リノベーション物件の上手な探し方とは?
更新日:1月3日
近年の賃貸業界では、築年数だけで物件判断されにくくなってきています。年数が経過していたとしても室内をリノベーションを行うことによって、居住性の部分が大幅に改善されるからです。
リノベーション物件の魅力と言えば
築年数は経過しているものの、デザイン性&機能性は新築並み
新築より家賃や初期費用条件が緩和されている
事が挙げられると思います。
ただ、リノベーションに関しては「しっかりとした定義」がありません。
リノベーション物件に入居しようと思っている方は、上手な部屋探しをしないと、入居後後悔してしまう可能性が、高くなってしまいます。
本投稿は、上手なリノベーション物件の探し方についてお伝えいたします。
▼目 次
1.家賃が安い物件を選ぶのはNG

リノベーション物件のメリットは、やはり「室内空間が新築並みになっている点と、家賃がリーズナブル」なところだと思います。
恐らくリノベーション物件に入居したいと考えている方の多くは…
家賃は抑えたいけれど、おしゃれな部屋に住みたい
と思っているはずです。しかし募集しているリノベーション物件の家賃が「安すぎる」ような所は、避けた方が無難です。
これは「賃貸業界あるある」ですが、『家賃と入居者の質は比例する』と言われています。
実際に家賃帯が安い物件では、ごく一部の方ではありますが「問題行動」を起こす方もいるので、「トラブルに巻き込まれてしまう」可能性が出てきます。
さらに家賃帯が安い物件では、物件管理の質も低下していることが予想されます。
これは、知人が「某管理会社が手掛けたリノベーション物件」に入居した時の話として、上階から「漏水が発生」してしまい、管理会社に至急対応するように相談したところ、なかなか対応してもらえなかったとのことでした。
質の高いリノベーション部屋を手掛けている所は、正直なところ「家賃を値上げ」して募集しています。しっかりとリノベーションしているところでは、しっかりとした部材を使用しているので、どうしてもコストが高くなってしまい、一部を家賃に上乗せして募集しています。
ただ上記のような物件では、しっかりとバックアップも取られていることから、リノベーション物件を探す際には、家賃が安すぎるような所は、避けた方が無難です。
2.共用部や外観周りが奇麗かどうか

賃貸物件を探される場合、可能であれば「アタリ物件」に入居したいものです。
ただ、お部屋探しをされている時「どこを確認」すれば、正直わかりませんよね?
アタリ物件の見分け方としては
オンライン見学ではなく現地見学
共用部分、アパート外観、ごみ置き場が奇麗かどうか
目視できる部分がしっかりと対応している物件は、管理がしっかりとされている証拠であり、入居者の質が高い可能性があります。このような物件はアタリ物件。
一方ハズレ物件は、物件管理が誰の目から見ても低下していることがわかります。特にごみ置き場が乱雑/雑草が成長しすぎてしまい、景観を悪くしているような物件は、入居者の質が悪い可能性が高いので要注意です。
もし、上記に該当するような物件に入居したい場合には、仲介担当者に
以前入居されていた方の退去理由を教えてほしい
と伝えてください。騒音トラブルなどの迷惑行為が原因で退去してしまった場合、告知義務の対象物件となりますが、グレー的な部分の場合になると「質問されなければ回答しない」ことが予想されます。
3.デザイン性及び居住性の確認

(1)デザイン性について
リノベーション物件では、基本的に「リノベーション工事が完了した部屋」を紹介するケースが多いですが、一部のリノベーション物件では「アクセントクロス」と呼ばれる「おしゃれな壁紙」を沢山使用していることがあります。
アクセントクロスは、1つの部屋の中で「壁1面」だけをアクセントクロスにすると、室内空間がおしゃれになります。ただアクセントクロスを複数面に施工したり、奇抜な色を採用してしまうと落ち着かない部屋となるばかりか、生活するだけで疲れてしまいます。
アクセントクロスが施工されているリノベーション物件に入居する時には、
統一感がある部屋を選ぶ
アクセントクロスは壁一面のみに使用している部屋を選ぶ
と、部屋探しで失敗することが少なくなります。
▶アクセントクロスの問題点については、過去記事をご覧下さい。
【過去記事】アクセントクロス多様化している賃貸は、入居後絶対といってもいいほど、飽きてしまいます。
(2)居住性について
リノベーション物件では、基本的に「設備交換」は行われています。
ただ「備え付けのエアコン」に関しては、以前のものを使用しているケースが多く、物件によっては、入居前に「エアコンクリーニング」がされていない所もあります。
基本的には、エアコンクリーニングは入居前には行うケースが殆どですが、物件よって対応が異なっているのであれば、内見時に確認されたほうがいいのかもしれません。
(余談ではありますが、当物件ではエアコンクリーニングは対応済みです)
4.気になる耐震性、どうしたらいい?

リノベーション物件は、基本的に「築年数が20年を超えている」ケースが多いので、お部屋探しをされているお客様とすると、耐震性に問題がないか非常に気になるところですよね。