top of page

賃貸初期費用は、契約前に支払うことが大前提。


賃貸物件に入居する時には、100%の確率で初期費用を支払わなければなりません。

物件や管理会社などによって、初期費用の設定が異なっているため、物件ごとで初期費用の金額は大きく異なってきますが、一般的に賃貸の初期費用は、家賃5か月分位はどうしても掛かってしまいます。


賃貸の初期費用はルールがあり、賃貸借契約をする前に支払わなくてはならないことから、事前に初期費用分を準備しておかなくてはなりません。


ただまとまったお金がないと、初期費用を支払いたくても支払うことができないので、契約自体に影響を及ぼしてしまいます。もし初期費用の支払いが難しそうになった場合、どのような対応をとればいいのでしょうか?


 

目 次

1.事情を話せば、多少は待ってもらえる

2.クレジットカード支払いOKのところもある

3.フリーローンなどを活用する

4.築年数が古い物件においても、初期費用はそれ相応に発生する

5.まとめ

 

1.事情を話せば、多少は待ってもらえる

賃貸に入居する際に発生する「初期費用」に関しては、仲介会社が指定した期日までに「指定された口座」等に送金しなければなりません。


初期費用の中には、当月分と翌月分の家賃を先行して支払う「前家賃」が含まれていることから、契約日=家賃発生日にしているところでは、期日までに着金が確認できなければ、賃貸借契約書を作り直さなければなりません。


場合によっては、仲介会社側から「契約自体を断られる」ことも予想されます。


もし、期日までに初期費用の支払いが難しい場合には、必ず仲介会社に連絡して下さい。正当な理由であれば、数日間ぐらいなら待ってもらえる可能性は大。



2.クレジットカード支払いOKのところもある

クレジットカード支払いOKのところもある

一部の管理会社・仲介会社では、初期費用の支払いに関して「クレジット支払OK」のところもあります。


クレジット支払が認められていると、分割支払いも可能となることから、今現在手元にお金がない方でも、安心して支払うことができますよね。分割回数が多くなってしまうと、手数料が発生してしまいます。


なお、賃貸業界ではクレジット支払をOKにしている所は、正直それ程多くはなく、半数以上の所では「指定口座に送金」をお願いしている場合が多いので、その点は注意が必要です。



3.フリーローンなどを活用する

初期費用のクレジット支払に対応していない仲介会社においては、期日までに仲介会社が指定する口座に「送金」することになります。


この場合、分割支払いなどは認めていないケースが多く、原則としては一括支払いとなります。


もし支払いができなければ、契約自体が流れることになりますので、どうしても入居したい方で、現在初期費用を支払うお金がない場合には、知人からお金を借りるか、もしくはフリーローン的なものを利用するしか方法はありません。


フリーローンを利用される場合には「金利の発生」「限度額」に気を付けないと、返済することが難しくなってしまい、生活が苦しくなってしまう恐れがありますので、その点は注意が必要です。



4.築年数が古い物件においても、初期費用はそれ相応に発生する

築年数が古い物件においても、初期費用はそれ相応に発生する

賃貸初期費用に関しては、築年数関係なく一律で発生しているものであることから、築年数が経過した物件においても、ある程度の費用は発生しています。


ただ、少しでも初期費用を抑えたいのであれば、下記対応物件に入居されることをおススメします。


①フリーレント

フリーレントとは、家賃部分のみが一定期間無料となるもので、フリーレントがついていることによって、初期費用の中に含まれている「前家賃の家賃部分」が相殺されるので、結果的に初期費用を抑えられる効果が期待できます。


なお、フリーレントが設定されている物件においては、短期間で解約されないように「違約金」が設定されているので、その点は注意が必要です。


②敷金・礼金無料物件

初期費用を抑えたいなら、敷金・礼金が無料物件に入居されることをおススメします。

築年数が浅い物件では、敷金・礼金が両方もしくは片方に設定されているケースが多いのですが、築年数が経過している物件では、敷金・礼金が無料となっている所が多いです。


礼金は、オーナーさんに支払う「入居謝礼金」の要素が強いものなので、礼金なしの物件は、オトク度が高いのですが、敷金無料物件については、1点だけ注意が必要です。


敷金が無料ということは、退去時に発生してしまう「室内クリーニング費用」「入居期間中に発生した借主責任における破損や汚損」に対しては、敷金相殺ができないので、退去費用が高くなってしまう場合が出てきます。


③契約日を月末にしてもらう

これは裏ワザですが、初期費用の中に含まれている「前家賃」とは、当月分と翌月分の家賃を先払いすることを意味していますが、当月分の家賃は、月の途中から発生するものであることから「日割り計算」となります。


つまり、契約日=家賃発生日が同じの場合、契約日を可能な限り「月末設定」することができれば、当月分の家賃を抑えることができます。


究極的な初期費用削減方法は、契約日を月末にしてもらい、フリーレント付き物件に入居すると、前家賃をさらに抑えることができるので、とってもオトクになります。



5.まとめ


賃貸初期費用は、家賃4~5か月分となってしまうことから、家計にとっては頭が痛いところですが、ただ原則的には一括支払いとなることから、もし初期費用を抑えたいのであれば、築年数がある程度経過している物件に入居するしか、方法はありません。


また、初期費用の支払いに遅れてしまうと、最悪契約自体が取り消しになってしまうので、その点は注意が必要です。



bottom of page