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賃貸浴室における効果的なカビ対策とは?

賃貸物件では、退去時に原状回復が求められるので、退去する際には「入居した時」と同じ状態に戻さなくてはなりません。


ただ長期入居してしまうと、入居時と同じようにすることは難しく、どうしても経年劣化が発生してしまうので、場所によっては「カビ」等が生えやすくなってしまいます。


カビが生えやすくなってしまう場所のひとつに、浴室が挙げられます。

賃貸物件の浴室は、基本的に「窓が設置されていない」ケースの方が多いので、しっかりと対策をしておかないと、当然ながらカビが発生してしまいます。


6年以上入居された場合では、浴室にカビが多少発生していても、通常使用の範囲内として対応される可能性(ただ状況によっては、善管注意義務違反になるものもありますが)があるものの、入居年数が6年以内で、浴室にカビが発生してしまうと、退去時に借主負担で原状回復を行わなう必要があります。


では、賃貸浴室において「効果的なカビ対策」とは、一体どのようなモノなのでしょうか?


 

目 次

 

1.浴室カビ対策の基本は、換気

浴室カビ対策の基本は、換気

賃貸浴室におけるカビ対策の基本は、とにかく「浴室内の換気」を常に行うことが原則です。


これはよくあるケースなのですが、入浴中は「換気扇」を回される方が多いものの、入浴後「換気扇を回さずに、浴室ドアを閉める」「換気扇を回さずに、浴室ドアをあけっぱあなし」にされる方が、意外に多いですが…


浴室内において、湿気が多い状態が続いてしまうと、空気中にはカビ胞子が浮遊しているので、カビが発生してしまう要因を作ってしまうので、理想的なのは…

  1. 浴室換気扇は、24時間つけっぱなしにし、浴室ドアを閉めておく

  2. 入浴後、お風呂のフタを閉める/お風呂のお湯を捨てる

  3. 浴室の壁や床に付着している水滴を、タオルなどで拭き取る

ことによって、カビが生えてしまう要因を作りにくくしてくれるので、意外と効果的です。


カビを放置したままにしておくと、退去時において「原状回復費用が発生」してしまうことはもちろんですが、「カビによるアレルギー症状」が発生してしまうリスクがあります。


どちらにしても、カビがあることによって「マイナスでしかない」ことから、日頃から換気を徹底することが、何よりの予防策と言えます。



2.定期的に、カビキラーなどを使って掃除

定期的に、カビキラーなどを使って掃除

賃貸の浴室は「システムバス」になっていますが、壁のつなぎ目部分には「コーキング」と呼ばれる「白色のパッキン」みたいなものが施工されています。


賃貸物件において、カビが付着しやすい場所は「コーキング」「壁」「天井」が多いことから、まずはカビが発生しない環境(先程ご紹介した換気対策)を作ることと、定期的に「カビキラー」等の市販のカビ取り剤を使用し、掃除をすることによって、さらにカビが生えにくい環境を作ってくれます。



3.排水溝周りの掃除も忘れずに

排水溝周りの掃除も忘れずに

意外な落とし穴として、「浴室排水溝周りのパッキン」が掃除をされていないケースがあります。この部分はどうしても「見逃してしまう」可能性が高くなりますので、カビキラーを使用する際には、ぜひこの部分も忘れずに行うようにしてください。


また、浴室排水口付近は、「髪の毛やせっけんのカス」が溜まっているので、正直掃除をするのが嫌だと思う人もいるはずです。


ただ掃除を全くしないと、場合によっては「それが原因で下水を詰まらせてしまう」可能性があり、これは実際に他社物件で起こってしまったことですが、洗濯機置き場の排水溝を、全く掃除しなかったことによって、漏水が発生し、漏水が発生してしまった箇所が「最上階(4階建ての4階)」だったので、1階の部屋まで漏水被害が出てしまったとのこと。


万が一このような原因で、漏水事故が発生した場合には、お客様の過失=善管注意義務違反となってしまうので、お客様の方で修繕費用を負担してもらうことになります。

(ただし、この様なケースでは、家財保険の対象となる可能性が高いです)



4.換気扇が壊れた場合、至急管理会社に連絡

換気扇が壊れた場合、至急管理会社に連絡

浴室換気扇を含む「賃貸設備」に関しては、消耗品であるので「時間の経過と共に劣化が進んでしまう」ことから、場合によってはご入居中に「設備不良を起こしてしまう」可能性が出てきてしまいます。


浴室換気扇の場合、「カラカラカラ」「カカカカ」という異音が聞こえた時には、恐らくモーターの軸ずれが原因であることから、交換のタイミングとなります。


少なくとも普段聞きなれないような音が聞こえた場合、明らかに換気扇内において不良が発生していることは事実であることから、もし異音が聞こえた時には、すぐに管理会社に相談して下さい。




5.まとめ

いかがだったでしょうか?


賃貸浴室におけるカビ対策としては

  • 24時間浴室換気扇はつけっぱなし+浴室ドアを閉める

  • 入浴後は浴室ドアを閉め、換気扇はつけっぱなし

  • 可能であれば、入浴後「壁などに付着」した水滴を拭きとる

  • 定期的カビキラーを使って掃除を行う

上記のようなことを行うだけで、カビの発生を予防することができます。


少し面倒かもしれませんが、退去費用のことを考えれば、対応したほうが絶対にいいはずですので、もし今まで浴室換気対策が不十分であった方は、今日から実践されると、結果は全く違ってくるはずです。

 

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#浴室

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#カビ対策

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