賃貸物件に入居する場合には、必ず入居審査が行われます。
今では保証会社を利用する物件が増えてきたことから、保証会社審査と管理会社(オーナー)審査の2つがあり、双方の審査を通過しなければ、契約手続きを行うことができません。
お部屋探しをされている方にとって、気になってしまう部分があるとすれば、入居審査に落ちてしまう確率は、どのくらいあるのかではないでしょうか?
今日のブログでは、入居審査に落ちてしまう確率、また入居審査に落ちる方の特徴などをお伝えしていきたいと思います。
目 次
1.入居審査に落ちる方は、実は少ない
賃貸入居審査で落ちてしまう方の大多数は、保証会社審査で、何かしらの問題点がわかったからです。
ただそのような問題点がわかった方の確率=引っかかった方の割合は、全体の10%未満程度であり、家賃支払い能力があれば、大抵の方ならば保証会社審査は通過するはず。
また管理会社審査は、もう一度家賃支払い能力があるかどうかを、確認は行いつつも、契約者の人柄や、お部屋見学時における態度や言動などを確認する方がメインなので、素行に問題がなければ、まず大丈夫です。
2.入居審査に落ちる方の特徴
1)過去に滞納歴や強制退去歴があった
保証会社によっては、信用情報機関に信用情報を確認することができます。
お部屋申込をされた方が、信用情報に該当してしまうと、程度にもよりますが、入居審査に一発で落とされてしまいます。
【要注意ではあるが、保証会社審査に通るケース】
・家賃滞納は続くものの、その後家賃をしっかりと返済していた。
・家賃滞納連続3か月あったが、一括返済した。
・1年の内、数回家賃滞納があった。
【保証会社審査に、一発で落とされるケース】
・クレジットカード滞納があった(信販系の保証会社のみ)
・家賃連続3か月以上続き、強制退去処分を受けた
2)管理会社審査でNGになった
管理会社においても、家賃支払える能力があるか、再度確認しますが、ただ保証会社審査で審査が通ったとしても、過去に「滞納歴」等がある方については、管理会社によっては「入居NG」判定を下すこともあります。
また、入居申込をされた方もしくは同居予定の方などが、お部屋見学時において「担当者に高圧的(社会常識を疑うような)な態度をとる」「値引き要求を繰返す」等の言動や態度が認められた場合、たとえ家賃支払い能力があっても、入居NG判定を下すことがあります。
3.まとめ
賃貸入居審査に関して、近年管理会社では「入居審査をより厳格」にしている傾向が強いとのことです。
保証会社を利用することによって、家賃滞納リスクは軽減できるものの、家賃滞納率が多くなると、それに比例して「入居者の質が悪くなる」「強制退去リスクが増える」ことにつながり、これらは管理会社にとって、会社のブランドを低下させてしまうことになるからです。
もし、家賃滞納しそうになった時には、すぐに管理会社や保証会社に連絡して頂く事によって、滞納分分割OKが認められたり、公的貸付機関を紹介してもらえることがありますので、必ず連絡するようにしてください。
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