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賃貸更新書類をうっかり忘れてしまった。この場合、契約はどうなるの?


通常の賃貸物件の契約期間(普通借家契約)は、2年となっていますので、もしこのまま住み続ける場合には更新手続きを行う必要があります。


更新時期の2~3か月前に、管理会社から「更新手続きに関する書類」が郵送されます。

必要事項を記入の上、更新料が発生する物件の場合は、書類提出+更新料を支払うことによって、契約期間がもう2年延長となります。


本投稿は「更新書類を出し忘れ」てしまい更新手続きができなかった場合、契約自体はどうなるのかについてお伝えいたします。



 

▼目 次

1.法定更新され、契約自体は有効

2.更新料に関してはどうなる?

3.退去日が更新日のすぐ近くの場合は?

4.まとめ

 

【本記事でお伝えする結論】


"契約更新で重要なポイント”

1.法定更新され、契約自体は有効

法定更新され、契約自体は有効

一般的に更新時期を迎えた方の中でそのまま住み続ける場合には、管理会社から送られてくる「更新書類」に必要事項を記入し契約手続きを完了させますので、更新手続きを忘れてしまう方はごく少数です。


借主と貸主双方が「契約書類」に関して合意=更新することを「合意更新」といいます。


一方で、借主と貸主のどちらか契約に関して「合意」することができなかった場合や、また更新手続きを忘れてしまい更新日を過ぎてしまうと、これまでの契約内容と同じ条件のまま、契約自体が自動的に更新されます。これを「法定更新」となります。


法定更新に切り替わると「契約期間は定めがないところ」となることから、更新料の支払い