッチンカウンター」を設置することによって、対面風としての活用ができるばかりではなく、室内の広さも確保/行き来がしやすいといったメリットがありますので、壁付けであっても不便さを感じることは少ないはずです。


お部屋探しの際、参考になれば幸いです。


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