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家賃滞納するとブラックリストに掲載されてしまうの?


一般的に、税金やクレジットカードの支払いを「滞納」してしまうと、差し押さえや俗にいうブラックリストに掲載されてしまい、滞納した分を支払えばまだいいのですが、そのまま放置しておくと、差し押さえられた財産が没収になったり、一定期間クレジットカードが使えなくなるので、日常生活において支障をきたしてしまいます。


実は家賃滞納を繰り返していた、または家賃滞納をし続けると、ブラックリストに掲載されてしまう可能性が非常に高く、不動産管理会社は「ブラックリストに掲載」されている方の入居を警戒する動きがあり、審査に厳しい管理会社では「入居拒否」の判断を下すところもあります。


どうして、家賃滞納してしまうと「ブラックリスト」に掲載されてしまうのか?また掲載されてしまうと、今後賃貸物件を借りる場合、どのような支障をきたしてしまうのかについて、お伝えしていきたいと思います。


1.家賃保証会社の普及によって、信用情報を確認することができる

家賃保証会社が普及する前までは、契約する際に「連帯保証人」を必ずつけなければ、契約することができませんでした。


管理会社及びオーナーさんは、入居者様が万が一「家賃滞納」した場合、当然ながら「回収」しなければなりませんが、ご入居者様が家賃支払いができなければ、誰に請求すればいいか途方に暮れてしまいますよね。


その時連帯保証人に、未払い家賃を請求すれば「一件落着」と思われますが、ただ管理会社やオーナーさんが、連帯保証人の方に対して「未払い家賃の支払いを請求」しても、連帯保証人が「返済能力がない」方だと、これ以上のことはできません。


法律上、連帯保証人は借主の債権返済義務を負うことになっていますが、法的に債権回収をする場合には、連帯保証人に対して「資産差し押さえ」裁判をしなければなりません。ただ裁判になると、物件所有者であるオーナーさんが、裁判費用を出さなければならず、また裁判に勝訴した所で、回収するべきものがなければ、オーナーさんが泣き寝入りをしなければなりませんでした。



近年では大手管理会社物件では、契約時に管理会社が指定する「家賃保証会社」に加入することを必須としていますが、家賃保証会社を利用することによって、今までではわからなかった「家賃滞納」や「クレジットカード滞納」などの信用情報が、家賃保証会社を通じてわかるようになり、滞納しそうな方の入居を断ることができるようになったので、家賃滞納リスクが今までと比べると、格段に下がりつつあります。