【2023年】失敗しない賃貸部屋探しのコツとは?
更新日:1月3日
毎年1月~3月の時期は新年度に向けて多くの方が賃貸探しをされます。
入居後毎月家賃を支払わなければならないため、部屋探しは絶対にミスしたくはないものですが、株式会社AlbaLinkの調べでは約7割の方が「部屋探しに後悔した」と回答したとのことです。
内見時においてはわからなかった問題が、入居後に発覚しそれが許容できないぐらいのものになってくると、後悔してしまいます。
本投稿は、賃貸オーナー歴15年目の自分がぜひお伝えしたい「失敗しない賃貸部屋探しのコツ」についてお伝えいたします。
▼目 次
【本記事でお伝えする結論】
”部屋探しで失敗しない”ポイントとは?
1.部屋探しにおいて一番重要なこと

賃貸部屋探しにおいて一番重要となる点とは、優先順位をしっかりと決めることです。
大手賃貸検索サイト等を利用すると、希望条件を入力することができるため、短時間で希望条件に合った部屋をピックアップさせることができます。
ただ希望条件を入力したのに「家賃帯が合わない」「周辺にコンビニなどがない」等といった問題は確実に出てきてしまいます。
そんな時は「優先順位を少しだけ緩和」すると希望条件に合致する部屋は見つかるはずです。
例えば、間取りや専有面積が同じであっても「急行停車駅と各駅停車しか停まらない駅」とでは、利便性が異なるため家賃が数万円違うことはよくあることです。地方都市で言えば、市街地より郊外/築浅よりリノベーションした築古を選んだ方が、家賃帯を抑えることができます。
ちょっとしたコツではありますが、これを覚えておくだけでもお部屋探しがラクになります。
▶詳細に関しては、過去記事をご覧下さい。
▶お部屋探し全般に関する情報は、過去記事をご覧下さい。
2.前家賃を簡単に抑えるコツ

契約する前にお部屋を紹介してもらった仲介会社に、初期費用を支払うことになります。
初期費用は物件ごとで設定が異なっているため、どのくらいの費用が発生するかは一概に言うことはできません。一般的には家賃4~6か月分の費用が発生すると言われています。
一部仲介会社では「分割対応を可能としたクレジット決済」ができるものの、大多数の仲介会社は指定口座に一括送金を求めている所が多いです。
初期費用の中でもウエイトが大きい項目が「前家賃」です。
前家賃とは、初期費用の中に含まれている「当月分と翌月分の家賃」のことを指し、契約時に2か月分の家賃を先払いしなければなりません。
(契約後の家賃発生は、入居後3か月目からとなります(ただし契約内容によって差異はあります)
実は誰でも簡単に前家賃を抑える方法があります。それは契約日を月末設定にすることです。
当月分の家賃は「日割り計算」にしている物件が多いことから、契約日を月末にすることで当月分家賃を抑えることができます。お部屋申込を「月初~月中」にしていただき、担当者に契約日を月末にしてほしいと伝えてもらえると、対応してくれる可能性は高くなります。
▶賃貸前家賃に関しては、過去記事をご覧下さい。
【過去記事】前家賃とは?前家賃を節約できるテクニック方法とは?
3.害虫駆除オプションは必要?

初期費用の中にはオプション設定がされているものがあり、その中に害虫駆除サービスがあります。
同サービスは入居前に専用薬剤を散布することによって、入居後の害虫対策をしてくれるものです。
害虫駆除を依頼する場合、約2万円位の費用が発生してしまいますが、薬剤散布ぐらいならば市販のものを使えばコストカットできることから害虫駆除サービスはいらないと考えている方が一定数います。
ただ、業者さんによる害虫駆除を入居前に行わないと、入居後に害虫が出現する可能性が極めて高くなり、正直快適な暮らしをすることは難しくなってしまいます。アレルギー症状がある方以外は害虫駆除はしておいた方がベストです。
▶入居前の害虫駆除に関しては、過去記事をご覧下さい。
【過去記事】入居前の害虫駆除は、バルサンより専門業者がおススメ。
4.インターネット無料物件はオトク?

お部屋探しをされている方の中には、インターネット無料物件に入居したいと考えている方は多いはずです。
インターネット無料物件とは、入居後すぐにインターネットが利用できる状態の部屋のことで、さらに毎月発生する使用料も無料となることから、ランニングコストを抑えたい方にとっては一石二鳥の部屋といえそうです。
ただし、インターネット無料物件は「一つの回線を複数の部屋で共有」していることから、通信速度が一切保証されません。さらに家賃もしくは共益費にインターネット使用料金が上乗せされていることを踏まえると、インターネット環境を最重視している方にとっては、あまりおススメはできません。
▶インターネット無料化に関しては、過去記事をご覧下さい。
5.防音性について

賃貸物件におけるクレームで最も多いのは、ダントツで生活音問題。
特に上下階からの生活音に関する相談が多いと、管理会社担当者が教えてくれました。生活音問題に関しては、築年数/構造躯体関係なくどの物件でも発生しやすくなります。
防音性が最も優れている分譲マンションでさえ、生活音問題が発生していることを踏まえると、防音性に優れている物件などは存在しないのではと、思う方もいるはずです。
ただ物件管理の質が高い物件ほど、生活音トラブルは発生しにくいのですが、お部屋探しをする際に…
以前入居していた方の退去理由を確認
生活音トラブルが発生しやすい物件なのか、内見時に確認
ごみ置き場が汚いかどうか確認
することによって、住みやすい物件かどうか判断することができます。
▶防音性に関しては、過去記事をご覧下さい。
6.内見はオンラインの方がいい?

新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、数年前からオンライン内見ができるようになったことで、お部屋探しがより身近なものになりました。
オンライン内見を希望すると、仲介担当者が現地物件に行って撮影しながらお部屋説明をしてくれることから、自宅にいながら部屋の様子を確認することができます。
ただオンラインでは室内の奥行を把握することができないため、自分が思っている部屋の大きさと違うことが予想されます。可能であれば現地見学されることをおススメします。