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初期費用なし物件は、おススメできません。


賃貸物件に入居する時、敷金や礼金などといった「初期費用」を契約先の仲介会社に支払わなければ、入居することができません。エリアや管理会社、築年数によって「初期費用の総額」はまちまちとなっていますが、山梨県の賃貸業界の場合、初期費用の平均は「家賃4か月分」程度と言われています。


入居時にある程度のお金を用意しなければならないことは、お客様にとってはあまり歓迎されない事。ただ、お金を支払わなければ入居ができない以上、仕方がなく支払っている方の方が多いと思いますが、ただ近年では、入居時に支払う「初期費用が無料」という物件も少なくはありません。



初期費用が無料物件とは、文字通り入居時に発生する「初期費用」が無料になるので、賃貸物件を探されている方にとっては、魅力的なサービスと言っても過言ではありませんよね。


ただ初期費用が無料になる物件は、正直言っておススメはできません。というより、場合によってはお客様にとって「不利になる可能性」が高くなる可能性が高くなります。



初期費用が無料となる物件の多くは、本来支払うべき初期費用の総額(月割り)を、月々の家賃に上乗せしている場合が多いです。また、短期間で退去されてしまうと「大損」になってしまいますので、一定期間内で退去された場合には、違約金がついている可能性が高くなります。


例えば家賃6万円のお部屋を借りられる場合、初期費用を支払っていれば、毎月の家賃は当然6万円ですが、これが初期費用が無料物件の場合、6万円+初期費用の総額の月割り分が加算されるので、結果的には数万円多く支払うことになります。事実上の家賃値上げと同じです。


こうなってくると、もし初期費用が無料物件を探す場合には、初期費用の月割り・上乗せ分を含めた家賃設定をしなければならず、結果的にはワンランク下の物件に住まないといけないことになります。また少しでも家賃軽減を図るためには、一定期間以上の入居をしないと割に合わなくなるので、損をしてしまう可能性が高くなります。



初期費用が完全に無料になることは、まずありえないと思ってもらった方がいいのかもしれませんね。



今日も最後までブログを読んでいただきまして、ありがとうございます。



#初期費用無料



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