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賃貸入居審査の時、カードローンの借入をしていた場合、審査に影響が出てくるの?


近年においては、大手管理会社物件はもとより、街の不動産屋さんが管理している物件においても、入居時に「管理会社指定の家賃保証会社に加入」することを入居条件にしていることから、家賃保証会社も入居審査に加わり、審査に通過しなければ、入居することができません。


保証会社審査においては、過去に「家賃滞納歴」「強制退去歴」がないかどうか、また収入的に家賃を支払える能力があるのか、また勤続年数や雇用形態なども、よく確認されますが、ただ現在「カードローン」を利用している場合、「保証会社審査に引っかかってしまうのでは?」と心配になってしまう方もいるのではないでしょうか?


今日のブログでは、カードローンを利用されている場合、審査に通るのかどうかについて、お伝えしていきたいと思います。


 

目 次

1.カードローンを利用していたとしても、審査に影響なし

2.カードローンで審査に落ちる最大の理由は「滞納」

3.審査に落ちても、実は抜け道はあります

4.まとめ

 

1.カードローンを利用していたとしても、審査に影響なし

プロミスHPによると、カードローンの利用率は全人口の9%ぐらい、また利用目的で最も多いのは「将来の臨時収入や、収入増加などを見込んだ支出の先取り」が理由であることから、カードローンを利用している方は「計画的に利用されている」方が多いと言われています。


カードローンはあくまでも「一時的な借り入れ」であることから、このことによって入居審査に不利になるようなことはありません。



2.カードローンで審査に落ちる最大の理由は「滞納」

カードローンで審査に落ちる最大の理由は「滞納」

カードローンを利用されている方において「過去に滞納歴」があると、入居審査に落ちてしまう可能性が高くなります。


家賃保証会社には、大きく分けて3つのグループがあります。

・独立系:管理会社独自で運営している保証会社。信用情報確認はできない。

・信用系:保証業協会に加盟している保証会社。信用情報は確認できる

・信販系:信販会社が運営している保証会社。信用情報は確認できる。


カードローンで過去に滞納歴があった場合で、入居審査において落ちてしまうのは、信販系の保証会社のみとなります。


信用系と信販系の保証会社は「信用情報を確認」することができますが、信用系の保証会社における信用情報は「協会内に所属している保証会社を利用していた借主が、過去5年間の間に滞納・強制退去履歴」があった場合のみで、クレジットカード滞納などの履歴に関しては、確認することはできません。


一方、信販系の保証会社では、クレジットカード/カードローン滞納歴があると、その時点で信用情報機関に掲載されることから、管理会社が「信販系の保証会社」を利用していた場合、一発で確認することができ、滞納事実が分かった時点で、入居審査に落ちてしまう可能性が高くなります。



3.審査に落ちても、実は抜け道はあります

審査に落ちても、実は抜け道はあります

カードローン滞納の理由によって、保証会社審査に落ちてしまうと、その時点で入居することはできなくなってしまいます。


ただ仲介会社では、複数の保証会社と代理店契約を結んでいるため、万が一信販系の保証会社審査で落ちたとしても、信用系の保証会社に「再審査」をかけて、こちらで特に問題がなければ、こちらの保証会社を利用する=入居審査を通すことになりますので、ご安心ください。


なお、1回目の保証会社審査で落ちてしまうと、管理会社においては「入居審査に慎重」にならざるを得ません。仮に家賃を支払える能力があったとしても、過去に滞納をしたという事実は消すことができないので、本当に入居させてもいいかどうか、入居審査は慎重にならざるを得ません。(状況によっては管理会社審査で落ちることもあり得ます)



4.まとめ


保証会社審査に落ちたとしても、仲介会社においては、別の保証会社を利用して再審査をかけて、そちらで問題がなければ、管理会社審査に回しますが、ただ管理会社では、たとえ保証会社を利用していたとしても「滞納歴」がある方には、入居審査は慎重になってしまいます。


滞納しただけで、ここまで不利になるということについて、実はお部屋探しをされている方の殆どは、その事実を知らない方が多いので、賃貸の家賃も含め「滞納」だけは決してしないように、気を付けてください。


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