賃貸物件を探す場合、築年数はどうしても気になってしまうもの。
家賃帯を抑えたいのであれば、必然的に「古い賃貸物件」を探すしかありませんが、ただ古い賃貸物件=生活がしにくいというイメージがどうしても先行してしまいがちになります。
ただ、築年数が経過していたとしても、しっかりと室内対策を施していれば、築年数を感じることが少なくなり、家賃も抑えられるので、一石二鳥となります。
本投稿は、古い賃貸物件に入居する際に、気をつけるべき部分、また古くなった部屋を再生させるリノベーションについて、お伝えいたします。
▼目 次
1)設備
2)和室
3)室内全般
4)害虫について
1)エアコンクリーニング
2)設備交換されているか
3)床材
4)管理体制
1.内見時、ここを確認
1)設備
築年数が経過している物件で、募集している部屋の家賃帯が「相場並み~相場以下」の場合、設置されている設備は、新築時から使用されているものをそのまま使っている可能性が高いです。
そのため、設備交換されていないと、利便性が悪くなってしまうばかりではなく、ランニングコストも高くなってしまう可能性が高くなります。
最近では珍しくはなっていますが、物件によっては「追い炊き機能」「テレビ付きモニターホン」が設置されていない所もあります。最低でも追い炊き機能やテレビ付きモニターホンがないと、生活していく上でも、支障をきたしてしまうため、特に確認すべき設備と言えます。
2)和室
築年数が経過している物件の中には、和室が標準となっているところもあります。
最近では、洋室化が進んでいるため、和室部屋が残っている物件は、非常に少なくなってきています。
和室部屋があると、退去時において「表替え代」が必然的に発生してしまうことから、退去費用を少しでも抑えたいと考えている方は、和室部屋がある部屋は敬遠したくなってしまいます。
ただ畳があることによって、生活音(足音)対策になることから、小さなお子さんがいる家庭では、お子さんを遊ばす部屋=和室部屋に限定することで、一般的な賃貸物件と比べると、クレーム発生を抑制することができます。
また和室部屋を「居住空間」として使うのではなく、荷物置き場などで使う場合には、入居申込時において「畳表替えは不要」と伝えると、現況の畳をそのまま使うことになるため、退去時において費用請求を受けることはありません。
3)室内全般
正直、築年数が経過している物件の室内クオリティーは、物件によって大きな差異が出てしまっています。家賃帯が相場並み~相場以下の部屋では、原状回復程度の対応しかしていない可能性が高いため、古さを感じてしまう部屋となるばかりか、交換が必要な個所が発生していたとしても、スルーしてしまう可能性が高いため、入居後トラブルが発生しやすくなります。
4)害虫について
築年数が経過していると、どうしても害虫が発生しやすくなります。
害虫発生対策としては、入居前に「専門会社に害虫駆除依頼」をかけることと、入居期間中は「生ごみをすぐに密閉する」「段ボールや新聞紙をため込まない」等といった基本を徹底するしか、方法はありません。
2.リノベーション物件はここを確認
近年では、賃貸空室率悪化を改善するため、築古物件を積極的にリノベーションを行うところが増加傾向となっています。リノベーションを行うことによって、築年数が感じられないおしゃれな部屋に蘇らせることができますが、ただ物件によっては対応がされていない所もあるため、内見時には下記の点を確認されることをおススメします。
1)エアコンクリーニング
賃貸業界においては、退去後に「室内クリーニング」が行われ、備え付けのエアコンはクリーニングをするのが一般的となっています。
ただし、一部の物件ではエアコンクリーニングを行わないまま募集をしている所があるため、内見時においては、エアコンクリーニングが実施済みかどうか、確認して下さい。
(エアコンクリーニングに関しては、お客様の方から質問しないと、スルーされる可能性が大です)
2)設備交換されているか
リノベーション物件といっても、物件によっては設備交換されていない所もあります。
特に気を付けないといけないのが、意外にも「浴室」と「洗面脱衣所」。
大多数のリノベーション物件では、キッチンなど目に付く部分は、しっかりと対応しているものの、場合によっては「シャワー水栓が交換されてない」「脱衣所の収納棚が設置されていない」ところもあります。
シャワー水栓を交換するだけでも、節水効果を期待することができ、更に脱衣所に「収納棚」を設けていると、洗剤や入浴時に使用するタオルを置くことができるため、使い勝手がよくなりますが、リノベーションに甘い物件では、意外にも上記部分が対応していない所もあります。
3)床材
近年施工された新築物件は、上下階の生活音対策が強化されているため、余程のことでなければ、生活音トラブルは発生しにくくなっています。ただ築年数が経過している物件では、抜本的な対応をすることができないため、生活音問題が発生しやすいと言われています。
ただ、吸音効果が期待できる「クッションフロア」を施工することによって、通常のフローリングと比べると生活音を抑制することができます。内見時、クッションフロアが施工されているかどうかは、正直わかりにくいと思いますので、もし気になるようであれば、担当者に確認されることをおススメします。
4)管理体制
入居期間中に、重大な設備トラブルが発生することは、正直あまりないのですが、ただトラブルはいつどこで発生するか、分かりません。
特に管理会社の営業時間外で発生してしまうと、どこに連絡すればいいかわからなくなってしまいます。
大手管理会社物件や一部の管理会社では、24時間管理体制となっていて、夜間帯であってもコールセンターに連絡すれば、緊急性が高いと判断されると、担当者が現場に急行するので、安心して過ごすことができます。
ただ、24時間管理に関しては、物件によっては「オプション対応」となっているところがありますので、お部屋探しをされる際には、特に確認すべき部分と言えます。
3.まとめ
今回は、古い賃貸物件を入居する際の注意点について、お伝えいたしました。
募集している部屋の家賃が相場以下になってると、原状回復程度しか対応していないため、家賃帯で入居を決める方以外であれば、正直あまりおススメすることはできません。設備交換などがされていないため、思っている以上にランニングコストがかかることをも予想されるからです。
一方、リノベーション物件は「設備交換するのが基本」となっていることから、築年数は古いものの、快適な生活を送ることができます。ただしこちらも、家賃帯が安すぎる物件に入居してしまうと、設備交換などが不十分となってしまうため、入居後後悔してしまう可能性が出てきてしまいます。
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